ベルギーの密かな愉しみ

しばらくの間 お休みします。

2016-01-01から1ヶ月間の記事一覧

広場たち ネロとパトラッシュの教会 追記

始めに小さな広場から シント・ヤンスフリート Sint-Jansvliet 聖ヤン水路広場 日曜市に来て、絵葉書やベルギーの漫画を買ったりした広場だが、この日は花屋が出ているだけで閑散としている。寂しい。 右奥の黄色い建物が、川向うへ渡る歩行者&自転車用トン…

アントウェルペン街角風景7 日本女性のすし職人&カフェ「ルーベンス」とビターバレン

15世紀の小路、古くてとっても狭くて私の好きな道。手前左の角は こんな素敵なレストラン。Restaurant Ulcke Van Zurich Oude Beurs 50, 2000 Antwerpen http://www.ulckevanzurich.be/menu/ 人気店らしい。 ルーベンス博物館の上空に浮かぶ飛行機雲に見とれ…

アントウェルペン 街角風景6. グラフィティの世界

散歩する門 時々方角を間違えて、反対方向に行ってしまうことがある。34番のバスで連れていかれた川べり、Gillisplaats。そこにあった凱旋門。De Waterpoortともいうし、 Porta Regia ともConinckxpoort とも呼ばれている。でも一番おもしろいのはアントウェ…

マーキュリーの杖とアントウェルペン商業学校(追記)

メルクリウス(マーキュリー)の杖 cenecio.hatenablog.com このときにマーキュリーの杖が気になって、調べてみようと思った。 一橋大学の校章にも (下記サイトより引用) http://www.hit-u.ac.jp/guide/outline/emblem.html アントウェルペンの商業学校 当…

高等学校・スタッツ公園 (追記:ランポ氏ブログより 山車など貴重な資料)

王立アテネウム(中高等学校) Het Koninklijk Atheneum Antwerpen アントウェルペン中央駅の近く、トラムやバス乗り場の真ん前にある。 つまりこんなまちなかの、しかもこんなに日当たりのいいところにあるのが中学・高校だなんて!しかも豪華です。王宮み…

『わにくん』 Krokodil, Krokodil &『葉っぱのきもち』Alle meine Blätter(東京ミッドタウン)

恐ろしくも美しい本。 ビネッテ・シュレーダー! 作: ペーター・ニクル Peter Nickl絵: ビネッテ・シュレーダー Binette Schroeder訳: 矢川 澄子出版社: 偕成社 おしゃれで気品あるシュールさに満ちた、そしてあちこちに目くばせとアイロニーがいっぱい…

ANAとSWとFA そしてトルーパーな日々

ANAは正式名称「全日本空輸株式会社」、ごぞんじ日本の航空会社である。 SWはスターウォーズで、私が勝手に省略しているだけ。ANAは昨年、スターウォーズ仕様の飛行機で話題をさらった。 成田空港ロビーでもこんな風で 過去記事 cenecio.hatenablog.com こち…

アントウェルペンといえば…やっぱり広場でしょう!(夜&Maurice & Dietrich )

フロート・マルクト と そびえるカテドラル またここに戻ってきてしまった。市民も観光客も集まってくるところはやっぱりここ、中心の広場で、この一か月大賑わいだった。 し・か・し! 冬のこの時期は、ほとんど人出ゼロのひとときがある。しかも青空とおひ…

ベギン会修道院Begijnhof と聖心教会堂Basiliek van het Heilig Hart (Berchem)ベルヒェム散歩

女子のみの修道会 これは北西ヨーロッパにしかなく、珍しいのだそうだ。ベルギーのベギン会修道院13件がまとめて世界遺産になっている。特に有名なのはブリュージュとルーヴェンのもので、規模も大きく観光客が絶えない。そこでは女性たちは質素で敬虔な、…

王立美術館地区 と Mampokoでランチ

人民の家 Liberaal Volkshuis Help U Zelve 王立美術館地区にあるこの建物、なんだろうと思っていたら、「人民の家」というらしい。1902年に建てられたアールヌーボー様式で、指定文化財である。 1994年以来シュタイナー学園が使っているということ…

北海道の秘境駅・クマのぬいぐるみCM・見向きもされないジョニー・アリデー 追記:2018年12月

1.北海道の秘境駅 たった一人の乗客最近のニュースで印象深いのは、北海道の女子高生がたった1人の乗客という鉄道駅の話である。廃線になる予定だが、彼女が高校を卒業するまで毎日走らせてくれるという。登下校時の二回だけであるが。こちらの新聞にも載…

アントウェルペン 街角風景5.(ボウイ&泥落とし)

朝、日の出のときが大好き。 向かいのマンションの窓の向こうに太陽が見える。 近くの公園Stadspark 池と白鳥、牧歌的な風景だな。実はここを通るのはウサギ(12月29日の日記参照。写真も)が元気かどうかをみるためだ。けっこうな確率で出会えるが、今回はい…

アントウェルペンのビアカフェ「クルミナトール」ビール好きの聖地と猫たち

Cafe Kulminator Vleminckveld 32, 2000 Antwerpen ビール好きの聖地とも言われ、世界中から客がここにしかない珍しいビールを求めてやってくる。かと思えば地元の人がふらりと立ち寄っては、おしゃべりを楽しむ寛ぎの場でもある。 この写真は前に撮ったもの…

『3びきのくま』The Three Bears(トルストイ再話)&『てぶくろ 』 The Mitten

3びきのくま 作: L・N・トルストイ絵: バスネツォフ訳: 小笠原 豊樹出版社: 福音館書店 発行日: 1962年05月 森の中のお家に3匹のくまが暮らしていました。 おとうさんぐまは体が大きくて、名前はミハイル・イワノビッチ、おかあさんぐまは中くらいの体…

ロッコクス・ハウスRockoxhuis&ペルメーケ図書館 &パナマレンコの作品 追記:2019年12月

相変わらず街を歩いています。ほとんど個人メモです。 天気はとにかく変わる。グルグル変わる。だから空がおもしろい。 それでスヘルデ川を渡って、また向こう岸に行ってみた。 いつも大人気のフリット屋さん MAX 二階席あり。サイズもS,M,Lと選べる。ソース…

アントウェルペンの裁判所とかつての駅「南駅」

謎の建物 王立美術館地区のレストランへ行ったとき、遠くに見えるトゲトゲの、スーパーサイヤ人の頭みたいな建物が気になった。 裁判所だとわかってからは、建築家は誰?と気になるだろう。 パリのポンピドゥーセンターやロンドンのミレニアム・ドームを作っ…

ビアカフェ 今日も名店のオンパレード(けっこう保存版?)

南の方に繰り出した。(ビアカフェシリーズ 何回目?忘れた) De Merode Grote Steenweg 29-31 2600 Berchem 冬のおすすめビールだというので、Kapittel Watouをいただいた。Watouというのはフランス国境に近い村で、Van Eecke 醸造所とSint-Bernardus.醸造…

アントウェルペン 街角風景3. 

街歩きのメモ Sint-Hubertusstraat , 2600 Berchem (Antwerpen) シント・ヒューベルチュス通り 花や木や野菜を育てているお宅が多い。東京に戻ったような錯覚に陥る。 紅茶・コーヒー専門店 可愛い! 郵便配達 ご苦労様です。 国鉄ストの日 1月6-7日 二…

アントウェルペン 街角風景2.

Hendrik Conscience ヘンドリック・コンシャンス像 ヘンドリック・コンシャンス、作家である。 「フランドルの獅子」などの小説で親しまれ、「民衆に読むことを教えた男」として尊敬されている。この像はヘンドリック・コンシャンス広場にあり、後ろの建物は…

Cogels-osylei  コーヘルス・オスィ通り ベルエポックの建築群-3-資料・カフェなど 

ワーテルロー通りWaterloostraat 11番地De Slag van Watetloo ワーテルローの戦い すでにお馴染みのSmet-Verhasの作。レンガの色使いでわかる。モザイクでナポレオンとウェリントンの顔、二階には名前も入っている。 3-9番地 名前はない。「ワーテルロ…

アメリカの絵本:『もりのなか』『わたしとあそんで』『スイミー』&不思議な売り家の話

もりのなか 作・絵: マリー・ホール・エッツ 訳: まさき るりこ出版社: 福音館書店 発行日: 1963年12月20日 マリー・ホール・エッツ (Marie Hall Ets)は 1895年アメリカ ウィスコンシン州生まれ。動物と親しんだ幼少時代が、のちの作品に大きな影響を…

フランカンの命日&建築家の坂 茂氏はガストンに似てる!追記:フランカン関連まとめ

個人メモです。 1月5日、フランカン(André Franquin )の命日だった。Twitterで教えてもらった。 誕生日が1月3日。1月はフランカンを思い出す月だ。 我が家のマルシュピラミ Franquin et Cieのツイッター >1月5日だねえ、フランカンがぼくたちのもとを去っ…

Cogels-osylei コーヘルス・オスィ通り ベルエポックの建築群-1-

ズーレンボルク( zurenborg)地区を訪ねた。 コーヘルス・オスィ通りを中心とした一帯に、様々な建築様式の館が多数立ち並んでいる。考えうる限りの、いや考えもしなかったような奇抜なアイディアのものまでとにかく装飾過多のめくるめく建築群に圧倒される…

新年のお祝い・魚料理レストランFISKEBAR・ルモンドが選ぶ漫画10選 追記:ビターバレン作り方

2016年元旦です。 市民のためのお祝い de nieuwjaarsreceptie なるものがあります。 (注:雪はフェイクです。雪が降っているように見せるウィンドーがあるのです) 1月3日、市庁舎前の広場Grote Marktにわらわらと市民が集まりだした。日曜なのにこんなに…

ビール醸造所見学 De Koninck  

デ・コーニンク(De Koninck) 「手」のマークで有名なアントウェルペンの地ビール。創業は1833年。ちなみに1830年がベルギー独立の年だ。 アントウェルペン市内で見学ができるのはここだけらしい。 今ちょうど、年末の休暇を利用して息子が来ている。うちは…

年があけ、2016年になりました。

道路を掃除する市の清掃職員。 大晦日の年明けどんちゃん騒ぎが終わり、そのあとかたずけ。 道はゴミやたばこの吸い殻で汚い。おじさんには手を振って挨拶し、ご苦労様を言っておきました。 瓶の回収ボックス。 透明な瓶は白、色がついているものは緑。 おお…

アントウェルペンといえば…  自転車

自転車王国 自転車のある風景、集めてみました。 いたるところに自転車。 貸し自転車 地下駐輪場 自転車置き場 盗難対策、という消極的な理由からではなく、もっと自転車に快適に乗ってもらおうと、市は様々なアイディアを出している。これはfietstrommelと…