ベルギーの密かな愉しみ

しばらくの間 お休みします。

あれから一週間 &さよならブリュッセル

テロから1週間のブリュッセルのいちにち、

どんな様子かお見せしますね。

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写真:3月29日証券取引所前。

メディアが一斉にいなくなってすっきりと広くなっている。向かいのマリオットホテルから引き上げるクルーも見かけた。しかし建物裏側に、まだアメリカやドイツなどのTV局のワゴン車が残っている。

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テロ発生から1週間が過ぎ、8時には自主的に黙祷した。

上の光景も徐々になくなるのだろう。

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証券取引所近くのメトロ入り口。全線再開はまだ。

この写真を載せた理由は、建物の上のベルギー国旗だ。あれはコカ・コーラの宣伝用なのだが、テロ以降、素早く国旗に変えた。 

カフェMOKAFE

朝はワッフル(ブリュッセル風)を食べた。MOKAFEは以前にも紹介した。

cenecio.hatenablog.com

 観光客は一人もおらず、閑散としている。店内のテーブル席からみたギャルリー。

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ワッフルはフランス語ではla gauffreゴーフルという。

ブリュッセルは四角い形(写真に見る通り)、サクサクしていて軽いので、多くの人は生クリームやチョコレートソースなどトッピングを乗せ、ボリュームをあげて食する。

リエージュは、楕円形で固めのしっかりした生地で、すでにパールシュガーが練りこまれているため、十分な甘みもついている。

アントウェルペン風というのはないので、アントウェルペンや他の町では、両方を焼いていて、どちらか選べる。

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ヘップバーンのおうち

風は冷たいが陽ざしに誘われて、市の南の方を散歩した。オードリー・ヘップバーンの生家へ行ってみた。rue Keyekveld 48番地

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建物は写真に全部おさまりきらなかった。金色のプレートには

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1929年5月4日、女優オードリー・ヘップバーンはここで生まれた、とある。

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ベルギー リンケベークにて、父親とともに。左1933年、 右1934 年。 

 

そして向こうに見えるのは

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立派な猫たちだな。そそくさっと走って行ってしまった。

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ついていくと素敵な小路が。そして右にはまたしても

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きみは飼い猫だね。

左の青いおうち、近づいてみるとベルギー国旗に#TenirBon

ぴったりの訳語は見つからないが「くじけるな」くらいかな。

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 いかにもベルギーらしいシュールな光景

ゴミ捨て場で マネキンとアフリカのお面がおしゃべりしている。

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とある豪邸の庭に立つ 壊れて風流な彫像

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教会からミサが終わって出てくる人たち。全員がポーランド人。

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ミック・ジャガーも訪れたという有名フリット屋に行った。もうブリュッセル滞在も終わりだ。ここが最後にいきたかったフリット屋さん。

Maison Antoine 

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昔も一度来たけれど、相変わらず人気だった。

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私はスモールで、ソースはオリジナルタルタル。

イモ生活に慣れたとはいえ、スモールでもきついのに、こちらの人は大きなサイズ+別の揚げ物を食べている。胃袋が違うんだな~。

帰り道に「最後のビアカフェはどこにする?」この大問題で夫と議論をした。ようやく決まったのが Au vieux bon temps

前回はチョー混んでいて入れなかったし、ブリュッセルでも指折りの「文学カフェ」でもあるし、というのが理由だ。あの詩人やあの作家たちがあそこのベンチに腰掛けて語らっていたんだなと想像するのは楽しい。マリ・ゲヴェルスも訪れたところだ。

そうそう、最後に一か所行くならあそこだね。心もウキウキして、おいしいビール目指してやってきた。

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Bonjour! あれ~、ごめんくださーい!

誰もいない。営業してない?それはないでしょ。外に看板がでていたし、店内も準備ができている。しばらくすると階段を駆け下りてくる足音がした。若い女性が現れて「おかけください」と明るい声でいう。

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いつも夕方5時くらいなら混み始めるのに。私たちとこの鹿さんだけだった。

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お店の写真を撮れたのはありがたかった。

これがブリュッセル滞在最後のお店でした。ブリュッセルのことはまたあらためて書きますが、これからパリへ移動します。

今後も気を付けて行動します。

 

追記:このビアカフェ Au vieux bon temps 入り口 2月29日 TV取材

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