今日は肥後守(ひごのかみ)という折りたたみ式のナイフについて。
みなさんもご存知ではないでしょうか。
カメキチさん、ありがとうございます。カメキチさんのおかげで懐かしい日々を思い出しました
この「懐かしい」というのは、私が子どものころの話じゃなくて、うちの子どもたちが小さかったころ、家では鉛筆をこれで削らせていた思い出です。
我が家は各自一本持っています。四人なので四本あります。
写真は私のです。研ぐのがうまくないけれど、今でも鉛筆はこれで削ります。
本打割込 高級登録 肥後隆義 とあります。見えるでしょうか。
カメキチさんの思い出話によりますと、適当な竹を見つけ、
この肥後守で切って釣竿を作っていたそうです。釣りの成果はどうだったんでしょうか。仲間たちと楽しかった思い出ですね。
そして当時は「鉛筆削り」という便利なものはないから、学校でもこれで鉛筆を削っていたのですが、いつしか「危険だ」ということで、子どもたちの筆箱からも文房具屋さんからも姿を消したとあります。カメキチさんは今でも竹とんぼなどをお作りになるそうですよ。
息子のちび鉛筆たち
息子は1985年生まれです。
学校には決して持たせませんが、小学生のときから肥後守を使わせていました。学校へは長い鉛筆を電動鉛筆削りで削ったのを持っていきます。
家で勉強するとき、絵などをかくときは、ちびた鉛筆を下の写真の「鉛筆補助軸」(または鉛筆ホルダー)に入れて使っていました。
ナイフで鉛筆を削るのが上手で、最後の最後まで、もうこれ以上削れないというところまでやらないと気が済まない。それを中学3年まで続けた結果、アート作品の材料にもなりそうなちび鉛筆がたまりました。こうして大切にとってあります。
もっとも中学校ではシャープペンシルを使うことが多かったようですが。
母は完敗
そして私も息子に負けじと、できるだけ小さくなるまで頑張ってみました。が、はるかに及ばない。なのではりあうのは止めました。
マスタード入れだったガラスのクマのお腹に、ちょびっと貯まっただけです。
しかし、鉛筆をナイフで削る最大の利点は、削っている間によいアイディア、おもいがけない妙案が浮かんだりすることです。集中を離れてリラックスしているからでしょう。
ともあれ、のどかな日々でした。
文房具の進化
文具屋さんにいくと目が点になります。いろいろ新しいもの、おしゃれなものが出ているからです。
たとえば先ほどの鉛筆ホルダーですが、うちは銀色のほかに金色・青のがありました。
今、ガラスケースに並んでいるのはこのような美しいものばかり。
大西製作所 鉛筆ホルダー PS550 鉛筆補助軸 ピンク 5,940円(税込)
匠が紡ぎ出すペンシルホルダー。━ペンハウス考案、平井木工挽物所設計・制作━
https://www.pen-house.net/detail/detail28700_009.html
鉛筆補助軸(=「ペンシルエクステンダー」)に「キャップ」がついている。
どれもこれも、大変おしゃれでまた高価でもあります。
フランスの肥後守 douk-douk
フランスでもよく目にする簡便で安価な折りたたみナイフdouk-douk。
ちょっと見には、あれ、肥後守でしょ?と思いますよね。
ウィキペディアによると 肥後守と同じく、一枚の板金を折り曲げて柄にしており、フランス軍の備品にも採用されているとのことです。1929年の発売から構造が変化しておらず、人気が高いとありました。
〈必殺削り人と肥後守 の記事 ここまで〉
ほおずき その後
あのほおずき、今はこんなに赤い実をつけています。
あの?
ご存じない方、あの、東京にヒョウの降った日のことです。天気ヒョウ変!ウヒョーどころか、ドヒャーでした。
雨で道路が川のようになり、道路をどんぶらこ、どんぶらこ、と流されていきそうになっている↓青い鉢。
あのほおずきです。走り寄り、「しっかりしろ」と抱きおこし、傷は浅いぞ、と励ましてもやりました。おかげさまでこんなに元気です。
追記:
isourounomitu 居候の光さま、ほんとうですか?!みなさん、お聞きになりました?
カメキチさんに続き、良き時代を思い出させていただきました。有難うございます。私は1~3㎝になると、顔などを彫っていました。あのナイフで。
いつかぜひブログにお願いします。
みんな~!!レッツゴーですよ。
独り言↓
ああ、器用な人っているんだな…うん。