すしブーム さいたまの謎

3月22日の空港・地下鉄連続テロで、時間が断ち切られてしまい、記憶やできごとの余韻も、有刺鉄線で境界を仕切られた遥かむこうの領域に置いてきぼりにされている。

 

22日以前はわたしにとって重要で楽しいできごとがいくつも連続してあったのに…。

まず21日、ベルギーのブロガーさんに会った。憧れの人で半年前から約束していた。

それから、念願のアントウェルペン動物園に行った。

また、ビール好きの聖地Kulminator(伝説のビアカフェ)も再訪した。

その前はマリ・ゲヴェルスの故郷を訪ねたり、王立軍事博物館に行ったり。

 

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そうしたことはいずれ書くかもしれないが、きょうは「すしブーム」について書かせていただく。短いんだけど忘れちゃうので。

なぞ

Saitama Sushi

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なぜ「さいたま」なの?

こちらが店舗の入り口ドア。私が泊まっていたアントウェルペンのホテルの近くにあり、気になって仕方がなかった。

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SAITAMA SUSHI

すしのほか、インドネシアやタイ風の料理を出すらしい。

アドレスが出ているので検索してみると、会社本部はアントウェルペンからちょっと離れたところに所在する。

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「さいたま」という名前を選んだ理由を推測してみた。

1.TOKIOじゃありふれているから、近くの地名で音の響きがきれいなのを捜した。

2.オーナーか従業員のだれかが埼玉県に住んでいたことがある。

3.漫画「One-Punch Man/ ワンパンマン」の主人公サイタマから取った。

ワンパンマン 01 (ジャンプコミックス) コミック – 2012/12/4
村田 雄介 (著), ONE (著)

内容紹介
一撃必殺! 強くなりすぎて、どんな凶悪な怪人もワンパンチで倒してしまうヒーロー“サイタマ"。平熱系最強ヒーローの伝説開幕!! WEB界のカリスマと超絶絵師タッグが贈る、日常ノックアウトコミック!!

f:id:cenecio:20160412094122p:plainf:id:cenecio:20160412094232p:plainAMAZONサイトから引用)

オーナーがこの漫画のファンで、サイタマというヒーローに畏敬と親愛の念を込めて、社名にしたかも。…というのも、ブリュッセルの駅のキオスクで

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ウィンドーに飾られる「ワンパンマン第1巻」を見たから。

いや、それはおかしい。まだ1巻しか出ていないんだから、ベルギー人男子の間にあまねく、このハゲマントの勇士サイタマが浸透しているわけがない。

 

次に TOYAMA SUSHI という名を目にした。今度は富山県か。もしかして県名シリーズ?どこまで広がるの?

 

地名シリーズ

まったく私は無知だった。なんのことはない。ゴロゴロ出てくるではないか。

ただし店名ではなく、すしランチBOXの名前だ。

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「あだち」は足立(区)。東京にお住まいでない方でどのくらいの人がわかるか知らないが、ほかにも「かつしか」とか「いたばし」など、ずいぶんマイナーな名前だ。

「しぶや」「おおさか」など誰にもわかる名前もあるが。すしで学ぶ日本地理か。

 

はるきセット

人名シリーズときた。

f:id:cenecio:20160412110243p:plainHARUKI 7.99ユーロ

みゆ

f:id:cenecio:20160412110326p:plainMIYU 11.99ユーロ

ほかに

みさき、まみこ、はやと、ひなた、ほのか。少しずつ中身のネタが違っている。これらのすしBOXは普通に大型スーパー(Carrefourなど)で売られているが、作っているのはドイツの会社らしい。http://www.natsu.eu/en/

値段、どう思います?1ユーロ、現在は130円を切ってはいるけど。いくらなんでも高すぎると思う。12ユーロはランチ(アントレ一品とメイン一品)が食べられる値段だ。

 

乱立のすしレストラン

だいぶ前から言われているが、なーんちゃってすし店が増え、衛生状態が危惧されるものも含まれているらしい。多くが小規模の中華やアジア料理店の鞍替えで、彼らにしてみれば生き延びるために必死なのだ。そのとばっちりで、安くておいしい中華料理店が消えてしまった。パリの話だけれど、家族経営のいい店がいろいろあって、お金がない若いころはよく行ったのだが。統計的な数字は出せないが、嘆く声はよく聞かれる。もちろん店主の年齢や家族の都合で、廃業した店もあるのだろう。

 

MAKISU ブリュッセルで大人気

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https://www.tripadvisor.jp/ShowUserReviews-g188644-d3539597-r238007105-Makisu-Brussels.html

2店舗あるが、とにかくいつも人で、特に若い女子でいっぱい。トリップアドバイザーなどを読めば、人気の理由がわかる。おしゃれで安くておいしいのだ。

 

埼玉ブーム

さいたま話にもどるが、先週の朝日新聞の日曜の書評欄「売れてる本」に『翔んで埼玉』という漫画が紹介されていた。

宝島社・756円=8刷55万部。同社によるとインターネットで話題となり、昨年暮れ新装版を発売。上田清司埼玉県知事は「悪名は無名に勝る」とコメントを寄せている。

作者は魔夜峰央という人で、新潟県出身だが、埼玉県所沢市に住んでいた1982~83年に『花とゆめ』(白泉社)に発表した作品。埼玉をおちょくる自虐のファンタジーを楽しむということらしい。 3話で終わったのは、作者が横浜市に引っ越してしまったからだという。

そして私も思い出した。さいた まんぞう という歌手が、「なぜか埼玉」という内容のないシュールな歌をまじめくさって歌って、埼玉にちょっとスポットライトが当たっていたころだ。でもこれもSAITAMA SUSHIとは関係なさそうだ。

 

謎は残ったままで、今日は終わります。