雑記その5.
モチモチの木 栃餅(とちもち)
絵本『モチモチの木』(斎藤隆介、滝平二郎)、皆さんご存知だろうか。小学校の国語で出会った人は懐かしいでしょう。そして先月の「グレーテルのかまど」はこれだった!
【#瀬戸康史×とち餅】#グレーテルのかまど は今夜10時!
— NHK Eテレ編集部 (@nhk_Etele) 2019年11月18日
じさまと5歳の豆太の暮らしを描く絵本『#モチモチの木』に登場する「ホッペタが落っこちるほどうまい」とち餅に挑戦します。
「グレーテルのかまど」#Eテレ
11月18日(月)午後10時https://t.co/w3lThdTzW8 pic.twitter.com/VCnZ22VCer
昨日のURURUNDOさんのエントリもこの栃餅のお話。
引用
近くの山に自生する栃の木。
秋に山へ分け入り
栃の実を
袋にいっぱい詰め込んで帰る。
もち米も今年の秋に収穫したもの。
そんな手間入りの栃餅を 毎年5個
赤カブ 白菜の糠漬けとともに
届けて下さる タツコさん。
全部お一人でなさるタツコさんは「絶滅危惧種」だとおっしゃる。それはよくわかる。栃の実は縄文時代から食されているらしいが、あくが強く、あく抜き作業には大変な時間がかかる。各地方、各家庭で受け継がれた方法や道具もあって、おいそれと挑戦はできないものなのだ。
栃の実は拾ったらすぐに水につけておかねばならない。浮いた実は捨てる、そのあと実を乾燥させる、最も大変なのがこの後の皮をむく作業らしい。それから木灰のふとんに沈めてえぐみを消す。また洗って…等々。こうした作業は最低でも2週間、あるいは1か月近くかかるという。
youtubeで良いビデオを見つけたので貼っておく。鳥取県三朝町は栃の木が「町の木」で古くから親しまれているんだって。この地に伝わる栃の実のアク抜き技法、そして餅づくりまでが簡潔に美しい映像でまとめられている。
北海道から灰が届いたよ、が栃餅作りの合図。
実はうちでも母が作る。母は何でも自分で作りたい人なので若い時に習ったのだ。栃の実はあらかじめ人に頼んでおいて、その人から買う。灰は長く北海道から取り寄せていた。函館の親戚が紹介してくれた人で、全く無償で毎年灰を送ってくれた。その北海道の灰じゃないとうまくあくが抜けないと言うのだ。良質の楢の木らしい。灰が縁で長い交流があったが、30年くらい前に亡くなってしまった。現在灰は別の所から買っているようだがどこ産かは知らない。
毎年家族分の栃餅を作ってくれる。餅つきは電動の餅つき機を使っている。縄文人のくせにね。写真左下の茶色いのが栃餅。
↑よもぎの草餅も作る。良いよもぎもなかなか手に入らないそうだ。あと豆餅も(右下)その上は普通の白餅。
栃餅は、正月まで我慢できず、家族のいないときを見計らってこっそり焼いて食べた。
しめしめ、誰にも見つからなかったぞ。
栃餅がトースターの中でぷっくり膨らんで目玉のおやじみたいだったから、目玉のおやじのお猪口を出してこっそりお酒も飲んだ。そのあと何食わぬ顔をして掃除業務にいそしんだ。(年末の大掃除がなかなか進まない💦)
ここからはお返事など。
wattoさま、>山口敬之元TBS記者の外国特派員協会での会見では、英語の質問中「上級国民」が日本語のまま使われていた…
そうそう、私もあの記事読みました。総理の友人だし、仲人もしてもらったくらいですものね。上級国民もいいところ。
前によんばばさんともやりとりしたんですが、「代用監獄」the daiyo kangoku systemも恥ずかしいですね。「忖度」は広まらなくてよかったです。
あとわっとさまからは名古屋市給食の背景も説明していただいています。
名古屋市は、悪名高い名古屋城木造天守閣再建計画のほか、市内の「あおなみ線」という路線に蒸気機関車を走らせるとか、ポピュリズムまっしぐらで足元を見ない政策ばかりを市長が押し進めているのが根本問題なもので
sapicさま、ちょっと笑っちゃいました。北海道はあさりたくさんとれるんですか?養殖かな。
子供の通う小学校では入学時から比べるとこの5年で魚や肉の代わりに冷凍あさりの登場回数が激増中です。それで子供はすっかりあさり嫌いになってしまいました…。
sourounomitu さま、
学校も病院も食事が益々悪くなっているように思います。栄養士の努力もありますが国・行政の問題が大きいと思います。
「病院も 」←これ言われていますね。逆に刑務所の食事が良いと、写真付きでツイートしているのを見たことがあります。美味しそうでした、ネットで探せば出るはずです。
光さま、話がちょっとそれるんですが、今年の初めにフランスのテレビ局でやっていた特集がショッキングでした。「日本の高齢者はむしろ刑務所に入りたい」というもの。Japon : ces seniors qui préfèrent la prison
これの解説バージョンのような報道が翌月、BBCにもあって、英語はすぐに翻訳が出るのでそっちの記事も貼り付けておきます。日本の年金生活者が刑務所に入りたがる理由
rimikitoさま、正論です。
食材の高騰、給食費未納者問題、食物アレルギーへの対応etc 悩みが尽きない現場の話を学校栄養士だった友人からよく聞かされた。もはや同一メニューを全員に提供すること自体に限界を感じます。
annenevilleさま、 富士そばのバクテーは胡椒の嵐らしいです。がっかりしませんように。こちらのSPYBOY さまが書いてるお店
赤坂でバクテー専門店行きましたが、あの漢方臭さが良いと思います。何となく健康的な雰囲気がする(笑)
おすすめしますよ。シンガポール バクテー専門店 新加坡 肉骨茶
どんなものか試したいのでしたら気軽に食べられます。撮った写真もあるので貼ります。
(左:厨房。右:私が取った肉骨茶満喫セット1280円)
みなさま、ご家庭でのんびりなさっていますか。
冬休みのお子さんたちと過ごす時間は貴重ですね。
どうぞ良いお年をお迎えください。
また来年お会いしましょう。
セネシオ(”ノボロギク”という意味だよ)