7月のニュースまとめ、昨日の続き。忘れないうちにメモ。
①血塗られた七月
②ブログのアクセス数ーシーボルト展
③谷川俊太郎のあたらしい詩集
④ポケモンGO狂想曲
教会襲撃・犠牲になった神父さま
南仏の美しいリゾート地の事件はショックだったが、二日前26日の北フランスの教会襲撃立てこもりは、フランス国民にハンマーの一撃を食らわせた。
ルーアンは私も2回くらい訪ねたことがあり、その近郊で起こった事件だ。男が2人、教会のミサ中に、司祭や信者を人質に立てこもった。そして司祭を殺害し、ほかの信者に重傷を負わせた。信者が何人か教会の外に逃れて警察に通報。突入した特殊部隊が男二人を射殺した。だいたいのあらましである。
事件を聞いてすぐに思ったことは
①一体誰がそんなことを?
②明らかにキリスト教の世界を破壊しようとしている
③オランド大統領らがすぐ駆けつけたわけは?
①については既視感が募るが、やはり精神異常の未成年だった。アデル・ケルミシュ容疑者19歳。
③はもっと怖い話だ。この男は過激思想を抱く危険人物として監視下(写真:監視装置、電子ブレスレットを足首に巻く)に置かれていたというのだ。にもかかわらず、堂々と犯行に及んだ。午前中の数時間だけ、外出が許されていたという。
Saint-Étienne-du-Rouvray: mis en examen en 2015, Adel Kermiche a été libéré en 2016
こうしたブレスレット装着義務を持つ過激派がどのくらいいるのか、数字が出ていないのでわからないが、フランス国民は「まるで効果がないじゃないか。不安だ」と憤りをぶつけ、大統領の釈明を求めたわけである。
私たちは毎日、事件報道に接して、「なぜ?」「どうしてここまで残忍になれるの?」「その急激な変化はどこから?」と思っている。
私が以前読んで、興味深かった記事をふたつ貼り付けておこう。とても参考になる。
鵜呑みにしないまでも。
ブログのアクセス数が急に増えて
6月頃からアクセスが急増して驚いていたら、「テロ関連」と「シーボルト」だった。
ゴージャスな姻戚 ツェッペリンとシーボルト(追記あり) - België-fan ベルギーの密かな愉しみ
内 容
本展は、江戸時代後期に医師として来日したシーボルトの没後150年を記念して、シーボルトが母国に残したコレクションを里帰りさせ展示するものです。初めて全貌が明らかになったミュンヘン五大陸博物館所蔵のシーボルト・コレクション(シーボルトが主として2度目の来日の際に収集した日本関係資料)、およびシーボルトの末裔にあたるフォン・ブランデンシュタイン=ツェッペリン家所蔵のシーボルト関係資料から、約300点を精選し、シーボルトの日本博物館という新たな視点から、展示を構成します。一番の見どころは、シーボルトの死の直前にミュンヘンで開催された「最後の日本展示」を、シーボルトの長男アレクサンダーのリストをもとに、再現するコーナーです。初来日する「鳴滝の家の模型」や、新発見の伊能図の写し、シーボルト自筆のコレクション解説、若き日の門弟・伊藤圭介の肖像など、今まで紹介されなかった資料も出品されます。
シーボルトが終焉の地ミュンヘンに残したコレクションを通し、民族学博物館の父とも呼べるシーボルトの日本博物館が150年ぶりによみがえります。
これが現在千葉でやっている展覧会。9月には東京に来るし、他の都市にも行く。
アクセス増の直接の原因は「NHK日曜美術館 シーボルト 幻の日本博物館」」。先週うちも皆で見たのだ。いま調べたら7月31日(日)にもEテレで放送があるらしい。【出演】作家…朝井まかて,国立歴史民俗博物館教授…日高薫,【司会】井浦新,伊東敏恵
谷川俊太郎のあたらしい詩集
『そして』(児童書)
発行日: 2016年04月21日
ISBN: 9784877862602
『そして』はいわゆる自選集、児童向け。だいたい小学校3~4年生が読んで楽しめるものを選んだそうだ。しかも詩集『地球へのピクニック』(1980年)のあと発表された詩集の中から、一冊につき一篇を選んでまとめたのだという。
私のいちばん好きな詩
下のサイトから借りてきました。
オランダで朗読したとき、子供たちがウォーッと声を上げた。詩もお笑いと同じ。ウケなきゃいけない。職業詩人だからいつも読者を意識してきた。
朝日新聞のインタビューでこのように述べていた。
街の中心のカンメン通りのようす。これじゃ、観光客はどこを歩けばいいの?
終わり