動物園っていうと、どんなイメージ?
(↑誰でももらえる園内地図)
動物園にいくのはどんなとき?デートとか子供連れの日曜日とか、小学校の遠足とか。あるいは東京都民の日(10月1日)はタダだからちょこっと行ってみよう、とか。うちは上野に近いのでよく行っていた。
外国で行ったのは、1983年のベルリンの動物園と1984年パリ。そして三つめがここ、アントウェルペン(アントワープ)動物園。
(写真:動物園のサイトから)
しかし昔は違った。動物園はヨーロッパでは金持ちしか行けないところで、社交の場でもあった。テーマ別に建てられた、異国情緒たっぷりの建物はどれも立派で、そこを巡りながら、動物を見たりお喋りしたりお茶をしたりするのである。
アントウェルペン動物園は1843年開園。世界でも最も古い動物園のひとつに数えられ、中央駅のすぐ横にあってアクセスが便利だ。4000種類以上の動物がいて、保護活動にも力を入れてきた長い歴史がある。
ちょっと古い絵葉書を見てみよう。
ほかにも水族館やアフリカ館などの絵葉書を見たが、基本的に建物は全部今も同じだという。だから動物園行きはとても楽しみにしていた。
ところが!
ガ~ン!
現在、大修繕工事中であり、完全リニューアルオープンするのはまだまだ先のこと。したがって、工事現場のなかをものすごい埃と大音響に悩まされながら、仮設の道をうねうねと進んでいくことになる。
それでもいったん建物の中に入ると中は静かで快適で、生き物たちに集中できた。
モルフォ蝶が食事中。
Wintertuin wordt opnieuw Vlindertuin | ZOO Antwerpen
羽を開くと鮮やかだ。コスタリカから来たという。実は私は蝶が大好きで、毎年自宅でアゲハ蝶をかえしている。
エサがおいしそう^^
写真は難しい。うまく写らないけど中央を飛ぶ蝶。館内の湿度のせいで、しょっちゅうレンズが曇る。なんか方法はあるんだろう。無知なもので"(-""-)"
園内は手入れがよく行き届き、動物もゆったり暮らしていた。飼育員さんの姿もあちこち見かけた。みなさんお綺麗だった。
説明を付けないので流して見ていってください。
まれにみる晴天に恵まれた日、楽しい時間を過ごせた。
そして思いがけない収穫は、アントウェルペン中央駅を動物園側から見られたことである。中央駅については過去記事をご覧あれ。鉄とガラスの美しい駅で、初めて来たときに一目ぼれした。
赤い屋根はプラットホームを覆っている。
この日、見学に来ていた小学校高学年の子供たち。レポート課題の質問事項を埋めていかなければならないらしく、私に「これ、答えがわかりますか」と聞いてきた。オランダ語はわかるけれど、動物のことは全然詳しくないのでまるで力になれなかった。
ビールを飲んでから帰路につきました。
終わり。