高輪ゲートウェイはイヤだ &グッチのダサ可愛セーターが衝撃。

12月8日、真珠湾攻撃の日だ。それについて書くわけではない。水道民営化とカッコ付きの「移民法」もろくに論議もせず未明に通ったようだ。まもなく夜が明けるフランスの本日8日のデモもかなり心配だ。あとでニュースを追うことになるだろう。今日はまたフィギュアスケートのグランプリファイナル・フリーがあるので、私としては落ち着かない。

そうしたこととは全然関係ない話題で行こう。

東京にお住まいでない皆さんには何の関心もないと思うが、今山手線の新しい駅名で大騒ぎしている。環状の山手線(*京浜東北線も同じところを通る)の田町~品川駅間に新しい駅ができるというので名前を公募していた。

1位は「高輪(たかなわ)」、2位は「芝浦」、3位は「芝浜」…と続く。私などはどれもいいじゃん、芝浜なんて落語にあるからおもしろいな、と思う。ところが選ばれたのはまさかの130位「高輪ゲートウェイ。公募なんて形だけだったんだろうか。しかもカタカナが付く名前は山手線の駅のなかで初めてだし、かなり浮いた感じ、しかもダサい。

駅名撤回の署名運動も始まったようで、「高輪門」あたりで折り合うのはどうか、などといろいろな意見が飛び交っている。(*1)

その中、くらげさんという方のツイートが話題で、うちは家族でそれを肴にワイワイと楽しんだ。山手メトロポリタンループラインというもの。

https://pbs.twimg.com/media/Dtkn21QU4AAsbaF?format=jpg&name=4096x4096

元々ある駅名にその地域の特徴を生かしたカタカナ語を付与している。

今見たら1000件以上の返信がある。何と言ってもかわいそうな駅「田端ナッシング」。なんか恨みでもあるのか。ナッシングどころかここは鉄道好きの聖地ですぞ。駅前にJR東日本の東京支社もあれば、尾久車両センターもあるし、駅前のホテルメッツにわざわざ宿泊して通過する新幹線たちを一日中眺めている人だっているのだ。

別のアイディアはこちら。

のすけさん:

他にもご指摘ありますが、田端(尾久)には古来より北日本、東日本方面への列車基地も御座いますので「ナッシング」よりは「レールウェイズベースメンツ」か「レールウェイズサンクチュアリ」が適切かと存じます。

Candy Apple Redさん:

田端JRビレッジ。何にもないのは主要なところはJRの施設なため。近隣の田端文士村にもかけてある。

‏いやあ、お二方ともすばらしい。

他にもツッコミを入れたい駅はあるのだが、ちょっと我慢して、最後に山手線の形状についてひとこと。丸い円ではない。焼き芋(さつまいも)を想像してみてほしい。ほかほかの焼き芋に一口かじりつく。すると食べたところは平らになるよね。山手線はそんな形をしている。平らになったところは池袋~田端駅。

山手線を横に貫く中央線というものがある。私の感じでは中央線の上半分(山手線の内側)は徒歩圏内である。自転車があればもっと早く移動できる。たしか村上春樹も小説のなかで、お茶の水から駒込あたりまで歩いていた。昔は皆よく歩いたものだ。

 

ダサ可愛!アグリー・セーター( Ugly Christmas Sweater)

この時期、クリスマスシーズンになると理解できないことのひとつに、海外のアグリー・クリスマス・セーター熱というものがある。フランスにはダサいセーター選手権まである(*2)。毎年いつも思っていた。高いお金出してこれ本当に買うの?と。買うらしい。それを着てパーティもするらしい。ダサければダサいほど高値がつくとか。12月12日は「アグリー・クリスマス・セーターの日」だとか・・・。

2018年バージョンの一例がこれ。

Ugly Christmas Sweaters | Funny Xmas Sweaters for Men and Women

f:id:cenecio:20181208143005p:plain

f:id:cenecio:20181208143100p:plain

セーターの由来は、

手編みのプレゼントは欧米人にとって子供時代の恐怖体験の一つである。
欧米では、たいていの人間が「おばあちゃんからのクリスマスプレゼント」として、着るのが恥ずかしい悪趣味な手編みのセーターをもらった経験がある。

それはたいてい、雪だるまやトナカイ、クリスマスリースやクリスマスツリーをでかでかと、または大量に編みこんであり、クリスマスらしい赤や緑の派手な色をしていて・・・アグリー・クリスマス・セーター - Wikipedia

なんと19世紀から存在しているらしい。現代ではその悪趣味さ、過剰さを楽しむジョーク・グッズのようなものだという。しかしそこそこのお値段はするのに、おそらく1~2回しか着ないのに…もったいないなと思ってしまう。

編み物が好きな私としては考えさせられもする。以前編んで贈った編み込みのセーターは誰かの迷惑になっていないか。特にキャラクターものだ。フランス人の少年に贈ったハドック船長の編み込みはマズかったり?(ハドック船長はベルギーのBD作家エルジェの「タンタンシリーズ」に登場する)。あれは、これは、どうだったろう…ああ、キリがないので考えるのはやめる。

最近私の度肝を抜いたセーターを紹介しよう。

f:id:cenecio:20181208150140p:plain 

グッチ(Gucciビバ!バレーボール インターシャ セーター ¥ 140,400 (税込)

しかもメンズである。

http://cdn.buzz-plus.com/wp-content/uploads/2018/08/gucci-sweater.jpg

名前が「ビバ! バレーボール インターシャ セーター」。

井出智香恵さんの人気スポ根バレーボール漫画「ビバ! バレーボール 」から取ったらしい。この漫画は集英社の「りぼん」に1968年から連載された。私は全然知らないけれど、皆さんのなかにご存じのかたがいらっしゃるかも。

イタリアといえば、『アタッカーYOU! 』アタッカーYOU! - Wikipediaが大人気だったと聞いたことがある。

f:id:cenecio:20160928171124p:plain 

↑フランス ↓イタリア

http://www.fumettologica.it/wp-content/uploads/2014/09/milashiro.jpg

日本の漫画やアニメはまずフランスに上陸し、そのあとイタリアにも広がっていくのが普通だ。この漫画は、田舎の少女だった葉月優がバレーボール選手として成長していく物語で、1984~1985年までテレビ東京系で放映。フランスではラ・サンク(La Cinq)という新しくできた局で放映されるや、フランスに一大バレーボールブームを巻き起こし、小学生女子のバレーボール人口が急に増えたという。

そしてイタリアではこの漫画のおかげで、バレーボールのプロリーグが創設されるきっかけになったというから、漫画&アニメは侮れない。

今日はここまでです。ではまた~!

*1 

*2 こちらフランス大使館さんのツイートが楽しい。

 追記:嬉しいことにオランダ紙は私と意見が一緒。醜いセーターでなく、美しいセーターを贈ろう、ですって!左のペンギンのセーターがいいなあ💛

https://pbs.twimg.com/card_img/1297368109771235328/r7mtw7p4?format=jpg&name=small

https://t.co/noWIBirncw