謎の建物
王立美術館地区のレストランへ行ったとき、遠くに見えるトゲトゲの、スーパーサイヤ人の頭みたいな建物が気になった。
裁判所だとわかってからは、建築家は誰?と気になるだろう。
パリのポンピドゥーセンターやロンドンのミレニアム・ドームを作った人だった。Richard Rogers。
一度近くで見なくちゃ、と晴れ上がった朝の時間に行ってみた。
Bolivarplaatsという広大な広場に立っている。それもそのはず、ここには昔の駅(現在、中央駅は別の場所)があったところだ。
トラムが階段の下に入った。建物にちょっと近づいてみる。
司法関係の人や警備員が忙しそうに歩いているので、これ以上先には行かない。
振り返ってみると
たくさんの線路跡が残っており、多くの列車が乗り入れしていたことがわかる。
真ん中と右の建物に寄ってみよう。
ここはカフェ。昔もカフェだったのだろう。上はホテルだったかも。
こちらもたぶんホテルで、しかも超豪華だ。名前はHet Zuid Kasteel「南の城」。
指定文化財になっている。
上から見たいので写真を借りてきました。
Gerechtsgebouw Antwerpen | Interbuild nv
古い葉書を探してみると。
左の建物が「南の城ホテル」。
当時の駅全景。
駅の食堂の葉書までみつかった。楽しい19-20世紀旅行だったな。
では以前の裁判所は?
時々トラムから見えていたあの巨大なのがそうらしい。
イギリス通り (Britse Lei)にある1877年建造の 裁判所。
( 巨大すぎて全部写らない)
以下、サイトから写真をお借りする。
素晴らしい!まるで宮殿だ。大切に保存されている。
あのサイヤ人頭のおかげで、たくさん勉強させてもらった一日だった。