公道マリオカートをパリで?やめたほうがいいのでは。&世界同時アクション気候変動#FRIDAYSFORFUTURE 追記

マリオカート(Mario Kart)

最近のニュースで驚いたのは、外国人観光客に圧倒的人気の公道カート(マリカー)をパリでも走らせたいという熱い要望があって実現するかもしれないとのこと。詳細はまだ発表されていないようだが。(記事フランス語→https://creapills.com/course-mario-kart-paris-20190306) 

マリオカート、もとい、マリカー(「任天堂は無関係」)については過去記事→

cenecio.hatenablog.com

パリはやめておいた方がいいと思うな。なぜなら空気が悪すぎる。公道カートのあの低い座席に陣取り、高濃度の汚染物質を吸い込みながら走るなんて恐ろし過ぎる。東京住まいの私が言うのもなんだが、大気汚染度はパリはいつもEUワースト上位で、東京より遥かに高い。昔若い頃はパリでも自転車乗りだった私だけど、その頃の悩みといえば、ドライバーのマナーの悪さや道路の傷みくらいだった。今は絶対に無理だな。パリ滞在のあいだ、雨がちだと空気がきれいでむしろ嬉しいという逆説的な気分だった3年前の春(笑)。

2年前には、パリに住む女性が、大気汚染を政府が放置していたため呼吸不全であやうく死にそうになったとフランス政府を訴えたことがあった。他の都市でも大気汚染被害者たちが訴訟を始めたという。

欧州環境機関によれば「EU加盟国だけでも年間46万7000人が大気汚染によって死亡している」。その原因として「交通渋滞が慢性的に発生し、幹線道路沿いでは汚染物質である二酸化窒素やPM2.5が排出されている」とのこと。

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渋谷スクランブル交差点近く 2019年3月15日撮影

エッフェル塔のてっぺんが見えないほどの深刻な日が続いた2015年、16年。2017年には市長が「五輪に合わせ、パリ市は2024年までにディーゼル車を禁止すると発表」した。とはいえ、ディーゼル車は安いから移動手段として乗っているだけの人も多く、ギリギリの生活で暮らしている人はエコな車に乗り換えるお金などないだろう。

もうひとつの大きな要因は薪ストーブと言われている。フランスの地方や東ヨーロッパでは暖房にこれを利用している割合が高い。調査によると、「欧州全体で発生するPM2.5のうち半分以上が薪ストーブ由来」らしい。

ほかにも原因はいろいろあるし、大気だけでなく、海や川もゴミで汚染され、水や土、農薬、放射能等、あげたらキリがないが、ここ数年顕著に誰の皮膚感覚にも等しく訴えてくるのは、気温の上昇ではないか。夏の尋常でない暑さだ。死にそうに暑い。暑すぎて何もやる気が起こらない。(←私だけじゃないだろう)。いや東京や日本だけではない。世界中そうだから。温暖化、それに異常気象!巨大な台風や干ばつや洪水が多すぎないか。海面下に沈む島、砂漠化する土地…。

そうした気候変動については、もうず~っと前から警告を受けてきたのに、環境に関する国際会議なんて何十何百と開かれてきたのに、な~んにも変わっていない。

もう大人に頼ってなんかいられない。経済発展のことしか頭にない大人たち、言い訳ばかりして危機に向き合わない大人たちを相手にしていても始まらない。若者が世界で同時に声を上げ、抗議行動に出たのが昨日3月15日金曜日だった。

 

15歳の少女が蒔いた種「未来のための金曜日」

なぜ金曜日かといえば、ご存じのかたも多いと思うが、スウェーデンの15歳の少女、グレタ・トゥーンベリさんが去年たった一人で国会前で始めたアクションに由来する。グレタは、スウェーデン政府がパリ協定(気温上昇1.5℃未満に抑えるなど)に沿った対策をやるまで、金曜は学校を休んで気候ストライキをすると決めたのだ。

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写真:スウェーデン紙 Malena Ernman försvarar Greta Thunberg | Aftonbladet

異常気象はスウェーデンも例外ではなかった。北欧と聞けば北海道みたいに涼しくて快適なのでは、と思うかもしれない。しかし去年は熱波に見舞われ、山火事も起きたそうだ。グレタは8歳の時から環境問題に興味を持ち、勉強している。知識が増えれば増えるほど恐ろしくなってくる。大人はいつも子どものことを考えていると言いながら、口先だけ。壊れそうな地球環境問題に無策だ。未来を生きるのは子どもたち、若者なのに。すぐに行動を起こさないともう時間がない。そう思ったのだ。

国会議事堂前で一人で座り込みをするまでに、紆余曲折あったのだが、現在では金曜日の授業をボイコットすることへの理解と支持は広がっている。研究者や環境団体、大学教授、メルケル首相やベルギー国王も支持を表明した。さらに昨日の英ガーディアン紙によると、ノーベル平和賞にノミネートされたそうだ。Greta Thunberg nominated for Nobel peace prize | Environment | The Guardian

グレタの行動に各国の若者がすぐに反応し、連帯の意を表した。特にベルギーは最も早く、1月に初回ですでに1万人以上の中高校生の抗議活動を決行。1月最後の日曜には、ベルギー全土で10万人、フランスでも8万人が参加する大規模行進に発展した。

その後、毎金曜日に抗議活動があり、グレタもベルギーやフランスを訪れ、同世代の仲間たちと集い、意見交換をし、一緒にマーチに参加した。

またそれ以前にグレタは、国連会議COP24やダボス会議にも招かれ、スピーチをおこなってきた。すばらしく胸をうつスピーチである。ネット上で全部聞けるし、日本語訳でも読める。(TEDもあった)

 

東京と京都で「未来のための金曜日」

東京は午後2時国連大学前に集合。初めに学生や子どもたちのスピーチがあり、3時にマーチ開始。

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若者たちは、自分の訴えたいことを厚紙に書いてきてくれた。

 

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コースは前回記事#国際女性デーのときと同じ。

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コース FridaysForFutureJapan ‏ @FridaysFutureJP

若者中心のマーチであるから私は歩道の方を行き、一緒にコールしたり時々写真を撮ったりすることにした。高い位置から撮った写真は木に登った…んじゃなくて歩道橋の上から。

この日の運動はグレタのツイートによると

125か国、2000カ所以上、参加者百万人もの規模だったそう。 

NHKニュース

 朝日新聞朝刊3月16日

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最後に環境を考える際、いつも思い出す言葉がこちら。

謙虚でなくてはなりません。

 自然は祖先から譲り受けたものではなく、

未来の世代から借りているのです。

ネイティブアメリカンの言葉より)

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 ではまた~!

 

追記:3月19日

www.youtube.com

www.japantimes.co.jp

 追記: