昨日に続き、今日は駅の中を見ます。
アントウェルペン中央駅 -1- 駅を外から - ベルギーの密かな愉しみ
列車が着いた。わあ、きれい!と思う。何度来てもそう思う。
「出口」って書いてあるけど、駅舎への入り口でもある。終着駅だからみんなここに向かうのだ。実をいうと裏から出ることもできる。日本と違って改札がないから。ユダヤ人は皆後ろの出口を使っている。自宅に近いからだろう。前に「シナゴーグ」のところで書いたけど、アントウェルペンには約2万人のユダヤ人が住んでいる。
今あそこで、おじさんが三脚立てて写真を撮っているね。邪魔しないように通ろう。
階段を降りていくと切符売り場のカウンターが見える。左にインフォメーション。(以前アントウェルペンの観光案内所・WIFIを求めて・書店 ほか - でお話しした)
振り返ると。
階段右側の細い溝に、自転車のタイヤをはめて、上まで転がしていける。凄いアイディアだよね。
ウィキペディアより
駅構造
石に覆われたターミナルの建物と待合ホール上の巨大なドームはベルギーの建築家Louis Delacenserieが設計したもので巨大な鉄(高さ44m、長さ185m)とクレメント・フォン・ボガードによるガラスで構成されている。当駅はベルギーの鉄道建築でもっとも素晴らしい例として広く見なされている。
小学生のグループが先生の指示を聞いている。
構内のロッカー。
8か国語の中に日本語がある。大きいロッカーは5ユーロで、中型スーツケース2個はゆうに入り、さらに小型のものも1個か2個入る。やり方は説明に従えば簡単だが、コツをひとつ言うなら、ドアをバンとしっかり閉めないと鍵がかからないこと。静かに閉めてはだめ。バンと強くやってください。するとカチャリと音がして、支払うべき金額が表示されるしくみ。
ウィキペディアより
線路の配置
レベル +1 (元の駅) ドーム状のトレイン・シェッドの下に6本の終端式の線路がある。3本ずつの2群に分かれておりその間の開口部から地下が見える。
レベル 0 チケットオフィス・商業区域
レベル −1 (道路面より7m下) 4本の終端式の線路がある。2本ずつの2群に分かれる。
レベル −2 (道路面より18m下) 4本の線路がある。中央の2本は街の下のトンネルにつながる(高速列車と高速国内インターシティーサービスに使われる)
明るくて美しい駅。終着駅の暗さはない。
世界の鉄道駅トップ10には、いやトップ5には毎年必ず入っている。TOPの選ぶ基準にもよるので、何位とかはあまり意味がないと思う。ロンドンのセント・パンクラス駅やニューヨークのグランドセントラル駅なども、いつも入っていますね。