萩荘とEXPO・谷中歩き・建物の保存について

萩荘(HAGISO 谷中3丁目)というアパートがこんな素敵な旅館になっていた。

(2月18日)

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建築家は宮崎晃吉氏。旅館、と書いてしまったが、それは正しくなくて「最小文化複合施設HAGISO」というのだそうだ。この建物、もとは14室の下宿で、風呂なし、トイレ共同だったが、その後世帯用にリフォーム。2004年から東京芸術大学の学生たちが住み始めた。地震を機に取り壊しの計画もあったが、宮崎氏がリノベーション企画を出して現在の形になったそうだ。氏いわく「建物と人との関係をまるっとデザインしてみたかった」。

宮崎氏の発想はユニークだ。町全体を一つの旅館に仕立てたいという。あちこちの空き家を宿にリノベして、朝食はHAGISOに来てもらい、風呂は銭湯の券を渡すのでそちらへ行ってもらい、おみやげは商店街で…。そう、まるっと!

 

おしゃれなHP!

hanare.hagiso.jp

 

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HAGISOの向かいには岡倉天心公園がある。公園から見たHAGISO。

 

 

谷中方面へ散歩

ベルギーで一か月。東京を留守にしたので、早速近くを歩く。この地域も変化は早い。

 

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諏訪台通りの長屋。諏訪神社の祭りにはよく来ていた。

昔ながらのたたずまいを残す四軒長屋である。右端は、以前芸術大学の学生さんたちが住んでいたと思うが、今は空き家みたいだ。

この長屋、いつまで存続するか心配なので、時々チェックしなくちゃ。

 

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おいしいラーメン屋さん「一力」。昔は何度も食べに来たけど、おじさん、元気でいるかな。

 

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誰もがたたずみ、覗き込む「初音小路」。昭和のたたずまい。

 

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カフェ間間間。古い戸がなんともいい味を出している。

 

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クリーニング屋さんの横の道。細い道が大好き。

 

 

冬の植物や樹木のたくましさにはいつも畏敬の念を抱いている。芽吹きはまだ今のところないけど、もう少しの辛抱だね。まるでアート作品。

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なんということはないのだけど、赤、青、黄色が鮮やかで、楽しい建物。空もみごとに真っ青だ。

 

 

EXPO エクスポとそのまま発音してください

アンティークショップ 台東区池之端4

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店内にデーンと消防車が!!店主さんの骨太ユーモア。

 というのも、こちらのお店「エキスポ」は、2年前不運にも火事で全焼したお店である。ニュースを聞いたとき、私も気になって見にいった。このまま辞めちゃうのかな、立ち直ってほしいな、どこか別の場所でやるのかな…複雑な気持ちで出入りする人達を見ていた。

しばらくして再び行ってみると、焼け焦げた物の中から救えそうな品々を洗って乾かしている。数人の仲間が集まったらしく、輪になって黙々と作業をしていた。

店主の鴻池さんは強い。一年後同じ場所で再開したのだから。消防車をどこかから見つけてきて、ど真ん中に置いた。だから周りにはあまりゆとりがない。それでも周囲の壁に棚を並べ、おもしろい商品がいっぱいだ。

消防車の後ろ側に、大阪万博グッズコーナーもちゃんと設けてあった。

この日は外国人観光客が買い物をしていた。上野から谷中に歩いてくる途中、おや、おもしろそうな店があるな、と覗いてみたのだろう。

 外はこのような構えだ。

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凄く残念なのはお向かいさん。風情があっていいお宅だったのに、瀬戸内のレモンをよく買っていたのに、取り壊すんだって。残念だな。

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思い出の一枚、撮っておいた。

こうした建物をゲストハウスにできないものかといつも歯がゆく思っている。

 

谷中をウロウロ 

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可愛い公衆トイレ。町のトイレの観察もなかなかおもしろい。

 

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とっても風情のあるお宅が並んでいる。ちなみに右隣はお寺。

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で、この日本家屋は猫グッズを扱っている。おばあちゃんがきれいに掃き掃除をしている。

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今はたまたま客がいないけど、週末はたくさんやってくる。

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 谷中ぎんざは昔とずいぶん変わった。生活感が薄くなり、観光客相手の店がどんどん増えている。これも仕方のないことなのかも。

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活性化は大事だもの。それに協力しているのは猫ちゃんたち。以前に比べて減ってはいるが。

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昔から変わらずあるのが「質屋のおぢさん」。

 

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線路の脇にいた猫。人間に慣れているらしく、寛いでいる。またね。

 

谷中 言問通り(ことといどおり) 建物をいかに保存するか。

私の好きな通り。

この辺は昔のたたずまいが残っている。通りの名前の由来は、ウィキペディアが詳しくてわかりやすいので、ここに引用する。

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言問橋に通じるため。言問橋の名前の由来は、平安時代六歌仙のひとりである在原業平の歌にもとづく。彼は古今集歌人の中でも一二を争う人気歌人であったが、不祥事が原因で都を離れ、当時湿地帯が広がる辺境だったこの地に左遷された。はるばると隅田川の畔までやってきた時に、鳥の名に託して都の恋人を偲んだという伊勢物語の故事から言問を転用したものと考えられている。
詠まれた歌
名にしおはば いざ言問はむ 都鳥 わが思う人は ありやなしやと

 

 

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カヤバ珈琲店。(上と下)

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大正五年に建てられた。昭和の味と風情と人情をとどめている。一度店主が亡くなったときに閉めたのだが、再開を望む町の人たちの協力で復活したといういきさつがある。

谷中のシンボル的存在なので、ずっとここにあってほしい。

 

もうひとつは旧吉田屋酒店。

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http://taitonavi.jp/enjoy_detail.html?no=321



以前は谷中6丁目で商いをしていたのだが、店を閉めたため、建物をこちらに移築した。非常に価値のあるものだから、大切にしてくれて嬉しい。

明治43年築で、江戸中期から明治時代にかけての典型的な商家建築である。

商家は店舗兼住居であるが、「だしげた造り」という、軒が大きく前に張り出しているのが特徴だそうだ。

現在は下町風俗資料館付設展示場」として、酒の販売に関する様々な資料を展示している。

 

スカイ・ザ・バスハウス SCAI THE BATHHOUSE 

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だからお風呂屋さんだと思うでしょ?前はね。

200年もの歴史をもつ「柏湯」が営業をやめたので改装して、現在は現代美術ギャラリーである。高い天井から入る自然光が美しいそうだが、私はまだ入ったことがない。

 

今日は古い建物を大切にする、地域の人々と行政の努力についてまとめてみた。

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