駒込「青いカバ」書店 ・猫に助けられた「にゃんこ堂」書店・書肆吾輩堂

書店のいろいろ

小さな町の書店が地域から姿を消しただけでなく、大型書店の統合なども進む昨今です。先日もこのテーマで記事を書きました。

cenecio.hatenablog.com

今日も本屋の話を続けます。

1.

こんなご時世なのに、今年に入って新しく開店した本屋があるのです。そのことは朝日新聞に折り込まれてくる「かわら版」(近隣地域で新規オープンした店などを紹介しているチラシ)で知りました。

古書とセレクトされた新刊を取り扱う書店、と書いてありました。

へえ、勇気あるなあ、どんな猛者(もさ)がやっているんだろう、ちょっと見てこよっ!と野次馬根性まる出しで店主の顔を見に行ったものです。(その後何度も行っているんですが、今日はブログに載せるために写真を撮らせていただきました。あっさりOKしていただき、ありがとうございました。)

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書店の名前は「BOOKS 青いカバ」といいます。カメキチさんと張り合っているわけではないと思いますが(笑)。

 

で店主はどんな「猛者」かと申しますと、勝手に想像していた「おっちゃん」などではなく、すっごく優しそうな柔和な笑みを浮かべた丸顔のお兄さまでありました。

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なんとお若い!くりくりした目が愛らしい店主さん。(すみません、失礼なことを言っているかも)

そしてやはり「この人、何者?」と好奇心がムクムクわくでしょう?

実はこの方、東京の人なら恐らく知っているあろう「リブロ池袋本店」。今はもうなくて、三省堂になっていますね。そこで海外文学棚を担当してマネージャー的役職にあった小国 貴司さんという人。業界人の間では有名な方だそうです。

 

応援団の方が簡潔で温かい紹介文を書いています。

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https://www.facebook.com/pieinternational/posts/1219054588185339

 

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「ずっと GOOD BOOKS」をテーマに、10年後も本棚に入れておきたい、そんな本をセレクトしています。

BOOKS青いカバ

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開店前です。本郷通り不忍通りの交差点(上富士前)のすぐそば。ZaaB「サップ」(タイ料理)の隣。(←こちらもいっぺん入ってみたい^^)

みなさまも六義園東洋文庫ミュージアムなどにいらっしゃることがあったら、ぜひ一度お立ち寄りください 。

📖小国 貴司さんのエッセイ

ギャラリー ときの忘れもの : 新連載・小国貴司のエッセイ「かけだし本屋・駒込日記」第1回 - livedoor Blog(ブログ)

ギャラリー ときの忘れもの : 小国貴司のエッセイ「かけだし本屋・駒込日記」第2回 - livedoor Blog(ブログ)

 

2.

今、神保町でとっても注目を集めている小さな本屋さんといえばこちら。

ネコノミクスという言葉が発明されて久しいと思いますが、東京は神田古書店街にある姉川書店は、生き残りをかけて猫の本に特化したお店です。発案者は娘さんの夕子さん。猫関連本は600種類、2000冊も取り揃えているそうです。

もちろん姉川書店として新刊書や雑誌も置いています。しかしもはや猫本の「神保町にゃんこ堂」http://nyankodo.jp/の中に「姉川書店」が入っていると言ったほうが正しいかもしれません別名「猫好きホイホイ」とも言うそうで、私もあっさりとホイホイにかかってしまいました。

 

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夕子さんは選書・仕入れも自分でやり、最後まで読んでから手書きPOPも作成します。こうして四年間、地道にPR活動をしてきました。ちなみに「にゃんこ堂」の店長はペットのスコティッシュフォールドリクオくんだそうです。

人気本は多いですが、最近の売れ筋は「肉球」とか「舌(猫が舌をちょろりと出している写真)」などの猫のパーツを集めた本だとか。

見ているだけでもうニヤニヤが止まらない。あれもこれも欲しいが、ぐっと我慢してとりあえず1冊だけ買います。

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そしてこのオリジナルデザインのカバーをかけてもらうんです。嬉しいニャー!

きれいなカードもつけてくれました。

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姉川さんはすごく温和で親しみの持てるご主人です。客の対応も親切でユーモアがあって、店への道順を聞いてくる電話にもひとつひとつ丁寧に答えていました。

電話が頻繁にかかってくるわけは、日本テレビシューイチ オフィシャルサイト

まじっすか本屋さん レア専門書店特集 第4弾/ネコ本専門&動植物専門」で紹介されたからなんですね。KAT-TUNの中丸雄一くん(写真左)が本屋を訪ねて取材するコーナーです。これで全国的に有名になりました。(右:姉川氏、真ん中:夕子さん)

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夕子さんは宝島社から本も出しています。

猫本専門 神保町にゃんこ堂のニャンダフルな猫の本100選

猫本専門 神保町にゃんこ堂のニャンダフルな猫の本100選

 

 

3.

猫好きの人はもうご存知でしょうが、ネット書店も熱いです。

 こちら書肆(しょし)吾輩堂さん。福岡県にあるお店です。

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wagahaido.com

猫本屋はじめました

猫本屋はじめました

 

 店主の博識と教養、美意識が感じられる選書、およびグッズの数々です。

スタイリッシュなホームページもぜひご覧あれ!

〈本屋 ここまで〉

 

おまけ

先日、ボブという名の猫 鉄の意志をもつ茶トラ - ベルギーの密かな愉しみ

の記事でビッグイシューBIGISSUE日本版というホームレスの人の売る雑誌を取り上げましたが、昨日駅前で売っている人に会いました。お喋りして写真も撮らせていただきました。

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SPYBOYさま、さぴこさん、イェリクさま、happyhappysanさま、

みなさんコメントの中で「ビッグイシューを売る人を見かけたことがある」と書いてらして大変参考になりました。ありがとうございました。

終わります。

 

🌸通信欄・・・・・・・・・・・・・・

sinsintuusinさま、遠くからだとパッとしないんですが、入り口の戸に貼ってあるメニューを見るとちょっと心惹かれるんです。こちら写真です。

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 SPYBOY さま、

>ただ専門店は商圏が広い都会でないと成り立ちにくいから難しい点もある。…

いやあ、びっくりしました。先日、書店業界の人が、こうした専門店は東京と京都でしか成り立たないだろう、と書いているのを読んだので。

なんで大阪はないの?と思いましたが。

生き残りをかけて皆さん工夫を迫られる。姉川書店さんだって、娘さんの父親(の世代)批判から始まったんです。