ブロガーバトン&漱石はコロナに効くかな&三船敏郎生誕100年だったのにね。
まずは 被災地の皆さま、お見舞い申し上げます。
神様って非情だなと思う。コロナと暑さのうえに記録的な雨量と洪水、土砂崩れ等の仕打ち。どう受け止めたらいいのか…。
そして間もなくオリンピックだった!コロナがなくてもこんな異常気象ではスケジュール通りの大会は無理だったろう。キャンプ地にいる外国人選手はどんなに不安に感じるだろうか。宿舎からの避難を余儀なくされたらどうしよう?選手団とスタッフを収容できる建物や食料はあるだろうか。地域住民に加えて、という意味で。さらに試合の日の会場までの足は確保できるか。選手の動揺やストレスは?もしこの豪雨が東京や関東地域だったら?
そんなこと考えるだけで恐ろしく身震いがする。
気落ちすることしかなかったこの1週間。ゆうべも白ワインをチビチビやりながらそろそろ寝る時間だと思い、スマホを見たらマミーさんid:mamichansanがあつ森から帰ってらして(!)ブロガーバトンなるものを私にくださった。
ブロガーバトンが回っているのは知っていたが、自分には全く関係のないことだ、有名ブロガーさん達の間で回るものと思っていた。私はあまりはてなに帰属意識がなく、年に6か月とか8か月、平気で休むし、ブログを続けるモチベーションがなかなか保てず腰のひけた感じでここ2年やっている。
それだから実にあわてた。テンプレートって何?ここから格闘だ。いやその前に
1.バトンをくださった方を紹介
マミーさんを知らない人っているのかな。マズイな、こうなると逆に難しいゾ。ええと、うんと短いバージョンでは
”マミーさんは編みぐるみとどうぶつの森を愛してやまないブロガーさんで、はてなブログ界のアイドル的存在”。
これでよし。読書家でもある。絵本も含め、本をいっぱい教えてもらった。読み聞かせの名手。
だけどマミーさんの凄いところはむしろコミュニケーション(術)ではないかと思っている。
これね、あの厄介な中学生相手に、自己申告書というまともな作文を書かせるのだから大変そうだ。しかしマミーさんなら朝飯前。相手の懐に入り、対話によって良いものを引き出していくのである。全くサンバだね。踊る方じゃなく産ませる方の産婆術(ソクラテス)。別に踊ってもいいけど。マミーさんならね。
しかもユーモアたっぷりで楽しい講座だこと!中学生のみんな、きみたちはホントにラッキーだな。
2.テンプレートを貼る(次の方はこれを使ってください。廃墟ブログをやってらっしゃるhiyapaさんのアイディアだそう❢)
3、自分の情報を入力
やり方もマミーさんが教えてくれたので私にもできた。Windowsなら必ず入っている「ペイント」というソフトを使うんだって。優しいマミーさん、ありがとう、ううう(泣)ハンカチ早よ!
4.自分の一番古い記事を貼る
2015年12月
ストロマエ・世界が羨むベルギー人&ストロマエを苦しめるマラリア予防薬の副作用&㊗ストロマエがパパに!(9月23日) -
写真:Marc Melki
初ブログ。ベルギーのストロマエを紹介。歌手・アーティスト・デザイナーと幅広く活躍している。2015年から2018年秋まで新しい動向がわかるたび少しずつ情報を書き足していった。今でも検索してくる人が多い。
5.自分のお気に入りの記事
フランスで視聴率100%だった日本アニメ・永井豪 追記:2017マジンガーZ&嶋星光壱
『UFOロボ グレンダイザー』について(自分は見た事がないにもかかわらず)まとめたものが6万PVくらいの化け物記事となり、巨大ロボの人気を感じる。
それよりもっとアクセスが多いのはフレディ・マーキュリー&クイーン関連の記事三本Queenフレディ・マーキュリーの日本愛やボディガード氏の話など フレディ-2-であるが、私の気にいっているのはこちら。
猫のエントリである。子どもの頃実家では犬を飼っていて、他にも多くの小鳥や亀や虫を飼育していたが、猫とはずっと縁がなかった。カラスに突かれていた2カ月くらいの猫を保護してもう10年になる。その猫が上のアイコンになっている。
去年、玄関先に現れたノラの仔猫。その猫との40日間を綴ったエントリは、9千以上のPVがあって驚いたものである。実はまだドラマティックな出来事があったのだが、記事には書かず、私(たち)の心の中にしまってある。書けないこともあるのだ。それほどまでに心揺さぶられる40日間だったのである。
6.次に回す人のリンクを貼る
お二人、id:hiroki_hayashiさん、id:annenevilleさんにバトンを渡します。
共通項は最後の記事の夏目漱石!この偶然おもしろいなと思って。そんな選び方もいいですよね。
林さん
林さんは『明暗』を読んでいて漱石の文章に感嘆しきりなのだが、特に
「かくして彼は心置きなく細君から嬲られる時の軽い感じを前に受けながら、背後はいつでも自分の築いた厚い重い壁によりかかつてゐた。」
ここがお好きだそうで、このように言っている。
「子供扱ひにされる」気持ちよさを「嬲られる時の軽い感じ」と書く。「嬲(なぶ)られる」だけならちょっと語感がきつい。「軽い感じ」だと何のことかわからない。「嬲られる時の軽い感じ」と組み合わせて、なんということだ、まことに、そんな感じだ。「心置きなく」がまた絶妙に効いてゐる。
「明暗」は全編がこの種の苦笑してしまうほど核心を突いた心理描写で構成されてゐる。
この落ち着いた文章の書き手、皆さんは何歳の方を想像するだろうか。なんとうちの子どもと同じ年1986年生まれなのである。
林さんは読書や映画などの他、時事・社会問題にも詳しく、私は前に第二次安倍政権年表を作ってらっしゃると紹介したことがある。中国に住んでらしたそうだ。
舞踊家でもあり、フォンジュン(fonjerng、 北タイの武術・舞踊)とカタック(kathak、北インドの伝統舞踊)(下線部はhiroki-hayashi.からコピペ引用)をやっている。ブログの全体像や自己紹介についてもこちらhiroki-hayashi.でどうぞ。
アンさん
アンさんも旅行や映画・読書・アートなど、お仕事や日々の出来事を綴っている。
このエントリでは、怖いほど人のまばらな渋谷の交差点や、おいしいモーニングが食べたかったが店が開いていないことを嘆く一方で、電車では夏目漱石の『三四郎』を読んでいること、お父様の書棚で昭和26年初版発行の『三四郎』を見つけたことを書いている。またアンさんはその前の三船敏郎エントリ三本が熱い。
三船敏郎さま生誕100年だっ!わたししか盛り上がってない!?(^-^;
三船敏郎さま生誕100年だっ!その③鰊漁のダイナミックな歴史
コロナがなければ私たちは劇場で毎日三船映画三昧だったのにね。本当に残念。
「三船無くして黒澤は無く、黒澤無くして三船は無い」と言われていた。「世界のクロサワ」「世界のミフネ」と呼ばれていた。このコンビの十数本、まさに黄金期だったね。私の夫は黒澤監督のインタビューの通訳をしたことがある。フランス人ジャーナリストとともに富士山を望む別荘に招かれて一日過ごしたようだ。さらに夫の父親は戦後、東京藝大の学生だったとき、黒澤映画の美術部(大道具や小道具などを作る、絵を描く等)でアルバイトをしたことがあるという。
話がだんだん逸れてすみません。お二人を紹介させていただきました。林さん、アンさんありがとうございました。
有楽町ガード下1.
有楽町ガード下2.
有楽町ガード下3.
さて、皆さまに感謝しつつ、そろそろ閉めなければなりません。マミーさんみたいにカッコいい結びが書けるといいんですけど(ちょっと無理)。
ですが、まずよんばばさまにお礼申し上げます。そしてmarcoさまに渡してくださったこと、読書好きが美しくつながっていますね。marcoさまはあつ森のパラレルワールドからマミーさんを呼び戻してくださった。グッジョブ👍です。さすがです。マミーさんには私の酔いを醒ましてくれて、あ、違う、尊いバトンを渡してくださり、ありがとうございます。キツネクラブ、河童クラブで楽しく語り合った日々は貴重なものです。あのメンバーがもうそろわないのは致し方ないことですが、記憶はずっといつまでも…。
では皆さま、また次回!