カツラ 申告義務ですよ
朝起きると必ずびっくりするようなことが起こっている。朝を迎えるのが怖い。
シリアへのミサイル攻撃もそうだし、スウェーデンのトラックを使ったテロ。ストックホルムは旅行で2回行ったことがあるが、テロ現場は中央駅からも近い繁華な中心部だ。
トランプ大統領が2月に「スウェーデンでテロ」などといい加減なことを言って、皆に呆れられていたのだが…まさかこんなことになるとは。これからもたくさん起こるんだろうか。日本だってあぶない。
また、すでに決まっていた海外留学を取りやめるケースもチラホラ聞かれる。悲しいことだ。
最近個人的にビックリ仰天したのは「頭髪地毛証明書」なるものを高校入学前に提出させる学校があるということ。朝の忙しい時にTVから聞こえてきた「ジゲ証明」。
「自毛証明?カツラをかぶっていること、申し出なくちゃいけないの?いったいいつから?これもアベのせい?」と思い、愛用者の方々に心から同情してしまった。
実際は全然違った。頭髪がもともと縮れ毛の生徒、色が薄い生徒は「故意に加工しない状態」であることを記載し、その証拠に「幼少時代の写真を添えて証明書を提出」することを高校が要求しているという。
唖然として耳を疑った。このグローバル化・多様化の時代に、なんという時代錯誤!両親、またはそのどちらかが外国人の場合、子弟は当然髪の色がより薄く、おそらく「茶髪」に見えるだろう。風紀検査でひっかからないためにも、あらかじめ書類を出しておくのだと。
信じがたいことである。日本はこれから、外国人労働者や移民に来て働いてもらおうというのに。
すると娘が言った。「うちの高校でもそうだったよ。口で申告するの。これは縮毛(しゅくもう)です、って」。はあ、知らないのは私だけだった…やれやれ。
みなさんに感謝いたします
なんともまあ、知らないことは多いわけで、いつも教えてもらって感謝の限りである。
前に書いた記事で、写真の出所がわからなかったとき
日本の中にいればそれが普通ですが、それが異常であることに気が付けないのが一番怖いですよね。イタリアの記事の写真はハローワークの求人端末を使っている光景かと思います。こうして見ると異常な光景ですね(笑)
この写真です。
bosatoさま、教えてくださり、本当にありがとうございます。私などは世間知らずだから、会社ではないとは思ったが、どこであるかは見当もつかなかった。
実は私も、中学生の頃、「日本の経済は、外国から見ると、社会主義だ」と聞いた記憶があります。教師曰く「事業の許可権限を国が持っていて、経済の目標数値(例:GDPの増加率)を国が決め・・」と。
当時、ビックリしたので、記憶していたのでした。
中学で習った? そ、そうなんですか…。しっかり覚えてらっしゃるJさまにもびっくり。
(タマニチェンコさんは)日本のシステムを鋭く看破していらっしゃいますね。
民進党大会で井手教授が言われたように、いま思い切ったパラダイムシフトをしなければならないときに来ているのでしょう。怖気づいて旧来のシステムにしがみついていると、ズタズタになってしまいかねませんが、上も下も、人々にその覚悟はあるのだろうかと疑います。
井出先生の貼り付け、約束しておきながらやっと今になりました。
あちこちで話題になり、みなさまもご存知だと思うが、私のブログにも貼り付けておきたい。正直いうと、井出さんの本気度に胸つまり、目頭が熱くなりました。
残業上限100時間に年度末最終日のプレミアムフライデーと、なにかのコントのように思えるのですよね。何とかしようとしてるのは分かるんだけど、空回り感が半端ない・・・。プレミアムフライデーも有給使ってって、いやそれ違うでしょ?って感じてしまう(笑)。
ブラック企業などで働いてきたこすもっぷさまがおっしゃると、コントだとしても笑えませんね。
(略)強い同調圧力と、横並び主義は全体主義的だし、相続税の高さと長く続いた累進課税制度も社会主義的、共産主義的思想の影響を強く受けたと言ってもいいかもしれないし。・・・
戦後、長い間、宗教も戦前の理想も失った日本社会の心のよりどころが、帰属する会社や企業であったと思うのです。会社と社員は家族のようなもの。その一体感は、長らく働く人々に、喜びや生きがい、自尊心を与えてきた一面も確かにあると思うのですが、終身雇用の終焉、安易なリストラが、その、日本に唯一残っていた「よりどころ」のようなものを粉砕してしまいました。
忠誠心とは、時に心地いいものでもありますが、日本の会社は、今や、その忠誠心に足る存在から、「おりてしまった」。・・・
日本人は、なにか早急に、新たな規範というか、心のよりどころを見つけなくてはいけないなあって。
すばらしいコメントをいただきながら、全文載せられなくてごめんなさい。みなさんはコメ欄で読んでくださいね。
新たな心のよりどころもそうだし、ギスギスしてやさしさのない生きづらい社会、格差だらけの、経済的にはボロボロに破綻するであろう(オリンピック後?)日本をどうやって建て直したらいいんでしょう。
成長しなくてかまわないから、今あるものを上手にやりくりし、できる限り公平に分け合って暮らすことはできないんでしょうか。私は疑問と怒りでいっぱいです。
この問題はいったんおいて。
ワシントン大学の美しい桜をしばし愛でてください。
University of Washington, Seattle
そしてアメリカ全土の桜分布地図。
ロンドンの電車は昔から混んでいたような。。というより車両が小さい??確かに現在では混んだ車両では殺気だった感じがします、ロンドンも。日本の満員電車はほんと、収容所へ連れて行かれる感じがしますね。(>_<)2017/04/04
ロンドンに住んでいらしたanneさん。今は”痛勤”電車なんですね。ちょっと前に読んだイギリスの記事に「労働条件の改善が急務。このままだと日本人みたいに過労死してしまう」というのがありまして。(ため息)
通勤電車は確かに酷かったです。駅員と一緒に乗客も手伝って押し込んでいましたから。今は逆に無理して乗ろうとする人を剥がしてませんか❓
「剥がす」のですね。ちょっと笑える表現です。東京でもだいぶ前から、時間差をもうけて出勤・登校するしくみはあると思うのですが。
(略)かってペリーは捕鯨船向けの補給基地を探して、日本へ来たわけですし、ジュール・ベルヌの有名な海底2万里は捕鯨を肯定的に表現していました。メルヴィルの白鯨もありましたね。仰っているように常識とか考え方って時代と共に変わるものだと思います。・・・
どちらが正しいというわけじゃないですが、冷静な議論が必要だと思うんです。宗教とか文化はユニバーサルなものではないものですが、どこで折り合わせるか。
「常識とか考え方って時代と共に変わる 」
このことは外国で暮らすと痛感します。
たとえば「動物の倫理的扱いを求める人々の会」(People for the Ethical Treatment of Animals =PETA)の活動は有名である。私の記憶では30年前にはすでに「ヨーロッパを旅行するとき、毛皮は着ていかないほうがいいわよ。ペンキを塗られるから」と忠告されていた。もともと毛皮のコートなど持っていないからいいのだが、この団体は過激に走る人も多くて、動物愛護団体から批判も受けている。動物実験や闘牛などに反対。犬を娯楽に使ったり労働させたりもいけない。(ソフトバンクの「お父さん犬」もだめですね)。鎖につながれたままの飼い犬もよくない。書き出すとキリがないので止めておきます。
エビの痛み
日本人として私が最も驚いたのは、「エビが苦しむ・痛がる」という表現。2008年だったか、オーストラリアで「伊勢海老の活造り」がたたかれていた。オーストラリアやアメリカのある州では、エビの背に包丁を入れるのに決まりがある。一気に脳を切断しないと、エビが苦しむからだという。規則を守らない日本料理店には指導があり、動物愛護に関する法令で罰せられるということだった。
何を言い出すのかと思ったら、エビ、カニ、ザリガニなどはちゃんと神経があって、痛みを感じるのだ、そのことは研究で明らかになっているのだという。
"Ze moeten levend zijn, anders zijn ze niet meer lekker" | NOS(ビデオは記事内にあります。オランダ語)
ベルギー人はグルメなのでロブスターが大好きなのだが、あるときTVの料理番組ショーで有名シェフが、生きたロブスターを直にグリルで焼いた。これが国内外で一部の人から非難ごうごうだった。
NOS(オランダ国営放送)がベルギーのロブスター専門レストランに取材にきたり(上の記事)、オランダの議会ではロブスターの調理法について議論をしたこともある。
オランダ人はこう思っている。生きているロブスターの料理を娯楽として企画するとは何事か、ベルギー人はどういう神経をしているのか。
ではどうすべきだと思いますか。(ちょっと難しい問題…)
答えはあしたにしますね。