もう30年以上も行っている藝祭(げいさい)です。徒歩圏ということもあり、上野近辺はよく出かけるのですが、藝祭は特別です。毎年これが近づくと、我が家では期間中の天気を心配します。藝祭2017
芸術祭というくらいだから、様々な魅力的なプログラムが組まれています。プロの卵たちによるコンサートやオペラ、能楽、日本舞踊などがあり、美術・彫刻・工芸など作品の展示と並んで、屋外(上野公園)でアートマーケットも開かれます。我が家で使う食器の多くは、こちらの学生さん(現在はみなさん陶芸家ですね)の作品で、どれもこれも美しいものです。うっかり壊したときなど泣きそうになります。
そして最近ではSNSを通して知名度があがった藝祭の神輿(みこし)パレード、地元の商店街も巻き込んで大変華やかで人気が高く、多くの人が集まってきます。
去年も詳しいレポートを書き、多くの人が読んでくださっているので反復は避けますね。(記事は下に貼っておきました)
今年も8チーム、パレードの順です。
1.工芸・楽理チーム(このように常に美術と音楽の共同チームです)
八岐大蛇だそうです。
2.建築・声楽チーム
「チーズがとろ~り、火傷に気をつけて」(藝祭HPより)
3.芸術学・弦楽器チーム
招き猫が昔懐かし黒電話を使っています。何を話しているかしら。
背中です。
4.彫刻・管楽器・ピアノチーム
ビーナス誕生でしょうか。貝殻もあるし、肩の子どもは…というと
おお、天使でした。
この作品は何といっても「ドキリ」とするのでどこでも目をくぎ付けにします。
パレードの途中の交差点。警官が交通整理をしていますが、車の運転手たちは皆一様にあんぐりと口を開けて見ていました。
5.日本画・邦楽チーム
神社を背負った大迫力の亀です。
6.デザイン・作曲チーム
超精密なメカと
アツイ魂が籠もった
前代未聞のド迫力神輿。
囲んで騒げばみんながみんな、
自由を愛する暴走族!
一緒に最高にハイな夏にしようぜ!(藝祭HPから)
7.先端芸術表現・音楽環境創造チーム
椅子から落ちて夢を見よう。
例えその世界が
確かなものでなくても。
現実を踏み歩いてきた足も、
今なら宙にだって
立てるかもしれない。
椅子から落ちて夢を見よう。
たとえその世界が
確かなものかわからなくても。(藝祭HPから)
朝の早い時間、作品模型を前に、上野公園に来た人たちに解説する学生さん。
9月10日
8.油絵・指揮・打楽器・オルガン・チェンバロチーム
約五億年前の海を
悠々と泳いでいたであろう
アノマロカリス(*)、
その特徴的なフォルムをヒレや触手を
強調して力強く表現していきたい。(藝祭HPから)
*アノマロカリスは、約5億2,500万- 約5億0,500万年前の海に棲息していた捕食性動物。現在知られている限りカンブリア紀最大の動物であり、当時の頂点捕食者であったと考えられる。(ウィキペディア)
最後に上野公園に集合した神輿たちですが、ビーナスの存在感といったら!
まだ続きがありますが、今日は取り急ぎ、これで終わりです。藝祭は9月10日(日曜日)まで。
去年の記事
今年も「指」を売る店が出ていました。もちろん新しい指、買いましたよ。
追記:お神輿速報! ㊗ビーナスが大賞!🎊
http://geisai.geidai.ac.jp/2017/mikoshihappi.html
続きです
2018年
★通信★・・・・・・・・・・・・・・・・
いつもコメントがすばらしいギア(sinsintuusin)さま、ギアコメント集を作りたいくらいです(#^^#)
>中でも筋肉質?のビーナスは存在感が大ですね。
「筋肉質」に思わずクスリ。去年のゴリラと張り合えますかね。
>椅子から落ちて...の詩は固定観念を捨て自由な発想をしよう…
8体の中で最も地味だった、そして一風変わった神輿です。ギアさまのコメントを読んだら制作の学生さんたち、喜ぶんじゃないでしょうか。
いつもありがとうございます。