ビアカフェ 第三弾
穏やかな天候が続く。これでいいの?と本当に心配になる。来年しっぺ返しが来たりして。
Quinten Matsijs カフェ・クイントンマセイス.(12月29日の訪問)
今日のビアカフェ、なんとアントウェルペン市庁舎と同じく、450周年をお祝いする、おめでたいカフェ・クイントンマセイス.(Moriaanstraat 17, 2000 Antwerpen)
とっても小さな通りにあるけど、アントウェルペンで一番古いカフェでとっても有名。なぜなら多くの小説家や著名人のstamcafe(行きつけの店)だったから。私の好きなWllem Elsschotも通い詰めていたらしいし、今ではお孫さん(フランダース地方で知らない人はいない、と言っても過言ではないかな。子供のころTsjipと呼ばれていた。)もいらっしゃるのだとか。
またTVの旅番組でご存知のかたも多いと思うけど、店主スヴェンさんは奥様が日本女性である。
お店の外観。夕暮れのショット。
そして2回目 Den Billekletser
今日はマダムだった。おじさんはどうしたんだろ。
写真の「今月のおすすめ」ビールをいただいた。
Den Engel フォンスケの場所 (12月31日) Grote Markt 3
前から一度行ってみたかった憧れのカフェ。いつみても超満員で、いつか入れる日がはたしてくるんだろうか、と思っていたら、神様が一年の最後の日に願いを叶えてくれた。そう、今日は大晦日。で、朝の10時半(!)なんだけどね。
私の座っている席の右隣には、男性がビールを飲みながら新聞を読んでいるが、そのベンチこそが私の関心事である。そこは一人の常連客が決まって座る場所で、毎日同じものを注文していた。それも100歳を過ぎるまで。100歳の誕生日は家族はもとより常連の仲間たちが大勢集まり、祝ってくれたそうだ。高齢になり、施設に入ってからも家族の人が車で送り迎えしてくれたとか。
男の名前はフォンスケ。
鏡に書いてある。こkがいつも腰かけていた席だ。
フォンスケ 101歳 1905-2006
またこの店のWifiコードは”fonske”である。
朝から飲んでるお客さん。観光客のことは全然気にしないでくれてありがたい。
中央左にトイレの入り口が見える。二階にあがると小部屋があるそうで、学校の課外学習に出かけた子供たちが、昼時そこでサンドイッチを食べたりもするそうだ。アントウェルペンのいろいろな世代の人々が来るのである。
メニューのDe Koninckはアントウェルペンのビール。上から"Bolleke"、そのほか二つ名前が並んでいるが、どうやらグラスの形が違うだけのようである。
カフェの外に出る。この左の建物に入っている。美しいギルドハウスである。
不思議な建物「五大陸の家」
アントウェルペンの街歩きはホント楽しくてしょうがない。上ばかり見ていて、しょっちゅう自転車専用道路にはみ出してしまう。東京にはない習慣だからいまだに慣れない。
さてこの船が飛び出したみたいな建物は、De vijf werelddelen 「五大陸の家」。
建築家Frans Smet-Verhasが1901年に、とある船主の依頼を受けて建てたものである。ガラス窓の枠の上に大陸名が刻まれている。
建物はとても有名なのだが、場所がちょっとわかりにくい。Plaatsnijderstraat とSchilderstraatの角にある。王立美術館の近くではあるが、いまは閉館中(2018年まで)。それなのにこの写真を撮るためだけに次々と人が現れる。
旗が立っているのは、一階にチリの領事部が入っているためである。
Kunstgalerij De Zwarte Panter
Hoogstraat 70-72-74, 2000 Antwerpen
ブラックパンサーつまり黒豹。なんと1303年にさかのぼる建物である。1505年改築の際チャペルを加えた。1970年以降、展覧会のほかコンサート、ブックフェア、映写会など多彩な催しで市民に親しまれている。
入り口脇の井戸。
彫刻家や音楽家、詩人や作家たちのたまり場なので、誰かしら有名人に会えるらしい。
終わり