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ハッカーにご褒美  8月の気になったニュース-1-

オランダ ベルギー 新聞・TV・ニュースまとめ

月末はいつもおもしろいと思ったニュースをまとめるのだが、夏休みモードで遊んでいるうちに、もう九月になってしまった。大急ぎでまとめよう。今日はとりあえず三つ拾ってみた。

 

1.19歳のハッカー、飛行機はタダ

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Deze hacker van 19 vliegt gratis omdat hij een vliegtuigmaatschappij hackte | NOS

アムステルダムに住む Olivier Beg君(19歳。写真では左端)はハッカー。このたびユナイテッド航空からマイレージ100万マイルもらった。というのも、彼はユナイテッド航空のコンピュータ・システムに侵入して、20個のバグ(エラー)を見つけたからだ。バグを発見すると報奨金を出す制度(bug bounty program)は、世界の550以上の組織で設けられており、深刻なソフトウェアの脆弱性を、犯罪者に悪用される前に発見することが肝要なので大歓迎なんだそうだ。「Yahoo, Facebook や Googleでも見つけたことがある」と彼は言っている。

でも「100万マイル」なんて距離、気が遠くなる…。

 

2.8月15日ってどんな日?

日本だったら終戦記念日、あるいは敗戦記念日。アジアの国々や日本軍・政府により強制労働、強制収監させられていた人々にとっては解放記念日、勝利の日。

ではちょっと、ベルギーとオランダの8月16日付のWEB新聞をのぞいてみよう。

 

まずベルギーの新聞から。

トップに日本の記事が来ていた。

Japan herdenkt einde Tweede Wereldoorlog

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言葉がひとこともわからなくても写真だけでじゅうぶんわかりますね。

 

次にオランダ国営放送のWEB版。

(Nieuws in beeld 10 foto's http://nos.nl/

10枚ある中から3枚を紹介する。

① オランダの8月15日

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なんといっても国の追悼式がある重要な日。写真は、ハーグの 蘭印日本軍捕虜収容所犠牲者追悼碑 の式典に参列した蘭印軍の元兵士。

この時期、オランダにいることが苦しく、外を歩くのもつらくなる気持ちを綴った日本女性、リヒテルズ直子さんのレポートがある。(ほんの一部分だけ紹介する)

(略)

式には、首相、国会両院の議長、厚生大臣も参加する。国家行事だ。国営放送がその様子をつぶさに伝える。
ヨーロッパのある国で、国家行事として戦時中の日本軍がテーマになった追悼式が行われているという事実を、日本人のほとんどは知らない。それを誰も報道しない。右翼も左翼もなく、この式典の事実は伝えられ、知られるべきではないのか。

かつて外務大臣だったハーグ市の現市長ファン・アルツェン氏は、自身も二人の叔母を日本占領期に亡くした、という。そして「オランダ人ならほとんどの人が、親せきに、日本軍の犠牲者がいるはずだ」と彼はいう。

今年の式典では、六〇年代の人気シンガーが、生まれて間もなく、日本占領軍によって母親を失ったこと、その後の人生を、多くの人々が、沈黙の中に押し込めて生きなければならなかったことを伝えるスピーチを行った。

牙を向け続けても、日本から得られるものは何もない。日本の公的な賠償は確かに終わり、期限も切れている。日本人は、「謝った」ところで、またぞろ、国内で政治議論が起こるだけ、靖国参拝は続くだけ、もう仕方がない、と諦められているのか、日本政府への怒りの言葉は、今、もう誰からも聞かれない。

(略)

ぜひ全文をどうぞ。オランダ 人と社会と教育と: 一年中で最も心が塞ぐ日

 

 

②オランダの新聞が伝える8月15日の日本

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靖国神社に集まった人たち。

犠牲者追悼式典の写真のあとにこの写真だから、記事を書いている人の言いたいことは明々白々だと思う。私はかなりショックを受けた。

ところで、靖国神社を訪れる外国人(観光客)が増えているのはご存じだろうか。この夏も靖国神社にやってきた外国人に、TVのリポーターがインタビューしていた。中国人やイタリア人たちが「話題になっている場所だから、自分の目で見にきた」と述べていた。

 

③カトリックの祭日

8月15日は 聖母の被昇天の日

聖母の被昇天とは、カトリック教会の用語で、聖母マリアがその人生の終わりに、肉体と霊魂を伴って天国にあげられたという信仰で、南欧や中南米などカトリック信徒の多い国では、8月15日は祝日となっている。

 

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写真は南ドイツのKochel am See、民族衣装に身を包んだ少女たちのパレード。

すっごく可愛くて心洗われる。

位置は下の地図の通り、オーストリアの国境に近いところ。

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別の新聞の記事だが、やはり聖母の被昇天を祝う

 

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バイカーにも祝福を。

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http://www.volkskrant.nl/foto/katholieken-herdenken-maria~p3492940/

 

絵で見る 聖母被昇天(ウィキペディアから)

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L'Assomption de la Vierge( Michel Sittow)1500年ころ.

 

3.オランダの若者は幸せいっぱい

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Leeuwendeel jongeren tevreden met hun leven

'Nederlandse jongeren erg tevreden met hun leven' | NOS

中央統計局が2015年に、12~25歳までの若者4000人を対象に調べた結果、9割の若者が自分の生活に満足している、と回答した。

全部は訳さないまでも、下の表だけちょっと見てみよう。テーマ別に満足度を答えている。

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項目は上から順に

友人関係、精神状態、住居、容姿、住宅環境、健康、教育、仕事、金銭、自由時間

友人関係、精神状態、住居の三つで9割以上!住居、容姿、住宅環境、健康、教育、仕事で8割以上!驚きだ。

 

また自分の容姿をどう思うかについても興味深い。

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12~18歳の男子はなんと91%が自分の容貌を気に入っているのだ。年齢が上がると若干下がるけれども。女子だって78%が自分の容姿に満足している。

いやはやビックリ。全く同じ項目のアンケートを日本でやったらどんな結果になるだろう。想像するのも怖いな。それとも、私が悲観的なだけ?

 

以上、ブックマークしておいた中から、3つのニュースを取り上げました。

また日を改めて続けます。