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パリの休日 プチグルメ編

きのうの続きです。

 

飲食関係では、タイプの違う店を三つほど紹介する。

その1.(下に地図あり。一番上、つまり北の店)

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前はワインバーだったが、今ではクラシックなフランス料理の軽食も堪能できる。スープからフォワグラまでいろいろある。英語メニューもあるのでご心配なく。

http://auchaidelabbaye.fr/en

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たくさん食べたくないときは、飲み物とおつまみ・軽食OKの店は本当に助かる。ここはワイン専門店なので、グラスでいくつか試すのもいい。他にも酒の種類が多い。

地元の常連さんが寒かろうが雨だろうが、外でテラスしている。

 

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今日はBrouillyにしてみよう。カラフで注文する。

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チーズ5種(1種類足りないのはもう食べちゃったから)とサラミがおつまみ。

食べ物も飲み物も、優しい給仕のおじさんが相談にのってくれる。ビジネスライクでない小さな店は、ちょっとしたおしゃべりができるので楽しい。隣で若いカッコイイ男子が四人、まかない料理を食べていた。給仕と調理人の休み時間なのだろう。

 

その2.地図の右の店。

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http://la-soummam.wysifeed.fr/

マグレブ(北アフリカ)のアラビア料理店。

フランスは植民地を持っていたため、いいアラブ料理店がたくさんある。フランス人の好みに多少合わせているようだが、文句なしにおいしく、しかも安い。

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f:id:cenecio:20160407181146j:plain内装もとってもきれい。

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羊肉のクスクスを注文した。鶏も牛肉も前に食べたことがあるが、どれもよい。寒いときは野菜たっぷりのスープがすごく嬉しいんだよね。もう40年もここで営業しているんだって。少しも変わらず、皆に愛される店ってすごいなと思う。

サービスもすごくよくて、客が5つ星をつけているのもよくわかる。

 

その3.

なにを隠そう、この地域は私の縄張りなのである。

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http://www.cafe-milou.fr/

地図の左下で、モンパルナス駅・モンパルナスタワーのすぐ近く。

いわゆるビストロ」というくくりだと思う。こじんまりした店で、窮屈なところで食べるのはいやだという人は気にいらないかもしれない。でもおいしいワンプレートが食べられる。もちろんアントレをとり、デザート・コーヒーもつければ立派なディナーになる。ランチは皆一皿だったと思う。パンもあるので日本人の胃袋なら十分だ。

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私のは Riz de veau aux champignons

仔牛の胸腺、マッシュルームソース。胸腺は成熟した牛にはない、柔らかくて白い肉である。

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うちの主人はAndouilletes de Terves 

アンドゥイエット

ちょっと解説を。

フランス伝統のソーセージで、豚肉加工の職人技の極みともいえる。豚の直腸に大腸や小腸、こ袋、ハラミ、ガツ、ハツなどを詰めるのだが、その際の味付けは地方によってかなり異なる。様々な香辛料、ハーブ類、ワインなど伝統のレシピに沿って仕込む。寝かせた詰め物を直腸に詰め、ひもで結んだら、茹でて火を通す。食べる前に焼くわけだが、じっくり火を入れないと破裂するので加減が難しい。レストランが混んで忙しい時間には、注文しても断られることがある。

 この店のアンドゥイエットには、Terves(ポワチエ近く)という村の名がついている。

 

ところでこうしたサイズの店では、基本、向かい合って二人掛けのテーブル&椅子セットを、くっつけたり離したりして席を作る。隣との距離は非常に近い。これまでの在ヨーロッパ体験では会話が始まることが多い。

この日も料理の半分以上が終わると、隣の男性二人とおしゃべりが始まった。二人はなまりのあるオランダ語で話していたので、おそらくアムステルダム出身だなと思い、聞いてみるとそうだった。家族でブリュッセルに住んでいて、出張でパリに来ているという。

私たちもブリュッセルから来たんですよ。テロで空港が使えないからパリに流れてきて…そう、帰国難民ですと言ってみなで笑った。昔この近くに住んでいたのでこの店を知っていたと言うと、男性はパリやブリュッセルの印象を話した。

オランダ人はきさくで社交的で、ちょっとバスを待っていただけでも話をする人たちだ。アントウェルペンではそうでもなかったが、でも知らない相手でも挨拶はしていた。なんせDag! これだけだから。

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レストランの前にある公園。モンパルナスも一歩裏に入れば静かな住宅地だということがわかる。

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かつての我が家のすぐ近くにあったエドガー劇場、まだ健在で嬉しい。可愛いでしょ。

まt近くには、超高層ビルのモンパルナスタワー(59階)、デパート「ギャルリー・ラファイエット」。タワーの後ろには、モンパルナス駅。1年半のあいだ、ほぼ毎日といってよいくらい利用した駅だ。

 

上から見たら、駅舎とその周辺はこんな風。

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(Dreamstime.comから借りてきた写真。タワーの上から撮っているのだと思う)

 

パリには中央駅というものはなく、行先によって駅を使い分ける。

ブルターニュ地方に行くにはこのモンパルナス駅から出る。したがってモンパルナス駅周辺にはブルターニュ料理のレストランや食材・名産品を売るショップなどが自然と多くなる。

たとえばブルターニュはおいしいソバ(蕎麦)がとれるので、ソバ粉のクレープが有名で、クレープ店がいくつもある。(ここでいうクレープ生地は全く甘くない。)

アントレ、メイン、デザート、全部がクレープを使って構成されている。初めて行ったときは感動したものだ。

この地域にいらしたら、クレープ店、ぜひ一度お試しを!

 

 

個人メモ:

フランスのレストランは日本とまったく違う (東洋経済オンライン) - Yahoo!ニュース

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  • Andouillettes de Terves
  • Riz de veau aux champignons
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