ベルギーの密かな愉しみ

しばらくの間 お休みします。

2016-05-01から1ヶ月間の記事一覧

ルリユール・私の製本(写真ブログより移動)+資料 

オーソドックスなルリユール(製本)です。 ①半革角革装 背と角(仏語:coinコワンと発音)に革を使う方法。 紙は職人の手作りマーブル紙。 本: L'amitié de stéphane mallarmé et de georges rodenbach. (préface de henri mondor. lettres et textes inédi…

伊勢志摩サミットのエビ料理と世界遺産のエビ漁 追記:ジョージ・タケイ寄稿

サミットが無事終わってホッとした。オバマ大統領の広島訪問(資料館見学、被爆者との面会、スピーチと慰霊碑献花など)も画期的な出来事だったから、仏語・蘭語新聞もかなり紙面をさいて詳細にレポートしていた。オランダの新聞の一つは、記事タイトルが「…

サボテン&猫たち(5月27日) アゲハ蝶が飛んだ(5月30日) 

*別ブログの日記を保存しています。 5月29日 蝶が2匹羽化しました。 毎朝そお~っとカーテンを開けます。 朝の5時ころ、もうかえって、羽を乾かしていました。ああ、美しいとうっとり見ていたのも束の間、あっという間に飛び去ってしまいました。ケースの中…

ベルギー 鳩の王国 *追記:2019年、2020年”2億円近くで落札されたレース鳩”

鳩様 私の部屋のドア。 この鳩のポスターは、アントウェルペンのビール醸造所見学(*)に行ったときに、ショップの親切なおばちゃんがくれたものだ。 ポスターを見た人は ・ああ、鳩のマークのビールがあるんだな。 ・なんで眼帯なんかしているんだろう。 ・…

「地球の用事」まどみちお(+まどさんと さかたさんの ことばあそび)・『子うさぎましろのお話』佐々木たづ

104歳でなくなった まどみちお (1909 - 2014年)。「ぞうさん」や「やぎさんゆうびん」など、日本人の子供時代と強く結びついている詩人です。 地球の用事 まど みちお ビーズつなぎの 手から おちた 赤い ビーズ 指さきから ひざへ ひざから ざぶとんへ ざ…

薔薇と銀座 (旧古河庭園・奥野ビル) 追記:2018年2019年  

(*別ブログの記事を移しています) 薔薇と銀座 5月23日 春バラを見に行ってきました。 といっても歩いて行けるほど近いんですが、東京では有名な庭園のひとつに数えられ、規模が大きくないのと、西洋庭園、日本庭園のふたつがあるので気に入っています。 …

二つ折りの恋文-1- ルナールの「博物誌」

(アゲハ蝶のサナギ2匹。恋文になる日を待つ。5月21日撮影) 今日は蝶の話です。虫が苦手な人はパスしてね。今日5月23日はラブレターの日・恋文の日だそうです。 蝶 二つ折りの恋文が、花の番地を捜している 皆さんもご存じだと思うが、ルナール(Jules Rena…

マーシャ・ブラウン『三びきのやぎのがらがらどん』&『ちいさなヒッポ』 

三びきのやぎのがらがらどん (ノルウェーの昔話) 絵: マーシャ・ブラウン訳: 瀬田 貞二出版社: 福音館書店 発行日: 1965年07月 「ノルウェーの昔話」となっているのは、ノルウェー人のふたり、アスビョルンセン(Peter Christen Asbjoernsen, 1812-188…

外国で出会うニッポン・絵文字の裏の意味・忍者募集&忍者学入試三重大大学院

外国暮らしで出会うおもしろいニッポン。たいていはクスリと笑えるものばかり。 以前書いたエントリ、デスノート絡みの「キラ殺人事件」のような衝撃的で恐ろしいものはめったにない。あっては困るし。今日は「すしブームさいたまの謎」みたいな、日本と関係…

はらぺこあおむし&フレンチのお店 ル・トロケ

(*別ブログの記事を移しています。日記です) はらぺこあおむし 今朝一匹、さなぎの準備をしていた。 あとの2匹もそろそろかな。食欲旺盛ではなくなっているので。 あと一匹もたぶん明日は・・・ ホームレスのミュージシャンを助けた猫 ボブ。いい話。 kar…

ゴージャスな姻戚 ツェッペリンとシーボルト

Led Zeppelin「天国への階段」が大好き!なのに盗作疑惑って?裁判の行方が気になります。どなたか知っていらっしゃるかた、教えてください。 www.theguardian.com 追記:一件落着したもよう。 Led Zeppelin、洒落たバンド名の由来 キース・ムーン(ドラムス…

王様の温室見学とシーボルト &紫陽花 &皇太子に会っちゃった!

アジサイの季節がやってくる。 アジサイは私の中でいつもシーボルトと結びついている。この結びつきが起こる前は、シーボルトは教科書に載っていたドイツ人医師、それ以上の知識も興味もなかった。 (写真:ブリュッセル ベルギー王室の温室のアジサイ) ま…

移民学校の日々 続き

ブリュッセルは、ベルギー王国の首都であり、北半分のフランダース地方の首府である。そのブリュッセルの位置はというと、フランダース地方の中に「島」みたいな形で浮かぶ仏・蘭二言語併用地域であるが、実際は85%かそれ以上がフランス語話者である。 しか…

移民学校の日々 -1-

ブリュッセルの移民学校でオランダ語を習ったことがある。今日はその頃のエピソードと私のオランダ語学習について書いてみたいと思う。 またなぜ移民のコースか 夫の仕事の関係でブリュッセルに住むことになり、1年間の滞在許可証をもらった。これによりブリ…

園芸家に背中はいらない!・チェコ好きの人はみんな持ってるダーシェンカ (チャペックの世界)

きれいなお庭だなあ とよそのお宅を眺めていると、人がにゅっと急に立ち上がって、びっくりすることがある。しゃがんでいたんだね。そして腰をいたわる仕草をする。わかる、わかる。ちょっと微笑んでしまう光景だ。それで思い出した本を紹介する。 楽しい園…

酒井駒子『ゆきがやんだら』『きつねのかみさま』

『ゆきがやんだら』 酒井さんはどれもすばらしいのですが、今回はこちら。 (学研) とても有名なのでなにも解説はいりませんね。 もしまだお読みでなく、お子さんと一緒に、というかたのために内容には触れないでおきましょう。 ただひとつ、外出の服装、び…

川の恵み 水辺の愉しみ(河川港湾・私たちのホテル)

アントウェルペンっ子はこう言う。 スヘルデ川をくださったことを神に感謝する。 そのほかのことは全部スヘルデ川に感謝する。 水辺はいいな。海でも川でも運河でも、お濠だっていい。水は表情豊かで、ときのうつろい、天候を敏感に反映し、飽きることがない…

ブリュッセル点描 (離婚の危機か?)

散歩の愉しみは毎日なにかしら発見があることだ。小さなことでも家や図書館でそれについて調べていくと、思いがけないことがわかり、驚くこともある。 今日はブリュッセル生活を通して、おもしろいなと思ったものを幾つか紹介したい。 1.屋外エレベーター…

虹伝説The Rainbow Goblins と 高中正義(子どもの領分)

〈*絵本ブログ「子どもの領分」から移動〉 美しくも衝撃的な絵本『虹伝説』 開くやいなや、めくるめく彩色の世界に絡めとられてしまう絵本。 虹を食べる七人の鬼(ゴブリン)」の話です。 私が持っているのは、 虹伝説 ウル デ・リコ (著), 津山 紘一 (翻訳…