アート・文化全般

春らしい話題 いろいろ

みなさん、こんにちは。 今朝はびくびくしていましたが、北朝鮮の弾道ミサイルは失敗だったとかで… ふう~っ。 でもいつまで不安が続くのでしょうか。 で、今日はなにか楽しい話題をつらつら書き連ねたいと思います。 1.白いリス In Bazel is de eerste wi…

スカート男子におくる応援歌 -2-

スカート男子の第二弾。 え?と思う方、去年も書いていますので。(きれいな写真がいっぱいです) cenecio.hatenablog.com 日本ではきっと肩身が狭いであろうスカート男子。 私も以前、上野近辺で何度か見かけたスカート姿の青年のことが気になる。セーラー…

漫画家谷口ジロー氏へのオマージュ (パリ国際ブックフェア)

忘れてしまうので取り急ぎ。間もなく開催の、パリ国際ブックフェア(サロン・ド・リーブル)で、先日亡くなった谷口ジロー氏を追悼します。 谷口 ジロー(1947年8月14日 - 2017年2月11日)鳥取県出身。多臓器不全により死去。満69歳没 1か月前のあの日2月11…

ひと・もの・ときをつなぐ魔法 ルリユール-3-

ルリユールは今日で3回目。 初めていらしたかたは、1と2を読んでからの方がわかりやすいと思います。 紙の発明→グーテンベルグの活版印刷→印刷出版業 とくるわけですが、フランスでは、ルイ14世が印刷と製本を完全な分業にしたため、製本術が独自かつ華麗…

『ルリユールおじさん』-パリの製本職人と少女のお話ールリユール-2-

絵本『ルリユールおじさん』 いせ ひでこ (著) 大型本: 56ページ 出版社: 理論社 (2006/09) 絆 ・LIENS 写真は上が原書。2006年発行、そして2007年にはフランス語版(下)が出た。絵本で日本→仏語訳が1年というスピードは異例と言ってよい。 もっと驚いたの…

工芸製本 めくるめくルリユールの世界-1- 

今日はヨーロッパの製本ルリユールの話です。 実はルリユールについては前にもちょっと触れているので、お暇なときにでも過去記事、読んでくださいませ。なぜ和紙が出てくるのか、フレディ・マーキュリーが和紙とどんな関係があるのか、とっておきのネタです…

猫好きのみなさん、猫の日おめでとう &マニアックなオランダ人猫画家

猫の日おめでとう 「涅槃まで百万歩」の横チンさま 今日は猫の日だということで、ミーさん画像を載せてくださいました。 こちら 新宿区市谷田町 麺屋いまむらの豚骨魚介つけ麺大盛!!! - 涅槃まで百万歩 横チンさまとは行動範囲が半分くらい重なるので、時々…

タンポポの綿毛の飛んだところ『この世界の片隅に』熱烈応援中 追記:アヌシー国際アニメーション映画祭 長編部門の審査員賞に輝く㊗

みなさま、映画もうご覧になりましたか。 熱烈応援 フランスでも 過去ログ(封切り前、記事を2本書いたことがあります) 『この世界の片隅に』 記憶の器として生きる-1- - ベルギーの密かな愉しみ België-fan 『この世界の片隅に』 記憶の器として生きる -2-…

『この世界の片隅に』 記憶の器として生きる -2-

先日の第29回東京国際映画祭で 『この世界の片隅に』上映後、イギリス、フランス、ドイツ、メキシコ、南米諸国をはじめ世界14か国で公開されることが発表された。 声優初挑戦の、のんさん(能年玲奈から改名した「あまちゃん」のこと)もどんなにか嬉しいだ…

文化侵略からオタク文化の受容 -7(終)-  交流する漫画家・BD作家たち 

浦沢直樹とフランス マンガを全く読まない人に浦沢直樹(1960年1月2日ー)をひとことでどう紹介するか。日本の漫画界においてトップランナーの一人、そして手塚治虫の跡を継ぐ者、といったところだろうか。華々しい漫画賞の受賞歴を持ち、手塚治虫文化賞大賞…

文化侵略からオタク文化の受容 -6- マンガの翻訳(日本語→仏語)

先週はベルギー色の一週間だった。 今年2016年は、日本・ベルギー修好通商航海条約が締結され、日本とベルギーが外交関係を樹立してから150年、という記念すべき年なのだ。それで春から(テロ事件発生にもめげず)数多くの行事が両国で開催されている。 ベル…

文化侵略からオタク文化の受容まで -5- 影響しあう作家たち

前回の続きです。質問をいただき、自分の説明の仕方が悪かったなと思いました。お答えしながら進めます。 宮崎駿はメビウスの作品を見て、1980年ころ大ファンになり、のちにメビウスも宮崎を尊敬するようになり、二人は固い友情で結ばれました。そしてついに…

文化侵略からオタク文化の受容まで-4- 宮崎駿とメビウス

アニメといえば日本なら宮崎駿でしょ。 メビウス と宮崎駿 もちろん、かの歴史ある『カルピスこども名作劇場』や『ハウス食品・世界名作劇場』のTVアニメ群も、かつて子供たちだった私たちの心に根をおろしているけれども、日本で「好きなアニメ作品は?」と…

文化侵略からオタク文化の受容まで -3- 日本アニメ育ちが吹き込む新風「キューン」

鳥取県、とくに三朝(みささ)町のかた、激しく情報求む!!(あとでわかります) 1. 『聲の形』(こえのかたち)A Silent Voice。大今良時 2.『予告犯』(よこくはん)フランス語のタイトル:Prophecy 筒井哲也 目次 1.胸キュンのKI-oon(キューン)出…

文化侵略からオタク文化の受容まで -2-  マンガの時代

フランスにおける日本のサブカルチャーの広がりについて、最初に渡仏した1975年から2016年現在までの40年を、個人的にふりかえる試みです。見聞きしたことは多分に狭い範囲のものであり、無知ゆえの誤解や記憶違いなどあるかもしれませんが、ご指摘いただけ…

文化侵略からオタク文化の受容まで -1-日本アニメ・追記:Japan Expo2017小林七郎・須田 正己ほか

前回の記事に関して寄せられた質問への答えと、私の雑感、いわゆる「隔世の感がある」この40年について述べてみたい。 目次 1.鉄腕アトムはどうなの? 2.スポーツもの 3.文化侵略ー日本アニメが9割独占 4.「ドロテ・クラブ」幕引き 追記:Japan Ex…

フランスで視聴率100%だった日本アニメ・永井豪 追記:仏アヌシー国際アニメーション映画祭で『マジンガーZ』上映&嶋星光壱

恐るべき視聴率 フランスにおける日本アニメと漫画事情、あくまでも当時住んでいた範囲内のことがらに限られてはいるが、思い出を記事にしたことがあった。 cenecio.hatenablog.com cenecio.hatenablog.com そのときマミーさんがせっかく そういえば、フラン…

スティングはホントいい奴 &りゅうせい君のベルギーデビュー

今日は軽い楽しめる話題です。 LeSoir紙 - いつも読んでいるベルギーのフランス語新聞。 これを読んでいるとベルギーのニュースのほか、フランスの話題がしょっちゅう出てくるので一挙両得。先日、スティングがフランスのTVのバラエティーに出ているのを発…

お別れ トゥーツ(Toots Thielemans)と ベラ・チャスラフスカ(Věra Čáslavská)

トゥーツ・シールマンス Toots Thielemans(1922~ 2016 ) ベルギーのジャズマンが8月22日に亡くなった。人間国宝とも伝説とも言われ、世界中の人に愛され、オバマ大統領も弔意を表した、ジャズ・ハーモニカ奏者。94歳だった。先日、国葬級の葬儀がしめやかに…

藝祭の神輿パレードと 指を売る店

残暑のころ、それとも晩夏というべきか。トンボが飛び交い、風も心地よくなるこの時期に、決まって訪ねるところがある。それは上野の東京芸術大学の学園祭である。 (音楽学部の入り口。みこしが見える。パレードの準備をしている朝10時ころ) 身内に出身者…

ムーミンから アヒルまで

みなさんはこの週末、Pokémon Goで大盛り上がりなのでは? うちもちょっとだけ、といっても子供がやっている。(一番下に写真を一枚貼り付けてあります) 私は先日マミーさんからいただいたコメントによって、ムーミンの「スイッチ」が入ってしまい、いま頭…

芭蕉の蛙とムーミン

www.tomotrp.com 上記は言及したくてブックマークしていた記事です。 今日はあうすどいちゅらんと(aus Deutschland)ブログからお借りした記事、 3本立てでいきます。tomotomotrpさん、ありがとうございました。 (勝手に抜粋させていただきますね) 複数形 …

赤い亀から漫画アイまで

カメキチさん、いきなり驚かせてしまい、申し訳ありません。映画の宣伝です。 今日は気になっていることを箇条書き的に。 目次 1.映画 レッドタートル ある島の物語 2.天皇陛下のご意向 3.公立図書館 貸出有料に? 4.ルイ・ヴィトンの漫画アイ 5.…

フランスの子どもたちを日本アニメオタクにした番組 (セーラームーン・ドラゴンボール)-2-

昨日、一回で書ききれなかったので、その続きです。 フランスにおける、日本のアニメ・漫画熱はすごい。昨日話題にした『Candy』で育った世代は現在親になり、小学生や中学生の子供がいるわけだが、この子たちがまたすごい。親からじかに学ぶからだ。二世代…

アニメソング Candy~Sailor Moon-1-

『キャンディ♥キャンディ』見たことありませんけど、それが何か? ええ、もちろんです『ベルサイユのばら』も読んだことがありませんよ。変ですか? (フランスの広告。1995年) …とまあ、日本でもヨーロッパでも肩身の狭いセネシオです。しかし知っている漫…

ネロはルーベンスになれたかー「フランダースの犬」をめぐって

皆さんの多くがなじんでいる物語「フランダースの犬」を取り上げてみる。私はこの「国民的アニメ」を見ていないため、みなさんと思いを分かち合うことができない。 『ムーミン』は見たのだが、そのあとに来る一連のアニメ作品『アルプスの少女ハイジ』(1974…

ちょい足しアート・ポケモンGO・アングレーム国際漫画祭

いつも美しいお花とすてきな小噺を紹介してくれる、リチャード・ギアさん。 私は「おあにいさん」と呼んでいるが、ギアさんは笑いもギャグもお得意である。ダジャレの連発の不意打ちを食らい、ぶっ飛んだりもする。 でも、笑うと心がパッと明るくなり、固く…

猫が釣りをする通り・ モハメド・アリ追悼

モハメド・アリ追悼 モハメド・アリが亡くなって、昨日は多くの人が死を悼み、思い出に浸ったことだろう。(Muhammad Ali 1942 - 2016) Charles Trainor | The Beatles and “The Greatest”, Cassius Clay (Muhammad Ali) in the Ring, 1964 ボクシングはい…

ルリユール・私の製本(写真ブログより移動)+資料+世界一美しい本を作る男

オーソドックスなルリユール(製本)です。 3冊+おまけがあります!(^^)! ①半革角革装 背と角(仏:coin)に革を使う方法。 紙はマーブル紙。 本: L'amitié de stéphane mallarmé et de georges rodenbach. (préface de henri mondor. lettres et textes iné…

外国で出会うニッポン 絵文字の裏の意味

外国暮らしで出会うおもしろいニッポン。たいていはクスリと笑えるものばかり。 以前書いた記事、デスノート絡みの「キラ殺人事件」(*)のような衝撃的で恐ろしいものはめったにない。あっては困るし。 今日は「すしブームさいたまの謎」(**)みたいな…

ブリュッセル点描 

散歩の愉しみは毎日なにかしら発見があることだ。小さなことでも家や図書館でそれについて調べていくと、思いがけないことがわかり、驚くこともある。 今日はブリュッセル生活を通して、おもしろいなと思ったものを幾つか紹介したい。 目次 屋外エレベーター…

フレディ・マーキュリーと和紙・ルリユール製本

唐突なようですが、今日は和紙を見てフレディ・マーキュリーのことを思い出したので、そんな雑記です。 先月ブリュッセルの連続テロ(3月22日)があったあと、ベルギーの音楽ファンがひそひそ声で心配していたことは、 「Queenのコンサート、どうなるの?来…

ベルギーのかなしみ  壁絵とおしゃれな木(続き)

3月28日朝10時 証券取引所前 右の男の子の写真は数多くのメディアで紹介され、すでに有名だが、ブリュッセル市民がそれに応えて、左ににメッセージを書いている。 今日のライオン像 嫌ムスリム感情を助長させないように、けがをして入院しているベルギー人や…

ブリュッセル めくるめく壁アート

ブリュッセルの建物の壁にはよく絵が描かれている。ただの落書きも多いが、ベルギーを代表する漫画家の作品があちらこちらに飾られている。これもブリュセルッ子の自慢のひとつ。 漫画はベルギーではBDといって「アート」と位置付けられ、「漫画博物館」(*…

KIRA(キラ)がブリュッセルに現れた日 デスノート・ NARUTO 

「デスノート」の新作、今年の秋らしいですね。ノートが6冊ですって?わお~ わたし わ きら です 今日は、キラがブリュッセルに現れたという話をしたい。『DEATH NOTE』(デスノート)は、ご存じないかたのために簡単に述べておくが、『週刊少年ジャンプ』…

あの頃 ヨーコ・オノと…

Yoko at the Baltic 「あの頃ペニー・レインと」(原題Almost Famous)というアメリカ映画があって、今日のタイトルはそれをもじっている。 ちなみにブログタイトル「ベルギーの密かな愉しみ」だってお気づきだと思うけど「ブルジョワジーの秘かな愉しみ」(…

A 街角風景6. グラフィティの世界

散歩する門 時々方角を間違えて、反対方向に行ってしまうことがある。34番のバスで連れていかれた川べり、Gillisplaats。そこにあった凱旋門。De Waterpoortともいうし、 Porta Regia ともConinckxpoort とも呼ばれている。でも一番おもしろいのはアントウェ…

アントウェルペン エルスホットの街  

Willem Elsschot (1882-1960) ウィレム・エルスホットが生前家族と暮らしていた家を見にいった。1920年から亡くなるまで実に40年間住んだ家は、 Lemméstraatという小さな通りにある。閑静な住宅地だった。 どきどきしながら自分で見つけたかったのに、なん…

がっかりのMAS博物館&マイヤー・ファン・デン・ベルフ美術館の『悪女フリート』『キリストと姦通の女』など

MAS がっかりの博物館 なぜかとまず理由を述べる。 旧民俗学博物館(2008年閉館。下に詳しい説明があります)の所蔵品がこちらにあるというので、わざわざやってきたのである。ところが浮世絵10数点以外には他の展示はなく、どうやらお蔵入りになっ…

歌手ストロマエ・世界が羨むベルギー人 &初ブログ

Stromae ストロマエ ヨーロッパで最も影響力のある28人 (Stromae à Bruxelles, en juillet. MARC MELKI POUR "LE MONDE" 写真:フランス ル・モンド紙) アメリカのニュースサイト「ポリティコ」(POLITICO)が今月発表した「ヨーロッパで最も影響力のあ…