ベルギーの密かな愉しみ

しばらくの間 お休みします。

社会・暮らし

黄色ベスト運動も終盤?マクロン任期第二幕も目が離せない。黄色ベスト-2-追記:是枝裕和監督

怒りの集積所、黄色ベスト運動は…。 *前の記事:マリアンヌの壊れた顔も象徴 &北海道の女子高生がフランスで主役だった話 黄色ベスト-1- -続き。 毎日黄色ばかり見ていてさすがに飽きた(笑)。 ところで皆さんも安全ベスト(反射ベスト)をお持ちだろうか…

日本のドンキホーテ・山本太郎の闘い#BEYONDTHEWAVES(ベルギー映画)

今日は、ベルギーのアラン・ドゥ・アルー(Alain de Halleux)監督のドキュメンタリ映画”BEYOND THE WAVES”(2018年)を紹介する。主役は参議院議員の山本太郎氏。ベルギーでは今年の2月に封切られ、日本では昨日25日、京都大学で初の上映という運びとなった…

「羽生結弦の写真撮るの下手くそ選手権」というハッシュタグがおもしろくて止められない &貴公子であり親善大使であり何よりもアーティストだったデニス・テン、若すぎる不条理な死

(*別ブログの記事を移動させています) 羽生結弦の写真撮るの下手くそ選手権 というハッシュタグがおもしろくて止められなくて困る。平昌五輪で2連覇を果たし、仙台で凱旋パレードが行われた。その時撮った写真や競技中などの写真を羽生結弦選手のファンた…

ノルウェー人飛行士の造る日本酒・仏議員の「日本酒友の会」・駅弁売り場がパリの駅に・南部鉄器ファン -2-

(前回フランスの日本化がおもしろい!日本酒ブームの欧州&㊗『鬼火』銀賞受賞! -1- -の続き) ノルウェー人パイロット、欧州で最初に日本酒を作った男 北海道の人ならご存知でしょうか。chancepapaさまはこの日本酒ブーム、TVでご覧になったことがある…

今日は「飛行機の日」国産機で東京ロンドン間の世界新記録の話・「美貌なれ昭和」

今日は「飛行機の日」なんですね。 今朝はsoftwindさんのおかげで、久しぶりに飯沼正明氏を思い出した。こちらの超カッコいいパイロットの男性のことです。容貌のことばかり言ってはしたないとは思うけれど、もう顔も性格も人物も最高! kihaseason2015.hate…

中国の羨ましいところ -3-

中国について前回は、特に羨ましくもなんともないことを書いたが、今日は羨ましく思っていることを書いてみたい。 羨ましいなと思う点は三つある。①高い起業熱 ②再生エネルギーへのシフト ③男女共同参画社会、である。 ①国民の、特に若者の起業意識が高い。 …

中国のことを話そう-2- 山口百恵からシェア自転車まで 追記:2018年9月 放置自転車

前回 中国のことを話そう -1- -に引き続き中国について、思い出やら最近のニュースで印象に残ったことなど書いています。 1980年代は蜜月 蜜月とあえていうのも、日本と中国がもっとも波風の立たない時代だった、それも中国からの熱い憧れによって。 中国で…

中国のことを話そう -1-

凄まじい勢いで変わる中国 話したいことがいっぱいあります。1976年の北京空港や、「日本って中国じゃないの?」と一切の悪気なく言われた思い出やら…。 その前に、下の「妖怪」エントリを書いたとき、記事末に載せた中国の天津市滨海図書館に対する反響の大…

海外でも待ち望む『はいからさんが通る』大正浪漫へのノスタルジー?

↑東京メトロ「SFメトロカード」です。めちゃくちゃ可愛い 紅緒(べにお)ちゃん 『花子とアン』(NHK2014年)のヒット以来、じわじわと来てる~! 何がって?もちろん大正時代ですよ。「袴女子」という言葉があるそうです。卒業式の袴はすっかりおなじみです…

いつもそこにある分裂の危機 &仏TF1番組に YOSHIKIが出演、天気予報も。  

カタルーニャ劇場 と呼んでもいいのではないでしょうか? スペイン・カタルーニャ自治州の独立をめぐる、ここ1か月あまりの激動のことです。BBCが「フランコ独裁政権以来40年ぶりの政治的危機」と呼んだこの独立問題を、私は毎朝、NHKBSのスペインTVE(国営放…

ノーベル賞受賞者の「国」って?& 31歳の首相が誕生するかも…ほか

みなさま、こんばんは。 今日は戦争関連を離れて、ちょっと気になった話題などを。 ノーベル賞受賞者の「国籍」 カズオ・イシグロ氏はイギリス人で正しいと思いますが、ノーベル文学賞発表のあと、「日本人が受賞…」とか「国籍はイギリスなのだからそれは間…

アメリカ海軍の衛生兵だったヒトラーの甥 改名はしたけれど…-6-

だいぶ日があいてしまいましたが、核シェルターと防空壕 &ヒトラーはイギリス贔屓(びいき)か -5- - の続きです。 ヒトラーのイギリス贔屓は、母親の違う兄とその息子である甥がイギリスにいたことも関係あるのか否か? →・・・ないでしょう。 前々回載せ…

核シェルターと防空壕 &ヒトラーはイギリス贔屓(びいき)か -5-

核シェルター 朝の情報番組で、家庭用の 核シェルターの注文が相次ぐという話題をやっていました。 下の写真はアメリカの会社の製品だそうで、壁に銃が飾ってあるのを見てもわかります(笑)。新築物件用や個人用など様々なタイプがあるようです。 核シェル…

Uボート沈没理由は機雷 &駆逐艦「菊月」&シュールな車の墓場 -4-

みなさま、こんにちは。 言い訳から始まりますが、前回パソコンの調子が悪くて途中で諦めてUPしてしまいました。PC、買い替えるかな、どうしようかな…と思案中。今日も相棒DELLさまのご機嫌を伺いながらやっています。初めて読まれる方、前回(9月30日)の続…

人生80年、戦争はごめん‼ 第一次大戦のUボート、ベルギー沖で発見 -3-

人生80年と言われます。 その間に戦争などなく、ミサイルも飛んで来ず、飛行機からの落下物に当たることもなく、まあまあ健康で暮らせて、ある日自宅でポックリ逝く…っていうのが理想です。はて、どうなるでしょうか。昨今の情勢はかなり不安ですが。 「80年…

映画『ダンケルク』父親が息子たちを家に連れ帰る物語-2- 追記:2018年2月20日 

(前回9月25日の記事の続き) cenecio.hatenablog.com 『鳥』+『恐怖の報酬』? ダンケルクの撤退作戦では、戦闘機や大小の船舶がそれぞれ100機、100隻をくだらない数集結していたはずです。それを映画にするってどうやるの?と私は素朴に思っていました。…

ダンケルク 兵士40万人の大撤退作戦・「ダンケルク・スピリット」と負け戦 -1-

話題の『ダンケルク』( 映画『ダンケルク』オフィシャルサイト)私も見てまいりました。今日は周辺のことから語りたいと思います。 ダンケルクはベルギー国境に近いフランスの海岸の町です。そこに40万人ともいわれる英仏軍の兵士が追い詰められ、袋のネズ…

驚き!今どきの四畳半物件 &幽霊の出る部屋はごめん。追記:3畳でも人気だそう。

トイレがむき出しの部屋 ここ数年は貸し物件を多く見る機会がありました。昔、といっても私たちがフランスから帰国して部屋を探していた頃ですが、あれからずいぶんと変わりました。 最近の事情がもの珍しくて好奇心をそそられ、ついつい熱中してのめり込ん…

ボブという名の猫 鉄の意志をもつ茶トラ

こちらの映画を見にいきました。もうみなさんもご存じのストーリーだと思います。 SPYBOYさまもレビューを書いています。写真がたくさんあって楽しめますよ。ストーリーもこちらでお読みください 報道特集『医療的ケア児と教育』と映画『ボブという名の猫』…

圧巻!4万人もの赤毛の人が集まるオランダのフェスティバル「赤毛デー」(+きつね)追記:2018年8月、11月

9月は赤毛(あかげ)の季節です。 何ですと?いったいどんな関係があるのかとみなさん、いぶかしく思うにちがいありません。 「赤毛デー/ 赤毛の日」(英語:Redhead Days)というフェスティバルが、毎年9月はじめにオランダのブレダという町で開かれるので…

小さな本屋さんの広大な宇宙 千駄木・往来堂書店 追記:2020年

「書店ゼロ自治体」が増えている 皆さんのお住まいの地域ではどうですか。書店が地域に1店舗もない「書店ゼロ自治体」が2割強あるということです。8月24日付の朝日新聞で読み、残念に思う一方で、東京在住の私がいかに恵まれた環境に暮らしているかをしみじ…

「写真家チェ・ゲバラが見た世界」展 &チェ・ゲバラの広島& 映画『エルネスト』写真-3-

司令官になる前、僕は写真家だった これは去年ブリュッセルの街角で撮ったウィンドーの写真です。チェ・ゲバラは今でも世界中で、超人気アイコンのひとつと言えますね。。 そして没後50年ですって。映画制作はじめ様々な催しがありますが、 ↓こちら↓SPYBOYさ…

フランスの右翼青年が好きだというヤマグチの写真 &「より良きころの夢」 ピュリツァー賞写真 -2-

前回に続いて今日も写真の話なのですが、まずみなさんに質問です。 オトヤ・ヤマグチと聞いてすぐわかりますか? 5月に読んだフランスL'OBS紙の記事にあった名前です。私はもちろんすぐにわかりませんでした。でもフランス人がわざわざ名前を挙げるのだから…

必殺削り人と肥後守(ひごのかみ)

今日は肥後守(ひごのかみ)という折りたたみ式のナイフについて。 みなさんもご存知ではないでしょうか。 カメキチさん、ありがとうございます。カメキチさんのおかげで懐かしい日々を思い出しました kame710.hatenablog.com この「懐かしい」というのは、…

仏大統領選「エリゼ宮のロックスター」マクロン氏 

ナポレオン以来の・・・ PHOTOS. Macron président : les images d'une soirée historique - L'Obs 「ナポレオン以来」は、フランス大統領選が始まってから頻繁に聞かれた形容詞。つまりもし39歳のマクロン氏が大統領に選出されれば、それはナポレオン以来の…

銃剣道を 編み物の時間に 変えたらどう?編み物男子①&日仏同じ発音の言葉「ゴエモン」

(昨日の続き) 1.リトル・トランプの大集合! どっかの大統領のことではなくて、”Tramp”すなわち「小さな放浪者/浮浪者」と呼ばれるあのおなじみのチャップリン。昨日4月16日、チャップリンに扮装した662人がスイスのチャップリン博物館(Corsier-sur-Veve…

価値観の違う相手との対話・外国人就労の問題 (+ストロマエ)

人は話せばわかると思う? 人は話せばわかるか…無理でしょ、話通じない人いるもん…正直にいうと私はすぐにそう思うたちである。 ネット上で過激な、差別的な持論を展開して異論を受け入れない人たち。あるいはトランプ大統領のような人たち。自分が正しいと…

魚は痛みを感じるか?(日本のイメージ-4-)ロブスターを熱湯に放り込む従来の調理法禁止(2018年1月)

ロブスターの痛み 国や人によって考え方や慣習も違えば、「常識や考え方は時代と共に変わる」。 (前回記事 NOS局の取材レストラン ”CHEZ RINI”のメニュー。毎週第3木曜はこれ全部がおひとり €32.50。安いですね) ベルギーのロブスターの扱いをめぐって 愛…

カツラが申告義務かと思った朝・ロブスターの痛み(日本のイメージ-3-) 

カツラ 申告義務ですよ 朝起きると必ずびっくりするようなことが起こっている。朝を迎えるのが怖い。 シリアへのミサイル攻撃もそうだし、スウェーデンのトラックを使ったテロ。ストックホルムは旅行で2回行ったことがあるが、テロ現場は中央駅からも近い繁…

日本という国のイメージ-2- 鉄道・クジラ問題 追記:『 おクジラさま ふたつの正義の物語 』

生まれ育った国を大切に思うのは当たり前ですね。 だからここ数年、海外のメディアで、日本の労働環境(長時間労働、ブラック企業、過労死・過労自殺)に関するニュースをあまりに頻繁に目にすると、日本のイメージをひどく損なっていると思い、気が気でなら…