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日本人は労働許可申請なしで働ける (*追記あり)

新聞・TV・ニュースまとめ オランダ

私も若かったらオランダで働いてみたかったな。

 

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http://www.volkskrant.nl/economie/vergeten-verdrag-geeft-japanners-recht-op-werk-in-nederland~a3824621/(オランダ語)

日本人は、オ ランダの労働市場で自由に賃金労働を行うことができるといっている。

 

簡単に説明しよう。

上の美しい日本庭園と茶室はオランダ、ロッテルダムにある松風館http://shofukan.nl/

だ。ここで2012年に賃労働した三人の日本人(大工さん)に対し、許可証を持たない労働は違法だとして、労働局が6万ユーロの罰金を科したのである(1ユーロ約130円)。

松風館側は、茶室を作る技能はヨーロッパ人にはないから、職人は日本から招聘する必要があったし、労働も短期間であった、と不服を申し立て、裁判に持ち込んだ。弁護士は100年前、つまり1912年に締結した日蘭通商航海条約を持ち出し、日本人はオランダにおいて最恵国待遇を受ける権利があると主張した。

 

最恵国待遇

最恵国待遇(英語 most favored nation treatment)とは、「差別を受けることなく公正な貿易や商取引などを保障するための重要な役割を果たし…(略)…1912年締結の日蘭通商航海条約が存在し、日本人はオランダにおいてオランダの最恵国の国民であるスイス人と同等の待遇を受け、オランダ人は日本において日本の最恵国の国民と同等の待遇を受けることとなっている。」(ウィキペディアから引用)

 

 最高裁の判決

オランダの最高裁判所は、日本人がオランダで働く際、労働許可を申請する必要はないとした。日蘭通商航海条約により、日本人はオランダ・スイス間協定(1875年)に基いて、スイス人と同様の待遇を受けることができる。スイス人は労働許可を申請する義務がないのだから、日本人にもないはずだ。

というわけで、みごと勝訴である。弁護士さん、グッジョブです!よくぞそんな古い条約を引っ張りだしてくれました。そんな条約が生きているなんてびっくり。

 

さあさ、みんなっ! オランダ語を勉強してオランダで働くの、どう?!

 

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茶道をたしなむTobiasさん(上記「松風館」のサイトから勝手にお借りした写真)

 

追記:このあと6月にこの件で下の記事を書いています。

オランダ・スイス間条約と日本・オランダ間の条約が無効になり、最恵国待遇条項がなくなりました。2016年10月1日施行と、読んだ記事にはありました。

cenecio.hatenablog.com

 

追記:2016年10月

ポートフォリオ・ニュース - 在オランダ日本大使館「労働許可、居住許可、起業許可に関するお知らせ」