ベルギーの密かな愉しみ

しばらくの間 お休みします。

スカートをはく男たち in ヨーロッパ&文久の遣欧使節団 スカート男子①追記「へんな服で登校する日」2020年ベルギー

スカート男子

アントウェルペン滞在中、スカートをはいている男子何人かに遭遇。

うちの夫も息子も目撃し、息子はこっそり写真まで撮っていたが、もちろんここに載せるわけにはいかない。そして揃いも揃って黒いタイツだった。(ちなみに私も冬はタイツ派。あったかいからね)

赤い帽子をかぶり、女性っぽい服装の人もいたが、スキンヘッドでかっこいいジャンパーを羽織り、スカートを翻して歩く男性を何人も見た。ファッションとしてもかっこよかった。スカート男子は浸透しているのかなと思った。

 写真はネット上にたくさんあるのでお借りしてきた。 

スカートやキルトをはく男たち」

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http://mannengaanrokkendragen.blogspot.jp/2013/07/tips-voor-mannen-om-rok-of-kilt-in-het.html

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スウェーデン 

スカート男子で思い出すのは3年前のスウェーデン で、電車の運転手にスカートをはく許可が出た、というニュース。日本でもTVや新聞で取り上げられていたから、皆さんもご存じでは?

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www.joop.nl

北欧といっても気候温暖化で夏は暑い。特に運転手はじっと座って暑さに耐えている。短パンを履きたいが、ドレスコード違反だと言われた。じゃスカートはどうなの。涼しいし、作業効率もあがるよ、というわけで、スカート着用を認めてもらったという。

みなさん足がきれいだこと。

 

江戸幕府文久遣欧使節団は みな女性?

今日はお題がスカートだが、ついに江戸時代までさかのぼる。

 文久元年12月22日(1862年1月21日)、遣欧使節一行は英国海軍の蒸気フリゲートオーディン号でヨーロッパへ旅立った。パリに到着したのが4月7日。4月30日にロンドンに到着。その後オランダ(6月13日 - )、プロイセン・ベルリン(7月18日 - )ロシアへ(8月8日 - )…(略)。約1年間の旅だった。

ロンドン万国博覧会を訪れたときの絵がある。↓

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そしてフランスの写真家ナダールも、一行の姿を何枚も写真に収めている。

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写真:ウィキペディア文久2年(1862年)オランダ、ユトレヒトにて。右から柴田剛中、福澤諭吉*追記)、太田源三郎、福田作太郎。

こんな誇り高いおサムライさんたちだが、自分たちが西洋諸国の一般市民から女性に見られていた、とは思いもよらなかっただろう。

オランダ人の教授が来日して講演したとき、そうしたエピソードを語ってくれたという。いわく

使節一行がアムステルダムを訪れた際の一市民の証言として、次のようなものが残っている。「私たちは、日本の使節はみな、女なのだと思っていた。髭もないし、髪を結い、スカートをはいていたからである」

これは心理学者の渡辺恒夫氏のコラムがネタ元。そしてこのオランダ人教授とは、ライデン大学日本学・韓国学研究センターのフォス氏である。

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フリッツ・フォス Frits Vos (1918 デルフト生まれ–  2000ライデン没)

オランダ部隊の一員として朝鮮戦争に行ったとき、朝鮮語儒教や民話の本を持ち帰り、研究。日本学では伊勢物語や詩歌などを多くの翻訳がある。長年ライデン大学で教鞭をとった。1992年、国際交流基金の「日本賞」受賞。妻は日本人でミヤコさん。娘のナオミさんも日本学研究者で神道についての本を出版している。

サムライがスカート、ちょっと笑えるトリビアでしたね。

フォス教授の読んだ元の文献がわからなく、自分で調べようのないのが残念です。

 今日はこの辺で。 

 

🌸キルトの説明

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   スコットランドの民族衣装 キルト

スコットランドの代表選手、キルト(kilt)です。かの国の男性が腰に巻いて身につける (決して「スカート」といわないで下さい。)、服のことです。キルトの元祖は、高地地方の男性が着ていた 「グレート・ハイランド・キルト(the Great Highland Kilt)」です 。 http://sin-cos-group.com/sincos/scotland/kilt.htm

 

続編

cenecio.hatenablog.com

 

🌸追記:12月3日

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courrier.jp 

追記:2017年6月 スカートボーイズ

イギリスの男子生徒たち30人がスカート姿で登校。なぜ?記事をお読みください。

www.bbc.com

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 ついに!

https://www.buzzfeed.com/jp/bfjapannews/cf-usu

 追記:

 追記:2019年8月

 追記:2020年10月スカートの日

スカート男子inベルギー

Rokjesdag vandaag: meisjes én jongens dragen een rok op school tegen seksisme | VRT NWS: nieuws

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 Meisjes mogen rokken dragen zonder bang te moeten zijn dat ze aangevallen gaan worden. En jongens mogen dat ook zonder scheef bekeken te worden
Josefien De Backer

 

We wear skirts-day
Vandaag is het dus "We wear skirts-day" op de school, letterlijk vertaald: "Wij dragen rokken vandaag"-dag. De actie bestaat al in andere landen en is nu ook doorgedrongen bij ons. Het symboliseert een probleem binnen de maatschappij, over seksisme tegen vrouwen en meisjes. En over wat moet of wat zou moeten passen volgens bepaalde stereotypen bij de verschillende geslachten.

Waarom het belangrijk is dat de vinger op het probleem wordt gelegd, legt Josefien uit: "We willen met deze actie seksisme tegengaan, maar we willen ook vechten tegen 'toxic masculinity'". Er wordt ook gevochten voor het feit dat jongens en mannen ook een gevoelige kant kunnen tonen.