圧巻!4万人もの赤毛の人が集まるオランダのフェスティバル「赤毛デー」(+きつね)

9月は赤毛(あかげ)の季節です。

何ですと?いったいどんな関係があるのかとみなさん、いぶかしく思うにちがいありません。

赤毛デー/ 赤毛の日」(英語:Redhead Days)というフェスティバルが、毎年9月はじめにオランダのレダという町で開かれるのですが、オランダ語を習っていたころ、一度ならずこの話題が授業の教材(新聞記事、TVニュース)となっていました。おお、また赤毛の季節が来たか、と思ったものです。

写真でおわかりのように、大規模かつ国際的なお祭りです。

今年2017年は80か国から4万人(オランダ国営放送NOSの記事による↓)が参加し、9月1~4日まで開催されました。

 

赤毛の日」(蘭語:Roodharigendag)

今年2017年の写真'Iemand met rood haar is net een gebakje' | NOS

https://nos.nl/data/image/2017/09/04/414963/xxl.jpg

そして

https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/2/29/Redheadday3.jpg

写真:上下ともウィキペディアより。2007年、2008年。Roodharigendag - Wikipedia

https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/1/15/Redheadday4.jpg

人酔い?頭がクラクラします。

 

赤毛の人といえば日本では「赤毛のアン」が一番有名ではないでしょうか。私だったら女優のジュリアン・ムーアニコール・キッドマン(下に写真)、またハリーポッターのお友達ロンなどを思い浮かべます。アニメの主人公を思いうかべる人もいるでしょう。

赤毛が珍しい髪の色であることは間違いないですね。上記NOS記事によると、遺伝子MC1R (Melanocortine 1 Receptor)の突然変異によって引き起こされるのだそうで、最も赤毛が多いのはスコットランド(13%)、次にアイルランド(11%)。ロシアなどにも多くおり、ヨーロッパとアメリカ合衆国を合わせると4~5%いるとみられています。全体で100人に一人は赤毛だそうです。

 

 きっかけは…

オランダの赤毛フェスティバルの起こりは、実に他愛もないものでした。

2005年、画家のBart Rouwenhorst氏が、赤毛の女性たちをモデルに絵を描きたいと思って募集しました。すると150人も応募があったのです。絵を描くには多すぎる人数だが、皆で記念に集合写真を撮ったらおもしろいんじゃないか、と考えます。

https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/1/11/Bartartjac.jpg

写真:2005年の光景。ウィキペディアより。Bart Rouwenhorst - Wikipedia

この集いは2005年だけで終わりませんでした。先ほどの画家氏はオーガナイザーとなって翌年も「赤毛の人々の集い」を呼びかけ、様々な催しやキャンプなどを企画しました。そして参加者は年々増えていき、今年度は4万人に達したわけです。

プログラムも簡単にダウンロードできます。RedheadDays Breda | 1 -4 september 2017 Programma 2017しかしブレダで開催するのは今年が最後だそうで、次の開催地を探しているということです。

 

赤毛差別

イギリスには赤毛の人に対し、昔から根強い偏見があったようです。そしてイギリスほどではないが、アメリカやカナダでも偏見は残り、そのことは「赤毛のアン」を読むとわかります。

赤毛の人は皮膚が過敏でそばかすやシミができやすく、体質的に虚弱であると思われていました。そんな赤毛への偏見について、こちらのイギリス人Mairiさんが、英語の使い方も含めてまとめてくれています。

イギリスの社会問題に関するコラム:イギリスの「赤毛差別」について

下の写真に"Happy Ginger Day"とありますが、Ginger、これは差別用語で、赤毛の人に向かって絶対に使ってはいけない言葉だそうです。まあ、ここは自分たちのことを指しているので、青年も写真を撮っていることだし、かまわないでしょう。

https://nos.nl/data/image/2017/09/04/414969/xxl.jpg

写真:'Iemand met rood haar is net een gebakje' | NOS

赤毛といっても、イチゴのように鮮やかな色からワイン色、茶色がかった色まで様々なバリエーションがあり、わざわざ別の形容詞をつけるのにも驚きました。

 

 イチゴ(deep strawberry)色

http://cdn-img.instyle.com/sites/default/files/styles/480xflex/public/images/2014/WRN/061614-amy-adams-567_1.jpg?itok=Jyg3x5dIAMY ADAMS

JASON MERRITT/GETTY IMAGES(ピンタレスト

 

アプリコット(apricot)色

http://cdn-img.instyle.com/sites/default/files/styles/480xflex/public/images/2011/gallery/031711-Nicole-Kidman-400_1.jpg?itok=23b7K-bQ NICOLE KIDMAN

JASON MERRITT/GETTY IMAGES(ピンタレスト

出典:The Top 10 Redheads in Hollywood | InStyle.com

 

シャーロック・ホームズ赤毛組合』または『赤毛連盟』The Red-Headed League(1892年)

ホームズの『赤毛組合』(私が読んだときのタイトル)は中学のころ読んだのに細部までよく覚えている作品です。「赤毛の人」というのがおもしろくつよく印象に残ったからでしょう。

みなさんもご存知だと思うので筋に触れますが、「うまい話には裏があるよ」というヤツですね。

ある質屋の主人(燃えるような赤毛)は、雇ったばかりの店員から「赤毛を募集している」という話を聞きつける。アメリカの大金持ちが作った団体で、今欠員募集をしていて、組合事務所で簡単な仕事をするだけで驚くような週給をもらえるというのだ。面接に合格し、仕事を始めて数週間。ある日給与をもらいに行くと事務所がなくなっている。

ホームズは質屋の地下から銀行までトンネルが掘られていることを突き止め、犯行を未然に防ぐ。犯人は赤毛組合の管理人と質屋に新しく雇い入れた店員だった。トンネルを掘るのは時間がかかるから、質屋店主を店から遠ざけておくために架空の団体「赤毛組合」を用意したのである。

その後こうしたトリックは赤毛トリック」と呼ばれるようになったとか…。

 

最後に美しい赤毛の母娘

ジュリアン・ムーア(Julianne Moore 1960年)とお嬢さん。

Celebrity Moms on How Their Beauty Routines Have Changed | InStyle.com

http://cdn-img.instyle.com/sites/default/files/styles/684xflex/public/1462983470/051116-celeb-mom-beauty-lead.jpg?itok=AILoAfm_

みなさんの知っている赤毛の人、教えてくださいね。

終わります。

 

追記:1.たまうきさまから教えてもらいました。

スウェーデンいじめ撲滅CMです。

www.youtube.com

赤毛でいじめられている少年がいました。それをみて心痛めていた人たちは…。

ぜひご覧ください。とっても短いですよ(^^)/

 

2.赤毛を追う人

Alexandra Bochkarevaというロシア人のカメラマン。

ご自身も赤毛で、サンクトペテルブルクで、家族はもちろん、赤毛とそばかすの人々の写真を撮っています。

www.whitewolfpack.com

https://4.bp.blogspot.com/-48GiQ8kPoA8/Vvg0912w_II/AAAAAAAA_2c/3QVnsiMnBS0nd72Z8Vx4PYTZmr0GeEhOg/s640/10370452_981755941916204_3153887218850876608_n.jpg

https://1.bp.blogspot.com/-1J6hC7sxIOE/Vvg1JbujwWI/AAAAAAAA_2o/NO3_4g_IITw1TVc4meQBee1PuDCbOFgrQ/s640/12794381_981755881916210_6873982182753209667_n.jpg