雑記その7.
ブログを書く時間がなかなかなくて、だけど忘れないうちにメモっておきたいことをいくつか。
オーストラリアの森林火災、去年の秋ころから始まって消えるどころか勢いを増して新年に突入した。オーストラリアがこれまで経験したことのない大規模な惨事で、生態系の破壊がゆゆしい。どんなに不安な日々だろうか。毎日NHKBSでレポートを見ているが、何が辛いって焼けて死んだ動物の夥しい数だ。コアラも生息地が焼けて2000匹以上が死んだ。他の生物も。死骸を見るのがつらい。
オーストラリアの火災から助けられたカンガルーの赤ちゃん達 pic.twitter.com/5b39oY6UrT
— ダンテ (@vegandanshi) 2020年1月11日
カンガルーの赤ちゃん、助かってよかったけれど、つまりお母さんはいないってこと?普通ならお母さんの袋の中にいるはずなのに。獣医さんやボランティアスタッフでは世話するにも数が足りないにちがいない。
オーストラリアの野生生物局は火災で飢えている動物たちのために、何千キロもの人参やジャガイモを空から落として食料援助をしてる。 pic.twitter.com/O0ytqcGrtb
— ダンテ (@vegandanshi) 2020年1月13日
「コアラが水を飲む」 というニュースは、何のことやらわからなかった。コアラだって水くらい飲むだろう。焼野原ですごく暑いだろうし、食べものもないのだし…
*自転車乗りの青年が自分の水筒の水をあげている。それをごくごく飲むコアラ。(CNNのビデオから)
しかしコアラが水を飲むのは例外的なことであるらしい。余録:オーストラリアの先住民アボリジニには・・・ - 毎日新聞
アボリジニの伝承によれば、コアラはもとは孤児の少年だった。親戚には冷たくあしらわれ、干ばつの時も水を分けてもらえなかった。皆の水入れを集めて木に登り、降りてこないので困りはてた村人は魔法使いの老人を呼んだ。老人は魔法で少年のもとに飛び、木の上から落として殺してしまった。それを見ていた精霊は、少年を憐れに思い、コアラに姿を変えた。その後コアラは高い木の上で暮らし、水分はユーカリの葉から補給しており、それでじゅうぶん。普通は水など飲まないのだ。
だからコアラに手を出すと、精霊にお仕置きされ、人間は水を奪われるという伝承である。
毎日新聞の記事の最後はこのように結んでいる。
▲気候変動の時代の大規模森林火災のすさまじさを見せつける豪州の猛火である。人の営みが招いた干ばつが精霊たちの森を焼き尽くす今日、やけどを負い、水を求めるコアラは人類の未来を暗示してはいないか。
学校給食の話 その後
韓国ではほとんどの小中高校給食が無償かつ有機栽培の食材になった。素晴らしい! 日本でも学校給食のコメから有機食材にしてその差額を行政が支援するだけで有機栽培は一気に進むと指摘されている。京都市でそれに挑戦したい。#京都市長選挙#福山和人 https://t.co/zugk3VZCQK
— 福山和人 (@kaz_fukuyama) 2020年1月11日
韓国の学校給食の写真は去年盛んにツイートされ、おいしそうでため息がでた。しかもタダときた。最初は、割高になる有機野菜への補助を行政が行っていたが、ついに無償化へ舵をきったという。そして国内の有機農業の発展にもつながり、若い人たちを農村に呼び込むのにも成功したという。収穫される有機農産物の6割が学校に搬入されるとか。
添付の山田氏の記事で最も感銘を受けるのは「遺伝子組み換えの試験栽培を止め、ラウンドアップの使用も禁止、ネオニコチノイドも屋外での使用を禁止 」というところ。日本は昔は農薬に厳しかったのに、近年はアメリカのいいなりで規制も緩い。除草剤ラウンドアップは、世界の多くの国で禁止だというのに、ホームセンターの目立つ一角に山積みされて推奨されて売られている。
拙記事学校給食がせつない と同じ時期に書かれた西村カリンさんの記事。
突っ込みどころは幾つもある。息子さんが「今日、学校の給食がとてもおいしかった!」と言っただけなのに「日本の給食は・・・」となるところや、もちろんご自身でその献立を食べたわけじゃないこと。フランスでの子ども時代の昔と比べていることなど。
ともあれ、日本にはおいしい給食もあれば残念な給食もある。いや給食格差があることが広く知られてよかったではないか。朝ごはんを食べない、食べられない子どもたちも少なくないようだから、せめて昼の給食が充実して楽しいものになるといいな。地域の農産物や有機野菜には助成金がつくといいな。行政には子どもたちに優先的にお金を使ってほしい、と望むのは私だけじゃないだろう。
『劇場版 おいしい給食 Final Battle』が3月公開。
本日の「#おいしい給食」OA情報
— 映画・ドラマ『おいしい給食』公式 (@oishikyushoku) 2019年12月27日
琉球朝日放送 深夜2時30分#揚げパンは1952年に誕生#大田区の公立小学校に勤務していた調理師さんのナイスアイデア#病気で学校を休んだ児童の家に届けさせた優しさ#誰もが心躍るスイーツ給食💖#令和2年まであと4日🎆 pic.twitter.com/fAL2fMfUvS
ミニ知識:揚げパンは1952年に誕生 。
知っていても役にたたないけど、みんな好きだった揚げパン。ちなみに韓国人もこれが好きで、まちなかで普通に買えるよと言っていた。
(給食 ここまで)
#新宿占拠0112 http://occupyshinjuku.qcweb.jp/
楽しかったな、昨日は!はてなのブロガーさんたちも書いていますね!
ここは新宿の中央公園。日曜午後1時。これから安倍政権退陣を求めるデモが始まる。
グループがみっつあって、「渋谷プロテストレイヴ」「肉球新党」「怒りの可視化」のうち好きなところに並ぶ。私はゆるい感じの肉球さん。家族連れが多く、初めての人も多いようだった。そういう話が聞こえた。列につくと、ちょっと周囲の人にご挨拶。それからのど飴を分けたり、交換したり、プラカードの感想を言い合ったり…和やかな雰囲気だ。ネズミの被り物やピカチューやキツネのお面も見える。私はダースベイダーのお面持ってるんだけどな。(←自慢するな。)うしろの子どもがシャボン玉を飛ばしていた。この緩さが良い。
肉球さんは大人気で人がどんどん増えていく。「去年よりずっと多そうでよかったですね。なんでみんな怒らないんだろうって不思議でしたよ」と言うと、ビデオを回している隣の若い女性も、紙を配っている肉球の人も「もうね、嬉しいのひとこと。コールの紙もうなくなっちゃった」とにっこりした。
あとで参加者は3000人という発表があったが、SPYBOYさま(下に記事があります)は数を当てたとか。すばらしい(笑)。私には「いっぱい」と「少ない」の二分しか存在しない。(いや本当は1万とか来てほしかったなあ)
映画監督の西原さん(私は過去ログで『盲ろうを生きる』という作品を紹介した)の短い動画、雰囲気をうまく伝えてくれている。
#OccupyShinjuku0112 #0112新宿プロテストレイヴ pic.twitter.com/GGROV2wWlt
— 西原孝至 (@tk_ns) 2020年1月12日
新宿はいつもそうなのだが、人々の反応がすごくいい。手を振ってくれるし、一緒にコールもしてくれるし。ハイタッチする人もいて楽しい。
私のグループは最初の方にゴールしたので、また道を戻り、新宿5丁目の交差点で他のグループを最後までお迎えした。上の写真の右下以外は交差点で撮ったもの。「怒りの可視化」さんグループはとってもカッコいい。服装も黒とオレンジでキメている。
詳しくはSPYBOYさまのレポートでどうぞ!
『OccupyShinjuku(新宿占拠)0112』と映画『ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋』 - 特別な1日
デモの終点。ゴールデン街の横。
この写真は去年10月である。外国人観光客が多く、デモ隊に興味を持って話しかけてくる人が何人もいるのだ。好奇心いっぱいで「ここには何と書いてあるのか」と参加者に説明させていた。私も今回新宿5丁目で待っているとき韓国人の旅行者の青年に話しかけられ、ちょっとおしゃべりした。おもしろいことはたくさんあるが、今日はここまで。
みなさん、お疲れ様でした!
🌸今朝の東京新聞(*'▽')
追記:1月14日 寄付先など