ベルギーの密かな愉しみ

しばらくの間 お休みします。

2016-04-01から1ヶ月間の記事一覧

マイケル・ジャクソンと ビアカフェ「クルミナトール」と猫

歌いも踊りもしないマイケル・ジャクソン 写真を撮るために押入れをゴソゴソ…レコードを収めた箱がなかなか見つからず、大わらわ。ふ~っ、あった、あった。この時期の歌手マイケルは大好きだった。 そしてもう一人のマイケル・ジャクソン氏は(写真の中で)…

カフカと踏切と世界の青春 

( *別ブログの記事を移しています) カフカ (図書館に行く道で) カフカ 変身(かわりみ) www.shueisha.co.jp カフカを集英社文庫「ポケットマスターピース」多和田さん訳で読み直している。 若いときには全く気づきもしなかったサラリーマンの本音。 (…

リラックマハウスと棲み分けのモザイク(ブリュッセル聖カトリーヌ教会地区2016年3月)

この可愛いおうち(リラックマハウスと勝手に命名)の2階が、ブリュッセル3月の住まいだった。聖カトリーヌ教会を中心とした地域にある。下の地図を参照。 ★到着した3月1日。こちらをさきに読んでくださるとわかりやすい。 聖カトリーヌ教会のまわりは魚屋…

アメリカの絵本:『うさぎさん てつだって ほしいの』『ちびくろ・さんぼ』

うさぎさんてつだってほしいの (1974/11/5)シャーロット・ゾロトウ (著), モーリス・センダック (イラスト) モーリス・センダックといえば、すぐに『かいじゅうたちのいるところ』があがるかもしれません。 1962年発行の『うさぎさん~』では、センダック…

ベルギーにオランダ人が殴り込みをかけてきた&フリット屋もアップデートしておしゃれに。 

Frites Atelier フリット・アトリエ どうです、このフリット(フライドポテト)のデラックス版は? ただもう美しい!写真を撮って人に見せたくなる。実際インスタグラム向きなので、画像はあちこちを飛び廻っています。 オランダ人がフランダースにフリット…

印刷の黄金時代を築いた工房 プランタン=モレトゥス博物館

印刷出版 紙の発明、グーテンベルグの活版印刷と続く文脈上、印刷出版も「情報革命」と呼んでいいと思う。思えば日本も「解体新書」(オランダ語の「ターヘルアナトミア」を翻訳したもの)から西洋医学を学び、地理学、幾何学、造船学など大量の書物が江戸時…

夏のような日 昭和を捜して町歩き&ラーメン屋&ノボロギクたち

( *別ブログの記事をいくつかまとめて移しました) ブリュッセルの地下鉄 マールベーク駅 http://deredactie.be/cm/vrtnieuws/regio/brussel/1.2639088 写真BELGA ブリュッセルの同時多発テロで、爆発事件のあったマールベーク駅が今日から使えるという記…

出久根育の「あめふらし」(グリム童話)+スロヴァキアが生んだ色彩の魔術師 ドゥシャン・カーライ

*絵本ブログ「子どもの領分」から移動 一度見たら絶対に忘れられない絵。ことばにならない強烈な印象を残します。しかもグリム童話? えっ、あめふらし? 絵を描いているのは 出久根育(でくねいく)さんというプラハ在住の女性のかた。 この本がパロル舎か…

フレディ・マーキュリーと和紙 ルリユール製本

先月ブリュッセルの連続テロ(3月22日)があったあと、ベルギーの音楽ファンがひそひそ声で心配していたことは、 「Queenのコンサート、どうなるの?来てくれるかな?」 テロの前、私は街のあちこちにポスターが貼ってあるのを見ていた。 「ふーん、クイーン…

リエージュ再訪 8年ぶり 追記:2019年3月リエージュ風肉団子

Liège (オランダ語: Luik) (以前はアクサンの位置が異なりLiégeと綴って「リエジュ」と短く発音していた) 写真:君主司教宮殿(ベルギー観光局) シムノンかワッフルか 平均的な日本人で、リエージュと聞いて何か思い浮かぶ人がどのくらいいるだろうか。 …

日本の絵本:『わたしのワンピース』&『かさ』(太田大八)&『ぐりとぐら』追記:ソール・ライター 

娘が大好きで大好きでいつも抱えていた本です。 思い出深く懐かしさのあまり、ちょっと取り上げてみます。 わたしのワンピース 作: 西巻 茅子出版社: こぐま社 発行日: 1969年12月 まっしろなきれ ふわふわって そらから おちてきた で始まります。 わく…

アントウェルペン動物園

動物園っていうと、どんなイメージ? (↑誰でももらえる園内地図) 動物園にいくのはどんなとき?デートとか子供連れの日曜日とか、小学校の遠足とか。あるいは東京都民の日(10月1日)はタダだからちょこっと行ってみよう、とか。うちは上野に近いのでよく…

すしブーム さいたまの謎 もしかして埼玉ブーム❓ 追記:2019年 映画『翔んで埼玉』っ❣

3月22日の空港・地下鉄連続テロで、時間が断ち切られてしまい、記憶やできごとの余韻も、有刺鉄線で境界を仕切られた遥かむこうの領域に置いてきぼりにされている。 22日以前はわたしにとって重要で楽しいできごとがいくつも連続してあったのに。まず2…

カロリーヌの眩しさ フランスの宝物「カロリーヌのぼうけん」

カロリーヌちゃん 永遠のアイドルです、わがやにとっては。 若いみなさんにとっては 「カロリーヌとゆかいな8ひき」シリーズでしょうか。 うちにあるのは、1998年発行、シリーズの『カロリーヌのゆきあそび』BL出版 見開きも楽しい! 他にも1984年フランス…

パリの桜・世界中が花盛り&ビール”ウルビアマン”&もったいない!食品ロス フランスの取り組みほか

(*別ブログの記事を移しています) パリの桜 今日はあいにくの雨だが、昨日、おとといは晴れて桜が楽しめ、幸せな春の気分を満喫した。入学式も桜満開の下で、本当によかったね。(うちの近所の小学校の話ですが)しかし日本人が珍重するソメイヨシノは、…

パリ 最後は山登り

自分の首を持っているのは聖ディオニュシウス、普通「聖(サン)ドニ」と呼ばれている。 この彫像はノートルダム寺院の正面入り口の扉横を飾っている。 うちの子供たちは小さいころ、聖ドニ伝説が大好きだった。サンドニはパリの司教で、殉教し、フランスの…

パリの休日 プチグルメ編 追記:2019年の写真

パリの休日2.プチグルメ編 タイプの違う店を三つ紹介します。 その1.(下に地図あり。一番北の店) 前はワインバーだったが、今ではクラシックなフランス料理の軽食も堪能できる。スープからフォワグラまでいろいろある。英語メニューもあるのでご心配な…

パリの休日 感傷編

今でも朝起きてパソコンをつけるときはドキドキする。また何か事件が起こっているんじゃないかと。ベルギーの人たちの傷は癒えないばかりか、経済的な落ち込みが深刻になっていて、さぞ暗い気持ちで過ごしているのだろうな。それとも原発テロなど心配しても…

次のテロは 怯えるヨーロッパ(+旅行保険で払い戻し)

お陰さまで4月2日、無事帰国しました。たくさんのコメントやメッセージ、ありがとうございました。ブリュッセルの連続テロから10日。たった10日なのに、いろいろなことがあったので、ものすごく時間がたった気がします。ブリュッセルから流れてパリへやっ…