13.4度!1901年以来の記録
12月26日の今日、ベルギーでは気温が13.4度というもの凄い記録を打ち立てた。いやはやどうなってるの?
ここアントウェルペンでも暖かすぎて、クリスマス気分は全くなし。市民や観光客が町中に溢れ、歩こうにもなかなか前に進まない。カフェも人でいっぱい。すいているところをみつけるにも一苦労である。エルニーニョのせいらしく、ニューヨークでも21度だとか。
夏のような冬の写真。Tシャツでサッカーをするこどもたち。
さあ、街を歩こう。少しずつ町に慣れる感じ。人間と同じで、親しくなるのに時間がかかるよね。まず駅へ。
これが私の利用している駅プランタン(Plantin)。印刷の黄金時代を築いた印刷出版業者の名前をとっている。世界遺産のプランタン=モレトゥス博物館はここアントウェルペンにある。
極度乾燥(しなさい)
有名なブランドらしい。それにしても変な名前。
お店やウィンドーを見るのが楽しくてしかたがない。いまのところ、何もかも珍しい。
老舗で大人気のパン屋Goossens
エキゾチックな食料店 窓のところにいつも男の人がいるのだが、今日はチャンスだ。
警察署。不思議な建物でしょ。
学校制服専門店。制服あるんですね。
銀行の建物の壁。船が飛び出し、上にマーキュリーの杖が。
中央駅。左にクリスマス市の小屋が立ち並ぶ。
路上アーティスト。人形も使える一人オーケストラで、しかもうまかった。演奏が終わると拍手喝采だった。
カテドラルを臨む。観覧車はこのクリスマスシーズンだけ出る。
駅の中にあった分別箱。
右から、電池類、タブレットやパソコン周辺機器など、そして電球。
窓辺の猫ちゃんたち。
そしてこちらは
近くの公園Stadsparkに住んでいるウサギたち。和みにここへ来る。
書店いろいろ 第二弾です
Boekenmarkt De Markies Hoogstraat 62-64
おそるべしマルキース、新しい本を廉価で売る。マルキース価格という値札がついている。これはクリスマス25日の写真だが、他店が休みだからか、客が入れ替わり出入りして店主と楽しそうに話していた。
こちら有名な出版社・書店 Standaard
まん丸おめめのオレンジ色のフクロウ。店舗数が多い。
緑の河童書店 De Groene Waterman cv
Wolstraat 7, 2000 Antwerpen
読書人のメッカ。シンポジウムや講演会、詩の朗読会など催しが活発。
2018年には50周年。
店内はひとつの小宇宙だ。テーマを設けて平積みで見せたり、クリスマス・年末の時期には、贈り物に適した本やカレンダーや手帳などを集めた楽しいコーナーを作ったりしている。自分の欲しい本があるかどうかウェブであらかじめ調べていけるし、取り寄せてもくれる。なんといっても書店員がプロである。先週注文した本が届いたから、と律儀にメールで知らせてくれた。
夏目漱石「吾輩は猫である」と平出隆「猫の客」(写真左、オランダ語版)が並んでいた。
「猫の客」の紹介(オランダ語)
詩情に溢れ、こころ温まる小説で、人生の儚さや小さな幸せをいつくしむことをうたっている
私もぜひ読んでみたい。
買ってしまった!猫のカレンダー。(写真右)2016年もよい年でありますように。
さてまだ本屋の続き。
't Stad Leest Steenhouwersvest 16, 2000 Antwerpen
町は本を読む、という意味の店名であるが、アントウェルペン市とは関係なく、二人の若い男女がどこの傘下にも入らず、個人で始めた書店である。歴史ある荘重な建物に一歩入ると、そこはまさにワンダーランドだ。老若男女あらゆる世代の人々に向けて、読書は楽しいよ、と誘い込む。
広い店内には様々な分野の本があるが、子供向けのコーナーが充実。
楽しい家庭的な雰囲気作りを心がけているようだ。
追記メモ
海外の『猫の客』
チェコ版 ”Kočičí host”。下の写真は装丁家のLucie Zajíčková さんのサイトで見つけました。縦書きタイトルがおもしろい。書道も目を引きます。どうやらチェコ人のRené Ochiai氏の作品のようです。
Lucie Zajíčková — Design knih a knižní typografie
こちらのブログでは中が見られる!チェコの本はとても豪華な造りで驚きますね。
”BRNO” はチェコ共和国第二の都市で、モラビア地方にあります。
フランス語もすてき!