中世への入り口 

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Vlaaikensgang Oude Koornmarkt 16番

1月9日の記事でもちょっと触れた。ランチをした店のあるところ。ちょうど息子が来ていて思い出の食事になった。
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(追記:そのレストラン)
 
 カテドラルのすぐそばなのに、入り口を見つけるのはなかなか難しい。最初は人に案内してもらうか、付近をうろうろして偶然見つけたときの喜びを味わうか…。
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L(エル)字の形をした古くて狭い道で、11軒の家から成り、歴史は16世紀後半にさかのぼる。なんといっても美しいのはレンガと砂岩の家々、白い漆喰で塗り固めた路地の壁、それから丸石の舗道である。冬枯れのなか、わずかな緑にハッとする。気候の良いときは目に鮮やかなゼラニウムなど花々の鉢植えが一層の彩りを添える。外界の喧騒を忘れる憩いのひとときだ。
さらに驚くのはここには1453年、 Niklaas Rockoxとその妻が住んでいたというのだ。ロッコックスだって?あの有名な市長さんでルーベンスの友人だった?

cenecio.hatenablog.com

 いや、名前は同じでもその人じゃない。年代が合わないから。その人の曾おじいさんだね。は~、歴史…。

 

ところで、名前がおいしそう!VlaaikensgangのVlaai- に反応してしまった私。タルトのことだもの。ウィキペディアでVlaaiを入れて画像検索してください。

ね?おいしそうでしょう。タルトやワッフル屋があったのでは?

いや、この通りには昔、靴職人や鐘つき人が住んでいたということだ。

 

 こちらは有名な高級フランス料理店。高すぎるので入る予定はないけれども。

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超静か。人っ子ひとりいない。

 

おもしろいでしょ、地下にもレストランがある。

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この路地を昔の姿のまま、こんにちまで守り続けるにも苦労があったようだ。

1960年代にはここを壊して駐車場にしようという案が出された。しかし骨董商のAxel Vervoordtという人がこの土地を買い取り、保存しようと市に持ち掛けたことで、現在にまで生き延びている。残してくれてよかった。冬はこのように人がいなくてのんびり歩けるが、夏は観光客でいっぱいになる。周りには飲食店が目白押しで、昼時はどこも満席だ。

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ホントいいところだな。今日だけ私一人の秘密の小路。

タルト小路、万歳!(だからタルトとは関係ないんだって!)

 

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