ベルギーの密かな愉しみ

しばらくの間 お休みします。

日本と日本語&東京

渋谷の青ガエルが去り、上野公園口に新駅舎と広大なロータリーができた話。

引き籠っている間にどんどん変わる東京 戦争のことを考える8月の続きを書こうと思っていたが、今日は別の話題にしたい。 先日もぶじん(id:kofunmeguri)さまが、渋谷駅前でハチ公とともに愛されてきた青ガエル("green frog")撤去の話を書いていた。コロナ…

滋賀・長浜の観音たちをお迎えして4年になりました。&アンテナショップ「ここ滋賀」

グラグラの不安な基礎の上に立つ日常 コロナの時代はまだ始まったばかりと言えるので、わからないこと、不確かなことが多い。でも「確からしい」ことは少しずつわかってきた。 国民が集団免疫を獲得できれば安心とか、ワクチンや薬が年内にも手に入るとか、…

東京都心の庭園めぐり 困るのはアレだけです。

コスモス畑は同じでも 雨は降り飽きたらしくここ数日は快晴が続いている。 コスモスの写真を撮って帰ったら、わっとさんもちょうどコスモス(と菊)の話題だった:秋の花のイベント2件 - しいたげられたしいたけ。こちら東京も、あちら(岐阜の市之枝)もコ…

光も音もない世界で生きる人たち&ドイツのカーニバルで手話通訳 日本の選挙にも!レゴブロックの突起で点字を学ぶ

UDミニシアター チュプキ みなさんからいただいたコメントは、アイディアや情報の宝庫。しかも深い。あれもこれも取り上げ、お返事したいと思うのですが、今日はよんばば (id:yonnbaba)さまです。 yonnbaba もう20年近く前、音訳奉仕でデジタル化に取り組ん…

ラ行の驚き 元号「令和」で思ったこと&「UDデジタル教科書体」がすごかった。

元号「令和」の発表後、私の頭をよぎったのは次の二点。 ①まさかのラ行だなんて!ラ行で始まる元号なんて今まであったかしら、と思ったこと。 ②「令」か、ほら、問題の字だ!つまり書体によっては同じ字に見えない字のひとつ…。この辺は同じ感想をお持ちの人…

桜穴場スポット谷中霊園にも いまや外国人観光客がいっぱい。

お花見 第二弾 花見客の宴会や喧噪はできるだけ避けて静かに桜を楽しみたい。誰しもそう思うでしょう? 東京の都心でもけっこう穴場があるのだ。近くの谷中霊園では5年くらい前から宴会など飲食禁止となり、車も通らないし、遠くに街の騒音が鈍く聞こえるだ…

桜の季節 花びらプールや上野情景&アメリカ参戦で犬のスタビー軍曹を偲んだ

あっという間に4月です。みなさま、いかがお過ごしですか? 今日はいろいろな話題を少しずつ…。昨日はワンちゃんの写真↓がTwitterで送られてきて、はて、何の日だっけ?すぐにはわからない私。 第一次大戦の連合国の記念絵葉書ですって。 そうか、1914年に始…

「嫁」についてつらつらと考えた正月休み。

嫁はつらいよ。 正月休みに読んだ記事で考えさせられたものの一つ、それは「嫁」というテーマ。きっかけはこの東洋経済さんの記事「田舎の長男」との結婚に絶望した彼女の告白 | 離婚のリアル | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準で、 twitterだけで…

都内を疾走する外国人マリオ &18年間マリオカートで当番を決める父と母 ほか

マリオカートのある風景 東京都内のあちこちで出会うマリオたち。乗っているのは私が見たところほとんどが外国人風だ。おっと、マリオと言っちゃいけないんだった。「マリカー」という名前なのだ。MariCARhttps://akihabara.maricar.com/をめぐっては、裁判…

「生きがい」がブーム 全自動忖度機&ソンタック咳止め 

国際語になった日本語シリーズ 4回目。 「生きがい」ikigai 日本語の単語なのに海外では思いがけない使われ方をしたり、独自の発展を遂げたりする言葉がある。今日はその中でもブームとなっている「生きがい」を取り上げてみたい。 「クリスマスに生きがいに…

国際語になった日本語シリーズ:「忖度」と「ひきこもり」

年の瀬ですね。大掃除や買い物、お節づくりなど進んでますか? はてなの皆さんの多くが、あちらこちらでご挨拶を交わしていますが、私はまだのんびりと今から何か書こうとしている(笑)。←あなた、掃除はすんだの?いえ、まだ半分。あしたやるからいいです…

わが家の小さな自然 -1- 草花

(*写真ブログから記事を移動させています) 5月ころのコラージュです。 特筆すべきは左上の白い花、デンドロビウム。引っ越しをするかたから戴いたのですが、その時は葉もひどく色が悪くて「このまま枯れちゃうのかな」と心配でした。しかし日当たりのよ…

わが家の小さな自然 -2- 蝶

(*別ブログを移動) カタツムリ もらった有機野菜の中に入ってわが家にたどり着いた”ペット”です。実はこれで4匹め。昔は窓から飛んで入ってきたゲンゴロウを飼育していたことも。散歩の途中の見つけたカブトムシなど。思えば様々な昆虫と暮らしていたな…

東京藝術大学#藝祭2018 神輿を中心に。「指を売る店」今年も。

もう30年以上も通っている東京藝大の藝祭、昨日始まりました。 今年のテーマは「ほてり」。 今年はお神輿が去年の8チーム(8体)から4チーム(=4団とも言うそうです)、つまり半分に減りましたが、完成度はどれも高く楽しめました。簡単にレポートします…

中国のことを話そう -1-

凄まじい勢いで変わる中国 話したいことがいっぱいあります。1976年の北京空港や、「日本って中国じゃないの?」と一切の悪気なく言われた思い出やら…。 その前に、下の「妖怪」エントリを書いたとき、記事末に載せた中国の天津市滨海図書館に対する反響の大…

駒込「青いカバ」書店 ・猫に助けられた「にゃんこ堂」書店・書肆吾輩堂 追記

書店のいろいろ 小さな町の書店が地域から姿を消しただけでなく、大型書店の統合なども進む昨今です。先日もこのテーマで記事を書きました。 cenecio.hatenablog.com 今日も本屋の話を続けます。 1.こんなご時世なのに、今年に入って新しく開店した本屋が…

驚き!今どきの四畳半物件 &幽霊の出る部屋はごめん。追記:3畳でも人気だそう。

トイレがむき出しの部屋 ここ数年は貸し物件を多く見る機会がありました。昔、といっても私たちがフランスから帰国して部屋を探していた頃ですが、あれからずいぶんと変わりました。 最近の事情がもの珍しくて好奇心をそそられ、ついつい熱中してのめり込ん…

藝祭(続き) 今年も「指を売る店」で指を買いました。

前の記事(8日)の続きです。 お神輿はみなさん予想が当たったようで、ビーナスが大賞をもらいました。現在は学内に飾られており、多くの人が記念写真を撮っていました。 楽しみはお気に入りの学生アーティストをみつけること 美術学部の展示はきっちり見ま…

今年も行ってきました!東京藝術大学・藝祭の神輿(みこし)パレード2017年 -1-

もう30年以上も行っている藝祭(げいさい)です。徒歩圏ということもあり、上野近辺はよく出かけるのですが、藝祭は特別です。毎年これが近づくと、我が家では期間中の天気を心配します。藝祭2017 芸術祭というくらいだから、様々な魅力的なプログラムが組ま…

小さな本屋さんの広大な宇宙 千駄木・往来堂書店 追記:2020年

「書店ゼロ自治体」が増えている 皆さんのお住まいの地域ではどうですか。書店が地域に1店舗もない「書店ゼロ自治体」が2割強あるということです。8月24日付の朝日新聞で読み、残念に思う一方で、東京在住の私がいかに恵まれた環境に暮らしているかをしみじ…

「旦那」の捨て方教えて & ピュリツァー賞カメラマン沢田 教一展 写真-1-

粗大ごみに「旦那」と入力してみると 「旦那捨てたい」に神回答 横浜市のごみ分別AIがまるで人生相談 - withnews(ウィズニュース) 最近AIに関する記事が多くて、いろいろと学びます。今日は楽しい話題を二つほど。 皆さんも粗大ごみはネットで申し込みます…

手作りの贅沢と最良をすべての人に ーヴァージニア・リー・バートンの『ちいさいおうち』展ー

竹中工務店ってすごいと思う。 先日、東陽町(東京メトロ東西線)からすぐのところにある竹中工務店本店に『ちいさいおうち』展を見にいってきた。 竹中工務店と絵本?どんな関係があるの、と思うでしょう。竹中工務店のギャラリーのサイトはこちら。Gallery…

河童忌 田端の王様・芥川龍之介 追記:2019年

河童忌 7月24日は芥川龍之介が自殺して亡くなった日、あれから90年です。芥川の命日を河童忌と呼ぶのは、自殺の前に書いた小説が『河童』だから。(いろいろな文学忌がありますが、太宰治の桜桃忌も有名ですね) Nagasaki-ken's Kappa Densetu 芥川が住んで…

壁絵・ストリートアート Spear &El Bocho

自分が絶対興味を持たないだろう、と思うもの、ありますよね。たとえば私だったらラップなんて詩吟と同じくらい遠いものです。ある日突然、ラップにはまってラッパーさんの追っかけになっている、なんてあり得ないです。ラップファンの皆さんには申し訳ない…

天気ヒョウ変!ウヒョーどころか、ドヒャーでした。  

*別ブログから記事を移しています。東京に雹が降った日のエントリです。 ウヒョー recoca1940さまも今朝書いてらっしゃいました。 昨日の午後、急に暗くなったと思ったら、雷とイナヅマ、そのあと雨が降り出した。と思ったら雨じゃなくてあられでもなくて、…

二つ折りの恋文 & 七月の園芸家 -1-

二つ折りの恋文 あ、蝶の話だなとすぐにわかってくれた人、ありがとう。去年も読んでくれた人ですね。二つ折りの恋文-1- ルナールの「博物誌」 - 「蝶 二つ折りの恋文が、花の番地を捜している」 千葉にお住いのmiyotyaさま 色々あった一日 - ほのぼの日記…

もう40年もロンリーで飲んでいる… インスタ映えする不思議な界隈

(*別ブログの記事を移しています) さて、ここはどこでしょう? 東京の人ならもうこのへんでわかるかな。でも東京に住んでいても、多くの人にとって用のないところですね。 もうわかりましたよね。矢吹ジョーが答えを言ってくれました。 カメラ引きますと …

価値観の違う相手との対話・外国人就労の問題 (+ストロマエ)

人は話せばわかると思う? 人は話せばわかるか…無理でしょ、話通じない人いるもん…正直にいうと私はすぐにそう思うたちである。 ネット上で過激な、差別的な持論を展開して異論を受け入れない人たち。あるいはトランプ大統領のような人たち。自分が正しいと…

カツラが申告義務かと思った朝・ロブスターの痛み(日本のイメージ-3-) 

カツラ 申告義務ですよ 朝起きると必ずびっくりするようなことが起こっている。朝を迎えるのが怖い。 シリアへのミサイル攻撃もそうだし、スウェーデンのトラックを使ったテロ。ストックホルムは旅行で2回行ったことがあるが、テロ現場は中央駅からも近い繁…

日本という国のイメージ-2- 鉄道・クジラ問題 追記:『 おクジラさま ふたつの正義の物語 』

生まれ育った国を大切に思うのは当たり前ですね。 だからここ数年、海外のメディアで、日本の労働環境(長時間労働、ブラック企業、過労死・過労自殺)に関するニュースをあまりに頻繁に目にすると、日本のイメージをひどく損なっていると思い、気が気でなら…