ベルギーの密かな愉しみ

しばらくの間 お休みします。

ユヅル愛 「大人女子」は羽生選手を追ってフィンランドへ。-1-

羽生結弦選手、グランプリシリーズ・ヘルシンキ大会優勝おめでとうございます。改善の余地がまだまだたくさんあるところがすばらしい。プログラムをどこまで磨き上げていくのかとても楽しみ‼

㊗ 銀メダルのミハル・ブレジナ選手(チェコ)、銅ジュンファン選手(韓国)もおめでとう!すっごく楽しめました。私は1977年に初めてチェコに滞在してからずっとチェコ選手のことは応援していますからね。 

朝刊の雑誌広告をぼんやり見ていたら、「大人女子(50~70代)」という文字が目に入り、驚いた。大人女子ってもっと下の年代かと思っていた。更にこう続く。

「大人女子(50~70代)旅行、ファッション、音楽、家電…大人女子が爆消費。実はインバウンドの2倍」 

うう、唸った。なぜかというと、昨日同じような内容のフィンランド記事を読んだばかりで、それを夫に逐一話して聞かせたからである。羽生選手の追っかけファンの話だ。

こちらがその記事の写真一枚目。

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写真:Jyrki Kostermaa

https://yle.fi/urheilu/3-10491930?utm_source=twitter-share&utm_medium=social

フィンランドは去年2017年もフィギュアスケート世界選手権の会場となり、これまでも何度も公式大会を開催し、羽生選手の人気や日本のフィギュアスケート熱が他国と比べ群を抜いたものであることを知っている。今年も日本からはるばる3600人ものファンがやってきたそうである。

↑記事では羽生ファンの一人の女性にインタビューし、驚きをもってその生活ぶりを伝えている。

霧のかかる灰色の曇り空、ヘルシンキの11月はいつもこんな天気だが、職場に急ぐ市民とは違い、女性は満面の笑みを浮かべている。前にフィンランドは来たことがあるから、防寒もばっちり。スケートリンクに入場するときの行列なんて、10時間の飛行機の旅に比べたらどうってことない。8日間の予定でヘルシンキに滞在し、うち4日、つまり公開練習(1時間半)と試合の日を合わせて4日間は羽生選手を間近に見られる。そのために100万円支払っている。世界中どこまでも観戦・応援にいくのだ。ファン仲間も一緒だから楽しいし、羽生選手は生きがいであり、彼が平昌五輪後も競技を続けていてくれることが嬉しい、と話す。

夫の理解もある。夫が定年するまで専業主婦として尽くしたのだから今度は自分の好きなことに打ち込んでもよいだろうと思っている。夫も旅行好きだが別行動だ。「そのお金で車が何台買えただろう」と言われたこともあるが、自分は両親の遺産も相続しているしお金は自由に使ってよいのだ。子どものいない自分にとって、羽生選手は息子のようなかけがえのない存在である。

インタビュアーは、日本人のご一行が女子選手の演技ではごっそり姿を消すことが理解できない。これに対し、自分のアイドルが氷上に立つのを見るだけでじゅうぶん、と女性は答えている。それ以外の時間は、観光をするのでもなくホテルに戻っているようだ。

女性は自宅にアイドルのための部屋をしつらえている。写真や出版物、さまざまなグッズや旅の思い出が所狭しと収められている。(ざっとまとめ)

註:記事内にはかなりの個人情報が含まれており、そこは全て伏せた。フィンランド人記者はもちろん、この記事を日本人が読むことを前提としていないと思われる。

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https://www.is.fi/taitoluistelu/art-2000005887779.html

(↑写真は羽生選手のパフォーマンスのあと、リンクに投げ入れられたプレゼントの山。よく「プーが降る」という言い方をしているが、花束や他のものもあることがわかる)

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https://www.is.fi/taitoluistelu/art-2000005887779.html

( ↑羽生選手のショートプログラムの衣装をプーさんに着せている。多くの人がTwitterで共有した)

 

ユーリ!!! on ICE その影響力

日本人のスケートファンについてはいろいろなことが言われている。スケートリンクに一番乗りしようと寝袋を持って入り口に陣取る人がいることも、外国人ジャーナリストの記事で初めて知った。それでも私は、観戦する人たちが日本の国旗だけじゃなく出場選手の国旗も次々に取り出して応援するところなど、いつもいいなあと思って見ている。また外国人選手それぞれにサイトやフォーラムがあったりするのもいいな。

ドイツ人のマライさんも先日似たようなことをおっしゃっていた。

日本のスケートファンが日本勢だけでなく「ライバル」たる海外選手についてもリスペクトと愛と広い視野をもって接している雰囲気があって、そこが素晴らしいなと感じています。(次のツイートに続く)

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ユーリ!!! on ICE

いやあ、正直言って私はフィギュアスケートの漫画は日本だけだろうと思っていた。ところがフランスなどでは大ヒット!去年はルモンド紙にも紹介されて本当に驚いた(*)。

ユーリ!!!はさぴこさんさぴこ (id:sapic)がお詳しいんですよ。

 

ご存知ない方は雰囲気だけでも↓こちらで。

www.youtube.com

*参考 ルモンド紙記事。翻訳はご要望があればいたします^^

www.lemonde.fr

 今日はここまで。続きます。

 

🌸11月8日 続きです。 

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