ご入学・ご進学おめでとうございます!
もちろん私も気にかけていましたとも!受験や進学を控えるお子さんをお持ちのはてなブロガーさんたちのこと。テストや面接などにつながりそうなことは書くまい。静かに春を待とうと…。しかし心の中ではお祈りしていましたよ。
そして親御さんたちにも嬉しい春がやってきました。お祝いや旅行のかたわら、新たなスタートへの準備で忙しいことでしょう。しばらく前からうちの近くでも、一人暮らしをする子どものために、不動産屋を回ったりニトリ・MUJIなどで家具を選んでいる親子連れを微笑ましく見つめておりました。
さて今日も駆け込みで 編み物男子続編を書く。(待て、逃げるな!語らせてくれ❣)
その前に入試といえば、だいぶ昔の話になるが、夫の文章が某国立大学の現代文に使われたことがあった。そのことをちょっと書いてみよう。
出題文のひとつになったことは長いこと知らないでいた。どうやって知ったかといえば、ある日夫宛てに封書が送られてきて…。
郵便受けにそれを見つけた私は、裏を見て「知らない出版社だ。何か原稿でも書いたのかしらん」と思っただけでテーブルの上に置いた。夫が帰宅して「これ、何?」私も「何かわからないの?」。「小切手っぽいね。変だな、心当たりない」といぶかしそうに封を切った夫は、小切手をつまみ上げて笑いながら言った。
「過去問題集に○○大学入試国語○○年度の出題文として使用させていただく。該当ページ分の印税を送る、って書いてある」
入試過去問題集を出版しているいわゆる赤本の出版社からだったのだ。みなさんも赤本はご存じではないだろうか。自分も受験準備でお世話になったが、出版社の名前までは気を付けたことはなかった。
確かにそうだな、お宅の文章を借りますなどと入試前に問題作成者は言わないし、もちろん金銭の授受も発生しない。だが書籍の出版となれば印税が発生するのでそれは出版社が払うのだ。
その後書店に行って、赤本を立ち読みし解答を見てガックリきた私。長文を読んで論述で答える形式だった。私は落ちたな、と帰宅して言ったものだ。ああよかった、大学を受けることはもうないから。
編み物男子 第五弾。(前の記事はカテゴリー編み物・クラフト (7))
まずはこの男 ニュークス (Nux)。武装戦闘集団ウォー・ボーイズに所属している。「核兵器による大量殺戮戦争勃発後、生活環境が汚染され、生存者達は物資と資源を武力で奪い合い、文明社会が壊滅した世界」で編み物をしているこの男は…
https://twitter.com/War_Kittens/status/1105265561196470272
俳優のニコラス・ホルト 映画『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(Mad Max: Fury Road)撮影のあいだ、 役柄の衣装のまま無心に編んでいる。
ウィキペディアより
同映画主演のシャーリーズ・セロンに編み物を教えてもらったという。主演トム・ハーディより上手なことが自慢だそう。砂漠化した荒れ地で戦闘員たちが編み物をしている絵、このミスマッチに萌える。上のツイートには57000ものいいねがついており、編み物する男性は素敵、可愛い、カッコいい、などのコメント。
パトリック・スチュワート(Sir Patrick Hewes Stewart)が編み物をするのは有名かな。私にとっては『スタートレック』と『X-MEN』の人だ。
可愛いサンタ柄のシャツ(パジャマ?)もいい。イギリス手編み協会のツイートはおもしろいから興味ある方、ぜひフォローしてみて。
石井幸代さんのこともイギリスから教わった。ウォールストリートやロンドンでブローカーだったというキャリアをお持ちの編みぐるみ作家。何冊も本を出されている。
https://www.amazon.com/Sachiyo-Ishii/e/B00MTDJ7P0/ref=dp_byline_cont_book_1
またイギリスでは男性向けの編み物の本も出版されている。
エチオピア出身の11歳のジョナー君、みなさん覚えてる?
編んだものを売り、出身のエチオピアの孤児院に寄付している少年。
世界のあちこちで注目を集めているが、フランスでもジョナー君の記事が出ていた。
(写真:アメリカの養母と)
記事の内容は私が以前のエントリに書いたものとほぼ同じだが、ジョナー君の類まれな才能を見せつける作品がたくさん載っている。いろいろな技法を習得しており、大人もプロも驚かすレベルの高さに改めて感心した。養母は編み物ができない。ジョナー君は5歳の時にyoutubeで編み物のおもしろさを知り、独習したという。
でも将来は"ドクター"(医師?)になりたいらしい。
ニューヨークの編み物男子の会
ロイターのニュースが楽しい。編み物男子の会“Brooklyn Boy Knits”を紹介している。(動画)
ICYMI: 'We're here': Meet the men trying to break down barriers in the garment industry pic.twitter.com/8yPt05Xelm
— Reuters Top News (@Reuters) March 10, 2019
'We're here'僕たちはここだよ。みんな一緒に編み物してお喋りしてビールを飲もう。
主催者はこちらルイさんhttps://twitter.com/brklynboyknits
(写真:すべてビデオから)
地下鉄で編み物をしている姿が有名になり、メディアにも取り上げられたことから、有名なら人の役にたつことができるんじゃないかと考えたそうだ。
小学校で編み物を教えたりイジメ防止キャンペーンに協力したり様々な活動をしている。上の6枚セット写真の右下、青い毛糸がイジメ防止のための青い毛糸で、帯にNO BULLY BLUESと書いてある。 #HatNotHate
日本では聞かれないが、青が「イジメをなくそう」のシンボルカラーになっているそうだ。
編み針は剣より強し。
ピンク帽については、以前ピンクの猫耳帽子をかぶって国際女性デーに渋谷を行進した話を書いた。女性が24時間仕事も家事もしなかったら? #国際女性デー2019 -
誤解されている節があるのでちょっと書いておきたい。猫耳が可愛いから被っていたのではない。いきさつはこういうことだ。
女性への差別や過激な問題あるコメントの多いトランプ氏がいよいよ大統領に就任する。2年前のこと。それなら翌日(執務開始の日)に反トランプデモをやりましょうと二人の女性が提案。前の月に「女性が参加できるユニークで視覚的に効果のある猫耳ニット帽プロジェクト」(Pussy Hat Project)を立ち上げ、ピンクのニット帽をかぶって参加するよう呼びかけた。
“They are knitted. They are eared. They are pink. And they are political.”
編んであり、猫耳がついていて、ピンク色であること。そして政治的であること。
当日の風景。世界60カ国、156都市で抗議デモが行われた(東京も含む)。
短期間にこんなにたくさんのピンクのニット帽を用意できたのは、編み物グループの周りにボランティアが集まり、協力してせっせと編んだからだ。この時編み物を始めた人も多いと聞いた。アメリカの手芸店からは一時ピンク色の毛糸は消えたらしい。
その後3月8日の国際女性デーには、せっかく編んだピンク帽をかぶって参加する人も多い。頭部も温かいことだし、ちょうどいい。
当時の楽しい投稿。
@coolmcjazz) pic.twitter.com/nWbP44LSYd
当時のタイム紙表紙。
Time Magazine Cover This Week
まだ書きたいことはあるんですが、長くなったので一旦終わりにします。
ではまたね~!