ベルギーの密かな愉しみ

しばらくの間 お休みします。

2016-03-01から1ヶ月間の記事一覧

旅の終わり 想い出の写真をメモ

観光名所ではないけれど、美しい建物というのがあります。 シナゴーグ(ユダヤ教の礼拝堂) Bouwmeesterstraat 7 この威容! 目を見張ります。ネオ・ムーア様式というのだそうで、建築家Joseph Hertogs と Ernst Stordiau により、 1893年に設立されました。…

あれから一週間 &さよならブリュッセル

テロから1週間のブリュッセルのいちにち、 どんな様子かお見せしますね。 写真:3月29日証券取引所前。 メディアが一斉にいなくなってすっきりと広くなっている。向かいのマリオットホテルから引き上げるクルーも見かけた。しかし建物裏側に、まだアメリカや…

「ベルギーのかなしみ」壁絵とおしゃれな木&OUTINGS PROJECT(+スナップ・メモ)

3月28日朝10時 証券取引所前 ↑右の男の子の写真は数多くのメディアで紹介され、すでに有名だが、ブリュッセル市民がそれに応えて、左ににメッセージを書いている。 今日のライオン像 嫌ムスリム感情を助長させないように、けがをして入院しているベルギー人…

ブリュッセル 服喪が明けて  (+スタッツ公園)

22日の空港・地下鉄テロ事件のあと、ベルギーは全土で3日間の喪に服した。 そのかん、様々な式典や集いがあり、そして今でも救命活動や精神的なケア、旅行客の旅程変更など、忙しく集中的に尽力がなされている。 写真:3月26日朝10時半 ブリュッセル証券取…

既視感 と 根っこの生えた不安 

(写真:3月23日朝、アントウェルペン市庁舎前) 資料調査のためアントウェルペンにいるので、ブリュッセルで起きたことはTVとパソコンで追っていた。残念ながら、多くの人が口にしていることだが 「ついに来た」「とうとう来てしまったか」 というのが空港…

ホテル・アンティゴネ わたしたちのホテルとそのまわり 

ホテル・アンティゴネ わたしたちのホテルとそのまわり 3月は半月のあいだ、アントウェルペンのホテルで暮らしました。スヘルデ川のすぐそばで、とっても気に入っていました。 ホテル・アンティゴネ 3階の窓から、聖パウロ教会が見えるというラッキーさ。 川…

若きトラベラーのためのUSE-IT と 連日の捕物でサラがついに捕まる

USE-IT! 初めて訪ねる土地に知り合いがいたらいいな、と思わない? 市販の旅行ガイドブックや公的な観光局とはまた違った、生の耳よりの情報を教えてもらえたらいいなと。 情報アプリが登場 https://manyguide.com/ 旅行ガイドやレストランの評価サイトを見…

あの頃シルビア・クリステルと…ヒューホー・クラウス編 続き

写真:シルビア・クリステル自伝 2月の記事「あの頃 ヨーコ・オノと…」の続きになります。 Hugo Claus (1929 – 2008) ヒューホー・クラウスについて語るのは私には荷が大きすぎるが、できるだけ簡潔にやってみる。 この人はものすごく早熟だった。19歳で”De …

想い出のイクセル (個人メモ)

聖ボニファス教会 L'église Saint-Boniface d'Ixelles 18世紀中頃のネオゴシックの教会 L'église Saint-Boniface d'Ixelles 昔の絵葉書とほとんど変わっていない。 聖ボニファスさま Saint Boniface de Bruxelles( またはBoniface de Lausanne、1181~1260…

ブリュッセル めくるめく壁アート

ブリュッセルの建物の壁にはよく絵が描かれている。ただの落書きも多いが、ベルギーを代表する漫画家の作品があちらこちらに飾られている。これもブリュセルッ子の自慢のひとつ。漫画はベルギーではBDといって「アート」と位置付けられ、「漫画博物館」には…

芸術の丘と楽器博物館 &サン・ミッシェル大聖堂とハヤブサのおうち

Mont des Arts 芸術の丘 ブリュッセル ここはグランプラス(旧市街)から10分ほど歩く、小高くなったところ。日本人観光客によく出会います。 The old Delacre Pharmacy 昔は薬局だった建物。どれだけ金持ちかわかろうというものです。1895年に建てられたア…

ブリュッセル 春だね~!

お天気最高! サン・ミッシェル大聖堂前のクロッカスと水仙。 大聖堂を背に町並みを臨む。ちょっと霞んでいる。 花屋さんの窓。 花屋さん入り口と中をちょこっとのぞき見。 春が来て嬉しくてたまらない私。目的のないブラブラ散歩です。 雑貨屋さん、復活祭…

ブリュッセルの「世界入りにくい居酒屋 」&一押しフリット屋・フリットを食べないと死んでしまう人たち 

世界入りにくい居酒屋に行ってきた NHKBSの番組「世界入りにくい居酒屋」というシリーズがある。BSを全然見ない人は知らないかもしれないが、人気番組で、よそものには近寄りがたい、地元の常連客だけで盛り上がるカフェやレストランを紹介している。…

マロール地区 ブリュッセルの下町

高低差のあるブリュッセルで下町マロール地区と丘の上とを結ぶエレベーター。これで下ります。 細長い建物がぎっしり肩を寄せ合って立ち並ぶマロール地区のメイン通り。一階の商店やカフェはまだ営業しています。 「まだ」と書いたのは周囲の開発などで地価…

ブリュッセル小路礼讃  コウノトリと聖ロクス像&マロール地区

ブリュッセルは実はなにを隠そう、袋小路(東京の向島みたいな感じもある)や路地で有名なのである。高低差があるので坂道もおもしろい。1年住んでいたにも関わらず、あらたな発見がたくさんある。それに8年もたてばずいぶん変わってしまい、残念に思うとこ…

ブリュッセル証券取引所 と華麗なパッサージュ(ギャルリ・サンチュベール&トロピスム)

書く前からしんみり。 だってブリュッセルはものすごい勢いで変わりゆくから。この夕陽を浴びて金色に輝く美しい証券取引所の建物にもいよいよ手が入る。 証券取引所前の階段は、待ち合わせ場所としてシンボル的存在だ。夏などは鈴なりの人で、逆に人を捜す…

リエージュ=ギマン駅 *資料

リエージュ フランス語は現在 Liègeと綴る。以前はアクサンの位置が異なり、 Liégeと綴って「リエジュ」と短く発音していた。 オランダ語ではLuik。この辺がベルギーはめんどうくさい。ドイツ語でもまた別の名前になる。(ベルギーでは公用語が3つ) 前回来…

町まるごと蚤の市 トングレン(Tongeren)

念願だったトングレン(トンゲレンともいう)! ブリュッセルからリエージュ乗り換えで約1時間半。言語境界線に近いが、フランドル地方にある小さな町。小さくとも二つのことで有名だ。ローマ人が作った、ベルギーで最も古い町のひとつ、そしてベネルクス最…

ブリュッセル街歩き -1- 追記:ラーメン「やまと」「麺真」

発見と驚きと感傷がいっぱいのお散歩です。 1.Plaizier 絵葉書や雑貨を扱う店 何がおもしろいかというと、自分が撮った自慢の写真を持ちこみ、店主に認められると絵葉書として印刷し、売ってくれる。実際、採用された人を知っている。(ギアさんのお写真、…

世界で一番美しい・・・

前回滞在2007ー08年は、移民センターでのオランダ語講座に重心を置き、週末はほとんどベルギーとフランスの地方の町や村を訪ねていたので、ブリュッセルをガイドツアーするのは、全くもって無理。あまり観光スポットに行っていないから。 で、す、が、 グラ…

ベルギー王立図書館・カフェ「即死」・秘密の小路:コウノトリ小路(追記王立図書館) 

今日は、ベルギー国内の貴重な資料などを保管しているベルギー王立図書館(La Bibliothèque royale de Belgique。左の赤い垂れ幕のところ)を簡単に紹介します。 この庭園は夏なら花咲き乱れる美しいフランス式庭園で、市民がベンチでランチを食べたり足を休…

聖カトリーヌ教会のまわりは魚屋ばかり

ブリュッセルにもどってきた。 アパートのある地域は、聖カトリーヌ教会地区と呼ばれる閑静なところ。しかもおしゃれなダンサール通りからちょっと入っただけのところ。2007-08年に住んだマトンゲ地区と好対照かな。今回改めて歩いてみると、魚専門レストラ…

イギリスの絵本:さあみんなついておいで!Goat's Trail& はるなつあきふゆ SEASONS

おおらかな すがすがしさが残ります。 さあ みんな ついておいで! Goat's Trail ブライアン・ワイルドスミスのすっごく楽しい穴あき絵本です。 日本語版のタイトルは、原題Goat's Trailとは違いますが、中身をうまく言い当てています。やぎが山からふもとの…

ベルギー王立軍事博物館 Royal Museum of the Army  

展示品が多くてまる一日かかります。 また撮った写真も全部載せるわけではありません。簡単な紹介です。詳しくはHPをどうぞ。 ナポレオンがご案内? Douglas A-26 Invader DC-3 DAKOTA Pou-du-ciel「空のシラミ」という名の軽飛行機 フランス人Henri Mignet…