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仏大統領選「エリゼ宮のロックスター」マクロン氏・フランス版1984?La Présidente 

ナポレオン以来の・・・ 「ナポレオン以来」は、フランス大統領選が始まってから頻繁に聞かれた形容詞。つまりもし39歳のマクロン氏が大統領に選出されれば、それはナポレオン以来の最も若い一国のリーダーになるだろうという意味で。 いろいろある中で「エ…

漫画家谷口ジロー氏へのオマージュ (パリ国際ブックフェア)

忘れてしまうので取り急ぎ。間もなく開催の、パリ国際ブックフェア(サロン・ド・リーブル)で、先日亡くなった谷口ジロー氏を追悼します。 谷口 ジロー(1947年8月14日 - 2017年2月11日)鳥取県出身。多臓器不全により死去。満69歳没 1か月前のあの日2月11…

ひと・もの・ときをつなぐ魔法 ルリユール-3-

ルリユールは今日で3回目。 初めていらしたかたは、1と2を読んでからの方がわかりやすいと思います。 紙の発明→グーテンベルグの活版印刷→印刷出版業 とくるわけですが、フランスでは、ルイ14世が印刷と製本を完全な分業にしたため、製本術が独自かつ華麗…

『ルリユールおじさん』-パリの製本職人と少女のお話ールリユール-2-

絵本『ルリユールおじさん』 いせ ひでこ (著) 大型本: 56ページ 出版社: 理論社 (2006/09) 絆 ・LIENS 写真は上が原書。2006年発行、そして2007年にはフランス語版(下)が出た。絵本で日本→仏語訳が1年というスピードは異例と言ってよい。 もっと驚いたの…

工芸製本 めくるめくルリユールの世界-1- 

今日はヨーロッパの製本ルリユールの話です。 実はルリユールについては前にもちょっと触れているので、お暇なときにでも過去記事、読んでくださいませ。なぜ和紙が出てくるのか、フレディ・マーキュリーが和紙とどんな関係があるのか、とっておきのネタです…

70もある世界の壁・仏大統領選・ロシアの真実その4 news-2-

朝起きると何かしら恐ろしいことが起こっている、というのがここ数年の印象。 特に今年に入ってからは不安が倍増している。 ミサイル撃ちまくる独裁国家や、化学兵器使用をめぐるシリアへの制裁に非協力的な中国・ロシア。 北朝鮮が弾道ミサイル4発発射 首…

盗聴するぬいぐるみの時代・女子に男子名をつけるブーム他-news-1-

3月に入り、またはてなフォトライフが使えるようになりました。 早速、壁紙をカーライ(*)に変えました。 (*画家カーライについては)スロヴァキアが生んだ色彩の魔術師 ドゥシャン・カーライ『不思議の国のアリス』 - 子供の領分 今日はひな祭り。 でも…

ピコ太郎ベルギーへ。ポケモンGOをおさえての受賞。(+フランス篇)(追記)

PPAPが ”Hype of the year”受賞! ピコ太郎さん、昨年のフランスのあと、ベルギーには寄らないの?と思っていたら、昨日2月4日土曜日、Ketnetというオランダ語TV局主催の「黄金のKの祭典」('Het Gala van de Gouden K's' 今年で4回目) に登場しました。こ…

上村一夫の世界に耽溺 仏アングレーム国際漫画祭 

「昭和の絵師」と呼ばれた男。 上村一夫(1940 - 1986)神奈川県横須賀市生まれ。武蔵野美術大学デザイン科卒業。 イラストレーター出身で、漫画の世界で大成功をおさめた恐らく唯一の人。 女性像の追求と劇画風タッチの絵は、一度見たら絶対に忘れられない…

フランス語で 90は ”4 × 20 + 10” 

トランプ氏の暴言や、無知から来る妄言などを聞いていて、あれ、日本でも一時期よくこんな感じの発言を聞かされていたなあと思った。 昨日、よんばばさまの記事 佐和隆光著『経済学のすすめ』は怒りと祈りの書 - よんばば つれづれ を読んでいて、一挙に過去…

ウルトラ超高齢者の自転車乗り・オバマクッキー・鉄道の話

今日は最近のニュースなどです。 高齢者の3段階 高齢者に三つの分類ができるかも、という報道記事。 75歳で高齢者、65歳は「准高齢者」 学会提言 :日本経済新聞 現在、日本では65歳以上が「高齢者」であるが、65~74歳は脳の働きや歩く速度などいろいろな…

レジリエンスの基礎をつくるもの

前回記事の続きです。初めていらしたかた、前回記事の終わりの方をまずお読みください。精神科医シリュルニク氏が挙げたアルベール少年の話。 みなさま、コメントをありがとうございました。どれも正しいですね。 よんばばさまのコメント 人生のスタート地点…

『この世界の片隅に』 記憶の器として生きる-1-

呉といえば戦艦大和、軍港…えっと… それ以上の知識はなく、空襲のことにさえ思い至らなかった私は、ベルギーの書店で『この世界の片隅に』というマンガ(仏語版*)を見つけてかなり驚いたものだ。戦時下の呉市で暮らす、普通の人々の毎日が描かれている。主…

文化侵略からオタク文化の受容 -7(終)-  交流する漫画家・BD作家たち 

浦沢直樹とフランス マンガを全く読まない人に浦沢直樹(1960年1月2日ー)をひとことでどう紹介するか。日本の漫画界においてトップランナーの一人、そして手塚治虫の跡を継ぐ者、といったところだろうか。華々しい漫画賞の受賞歴を持ち、手塚治虫文化賞大賞…

マンガの仏語訳 反転した世界を楽しむ

鳥取のみなさま、お見舞い申し上げます。 三朝町のみなさまもまだ数日、油断なさりませんよう、ご注意ください。 さて、早く次の記事を書け、とメールが来たり、「前の記事で、マンガの反転うんぬんのところ、よくわからない」と叱られたりしています。本当…

文化侵略からオタク文化の受容 -6- マンガの翻訳(日本語→仏語)

先週はベルギー色の一週間だった。 今年2016年は、日本・ベルギー修好通商航海条約が締結され、日本とベルギーが外交関係を樹立してから150年、という記念すべき年なのだ。それで春から(テロ事件発生にもめげず)数多くの行事が両国で開催されている。 ベル…

文化侵略からオタク文化の受容まで -5- 影響しあう作家たち

前回の続きです。質問をいただき、自分の説明の仕方が悪かったなと思いました。お答えしながら進めます。 宮崎駿はメビウスの作品を見て、1980年ころ大ファンになり、のちにメビウスも宮崎を尊敬するようになり、二人は固い友情で結ばれました。そしてついに…

文化侵略からオタク文化の受容まで-4- 宮崎駿とメビウス

アニメといえば日本なら宮崎駿でしょ。 メビウス と宮崎駿 もちろん、かの歴史ある『カルピスこども名作劇場』や『ハウス食品・世界名作劇場』のTVアニメ群も、かつて子供たちだった私たちの心に根をおろしているけれども、日本で「好きなアニメ作品は?」と…

文化侵略からオタク文化の受容まで -3- 日本アニメ育ちが吹き込む新風「キューン」

鳥取県、とくに三朝(みささ)町のかた、激しく情報求む!!(あとでわかります) 1. 『聲の形』(こえのかたち)A Silent Voice。大今良時 2.『予告犯』(よこくはん)フランス語のタイトル:Prophecy 筒井哲也 目次 1.胸キュンのKI-oon(キューン)出…

文化侵略からオタク文化の受容まで -2-  マンガの時代

フランスにおける日本のサブカルチャーの広がりについて、最初に渡仏した1975年から2016年現在までの40年を、個人的にふりかえる試みです。見聞きしたことは多分に狭い範囲のものであり、無知ゆえの誤解や記憶違いなどあるかもしれませんが、ご指摘いただけ…

文化侵略からオタク文化の受容まで -1-日本アニメ・追記:Japan Expo2017小林七郎・須田 正己ほか

前回の記事に関して寄せられた質問への答えと、私の雑感、いわゆる「隔世の感がある」この40年について述べてみたい。 目次 1.鉄腕アトムはどうなの? 2.スポーツもの 3.文化侵略ー日本アニメが9割独占 4.「ドロテ・クラブ」幕引き 追記:Japan Ex…

フランスで視聴率100%だった日本アニメ・永井豪 仏映画祭で『マジンガーZ』上映&嶋星光壱

恐るべき視聴率 フランスにおける日本アニメと漫画事情、あくまでも当時住んでいた範囲内のことがらに限られてはいるが、思い出を記事にしたことがあった。 cenecio.hatenablog.com cenecio.hatenablog.com そのときマミーさんがせっかく そういえば、フラン…

スティングはホントいい奴 &りゅうせい君のベルギーデビュー

今日は軽い楽しめる話題です。 LeSoir紙 - いつも読んでいるベルギーのフランス語新聞。 これを読んでいるとベルギーのニュースのほか、フランスの話題がしょっちゅう出てくるので一挙両得。先日、スティングがフランスのTVのバラエティーに出ているのを発…

金子みすゞアメリカデビューと 水着問題・クロアゲハ

〔前回よりニュースの続き -2- 夏の間、ブックマークしてたまりにたまった記事をまとめています〕 こだまでしょうか、いいえ、だれでも。 待ちに待った金子みすゞ詩の英語翻訳と短い生涯を紹介する本が、美しい挿絵入りでアメリカの出版社から出た。 金子み…

7月のニュース -続き-

昨日の続きです。 目次 ①血塗られた七月 ②ブログのアクセス数ーシーボルト展 ③谷川俊太郎のあたらしい詩集 ④ポケモンGO狂想曲 教会襲撃・犠牲になった神父さま 南仏の美しいリゾート地の事件はショックだったが、二日前26日の北フランスの教会襲撃立てこもり…

今月のニュースをまとめようと思ったら (7月ニュースまとめ-1-)

暗い七月 月末はいつも、自分なりに気になったニュースをまとめている。 しかし今日はパソコンに向かったまま、茫然としてしまう。なぜなら凶悪事件とテロ続きの日々なので、神経が疲弊しているからだ。そして正直に言おう。悲しいかな、麻痺しかけてもいる…

赤い亀から漫画アイまで

カメキチさん、いきなり驚かせてしまい、申し訳ありません。映画の宣伝です。 今日は気になっていることを箇条書き的に。 目次 1.映画 レッドタートル ある島の物語 2.天皇陛下のご意向 3.公立図書館 貸出有料に? 4.ルイ・ヴィトンの漫画アイ 5.…

フランスの子どもたちを日本アニメオタクにした番組 (セーラームーン・ドラゴンボール)-2-

昨日、一回で書ききれなかったので、その続きです。 フランスにおける、日本のアニメ・漫画熱はすごい。昨日話題にした『Candy』で育った世代は現在親になり、小学生や中学生の子供がいるわけだが、この子たちがまたすごい。親からじかに学ぶからだ。二世代…

アニメソング Candy~Sailor Moon-1-

『キャンディ♥キャンディ』見たことありませんけど、それが何か? ええ、もちろんです『ベルサイユのばら』も読んだことがありませんよ。変ですか? (フランスの広告。1995年) …とまあ、日本でもヨーロッパでも肩身の狭いセネシオです。しかし知っている漫…

ちょい足しアート・ポケモンGO・アングレーム国際漫画祭

いつも美しいお花とすてきな小噺を紹介してくれる、リチャード・ギアさん。 私は「おあにいさん」と呼んでいるが、ギアさんは笑いもギャグもお得意である。ダジャレの連発の不意打ちを食らい、ぶっ飛んだりもする。 でも、笑うと心がパッと明るくなり、固く…

オバマ氏は面接にも呼ばれないかもしれない テロ関連-4-

センセーショナルなタイトルだが、正確には次の条件節を頭につけてほしい。 「もしもオバマ氏がフランスに住んでいて、就職活動中の25歳の青年だったら」 パリ 地下鉄シテ駅 就活はまず履歴書を送ることから始まる。みなさんは何通、何十通くらい用意しただ…

バングラデシュのテロで思うこと-2-  ISに走る若者たち

狙い撃ち・・・ やっぱり、そうだったの。信じたくなかったが、今はもう疑いようがない。去年から恐れていたことだった。日本の悪夢は始まったばかりかもしれない。 実行犯は現地語を話す若者たちで「外国人と異教徒を殺すために来た」と繰り返した。事務所…

神様からメールで余命を知らされたら?(+Reddevils続報)

神様から余命宣告 DIEU EXISTE IL HABITE A BRUXELLES (神は存在する ブリュッセルに住んでいる) という少女のナレーションで始まる映画『神様メール』を観てきた。ベルギー・フランス語映画というくくり。(もちろんベルギー・オランダ語映画もあるので。…

輸入した(い)ニッポン語「過労死」”Karoshi ”

過労死 とっくに国際語になってしまったKaroshi, それどころかkaro-jisatsu (過労自殺)という言葉まで目にする。Karoshiは、2000年はじめころには英語圏の辞書に載っていたらしい。寡聞にして知らず、私が実際に聞いたのは前回の2007‐08年のベルギー滞在で…

リーネケへの手紙 (続き)

(前回の記事に続いています) 名前も変え、家族と離れ、非ユダヤ人になる まず名前:本名Jacqueline van der Hoeden ⇒ Lieneke Versteegに変わる。 Jacquelineの後ろ部分-lineに-ke(小さくて愛らしいものという意味がある)をつけると、いかにもオランダら…

猫が釣りをする通り・ モハメド・アリ追悼

モハメド・アリ追悼 モハメド・アリが亡くなって、昨日は多くの人が死を悼み、思い出に浸ったことだろう。(Muhammad Ali 1942 - 2016) Charles Trainor | The Beatles and “The Greatest”, Cassius Clay (Muhammad Ali) in the Ring, 1964 ボクシングはい…

すしブーム さいたまの謎

3月22日の空港・地下鉄連続テロで、時間が断ち切られてしまい、記憶やできごとの余韻も、有刺鉄線で境界を仕切られた、遥かむこうの領域に置いてきぼりにされている。 22日以前はわたしにとって重要で楽しいできごとがいくつも連続してあったのに…。 ま…

パリ 最後は山登り

自分の首を持っているのは聖ディオニュシウス、普通「聖(サン)ドニ」と呼ばれている。 この彫像はノートルダム寺院の正面入り口の扉横を飾っているので、もしいらっしゃることがあったらぜひ見てください。 うちの子供たちは小さいころ、聖ドニ伝説が大好…

パリの休日 プチグルメ編

きのうの続きです。 飲食関係では、タイプの違う店を三つほど紹介する。 その1.(下に地図あり。一番上、つまり北の店) 前はワインバーだったが、今ではクラシックなフランス料理の軽食も堪能できる。スープからフォワグラまでいろいろある。英語メニュー…

パリの休日 感傷編

今でも朝起きてパソコンをつけるときはドキドキする。また何か事件が起こっているんじゃないかと。 ベルギーの人たちの傷は癒えないばかりか、経済的な落ち込みが深刻になっていて、さぞ暗い気持ちで過ごしているのだろうな。それとも原発テロなど心配しても…

次のテロは・・・怯えるヨーロッパ(追記アリ:旅行保険で払い戻し)

お陰さまで4月2日、無事帰国しました。 たくさんのコメントやメッセージ、ありがとうございました。 ブリュッセルの連続テロから10日。たった10日なのに、いろいろなことがあったので、ものすごく時間がたった気がします。 ブリュッセルから流れてパリへや…

KIRA(キラ)がブリュッセルに現れた日 デスノート・ NARUTO 

「デスノート」の新作、今年の秋らしいですね。ノートが6冊ですって?わお~ わたし わ きら です 今日は、キラがブリュッセルに現れたという話をしたい。『DEATH NOTE』(デスノート)は、ご存じないかたのために簡単に述べておくが、『週刊少年ジャンプ』…