ベルギーの密かな愉しみ

しばらくの間 お休みします。

2019-02-01から1ヶ月間の記事一覧

映画『 YARN 人生を彩る糸』かぎ針編みで 世界を優しく包もう。追記:減りゆく羊毛刈り名人

YARN(ヤーン)って英語の単語、知ってる?編み物などに用いる糸のほかに、動詞で「おもしろい冒険談をたっぷりと話す」という意味もあるんだって。知らなかったなあ。「編む」という冒険を世界をまたにかけて楽しんでいる人たちの、とっても素敵なドキ…

ピカソのゲルニカを連想させる 井上有一の書「噫横川国民学校 」 東京大空襲 追記:

前回記事顔真卿(がんしんけい)から 細野晴臣コンサートポスターを思い出した。 こんな地味で簡素なエントリに、まさか1000近くもアクセスがあるとは!思いがけないことがあるものだ。9割以上がSmartNewsとTwitterだった。 展覧会について知りたければ、私…

顔真卿(がんしんけい)から 細野晴臣コンサートポスターを思い出した。(東京国立博物館)展覧会-3- 

書の展覧会に行ったら戦場だった、というお話から。 上野の国立博物館へ、書を見に行った。特別展「顔真卿―王羲之を超えた名筆」東京国立博物館 - 展示 日本の考古・特別展(平成館) 特別展「顔真卿 王羲之を超えた名筆」 上野は近いのでまず予めチャリで下…

岡上淑子「沈黙の奇蹟」展 報道写真と50年代ファッション 展覧会-2- 

前回岡上淑子フォトコラージュ「沈黙の奇蹟」展 糊とハサミと洋雑誌と。展覧会-1- の続きです。 『天性』1951年 The Third Gallery Aya - Artists 岡上淑子 BIOGRAPHY 戦禍と天災 岡上淑子についてはほとんど前知識なく展覧会に行った。頭部が物に置き換わっ…

岡上淑子フォトコラージュ「沈黙の奇蹟」展 糊とハサミと洋雑誌と。展覧会-1- 

岡上淑子(おかのうえとしこ)の展覧会が やっと東京でも。 「沈黙の奇蹟」展 ↑ポスターの作品は『夜間訪問』(1952年。東京国立近代美術館蔵) やっと東京でも、と書いたのは去年高知県立美術館でやったのをツイッターを通して知り、東京に来ないかな、来た…

編み物少年のステキなお話 &”ヒュッゲ”とか”コーシェリ”はオランダ語にもあるコンセプト 

11歳のジョナー君 編み物は趣味なだけじゃなく… 数日前に読んだ記事に感動して、忘れないうちに書いておこうと思う。ウィスコンシン州在住のジョナー君は、5歳の時から編み物をしているが、お母さんから習ったわけではない。youtubeで独習した。そして現在、…

コメントへのお返事を書いてみた&ヴィーガンの赤ちゃんの死(#未来世紀ジパング-3-)追記:ブログランキング

たくさんのコメントありがとうございます! 今日は頂いた中からいくつか拾って感想など書いてみます。その前に失敗談を一つ。 ペスなんとか 80年代前半パリ滞在時に遡る。このころは食の多様性について日々多くを学んでいた。異国暮らし、知らないことだらけ…

過激なヴィーガン団体が落とす影 &日本もベジタリアン対応へ(#未来世紀ジパング-2-) 

前回菜食主義の最前線 ベジタリアン争奪戦(#未来世紀ジパング-1-)のつづきです。 昔のことだが、ベジタリアンは仏教徒やインド人以外にもいるんだと知り、新鮮に驚いたものだ。するとけっこう周りにも増えてきて、おかしいな、どうしてだろうと思って人に…

菜食主義の最前線 ベジタリアン争奪戦(#未来世紀ジパング-1-) 

菜食主義の文化(ベジタリアン / ヴィーガン) 先日、テレビ東京の「未来世紀ジパング」https://www.tv-tokyo.co.jp/zipangu/で、海外の菜食主義を特集していて、おもしろかったので簡単に書いておこう。めったにテレビは見ないのだが、マライ・メントライン…