日本アニメ・マンガ

海外でも待ち望む『はいからさんが通る』

大正浪漫へのノスタルジー? (↑ 東京メトロ「SFメトロカード」です。めちゃくちゃ可愛い 紅緒(べにお)ちゃん) 『花子とアン』(NHK2014年)のヒット以来、じわじわと来てる~! 何がって?もちろん大正時代ですよ。「袴女子」という言葉があるそうです。…

浸透する日本のアニメ・マンガ 二世代で楽しめる魅力 

フランスはじめヨーロッパの国々では、私には思いがけない大ヒットアニメ・漫画が生まれます。あくまでも個人的な感想なので、「私には」とお断りさせていただきます。 まずこちらの猫のチーのお話、皆さんもご存知でしょうか。 『チーズスイートホーム』(…

『シティーハンター』フランスで映画化決定・冴羽獠をやるのは誰?

フランス人の興奮ぶりに昔を思い出し… 「悲報!」 「ノン・メルシー!」 「この話、なかったことにしてもらえないだろうか」など様々な反応が寄せられました。今年7月、フランスでフランス人俳優による「シティーハンター」実写化(2019年公開予定)が決まっ…

漫画家谷口ジロー氏へのオマージュ (パリ国際ブックフェア)

忘れてしまうので取り急ぎ。間もなく開催の、パリ国際ブックフェア(サロン・ド・リーブル)で、先日亡くなった谷口ジロー氏を追悼します。 谷口 ジロー(1947年8月14日 - 2017年2月11日)鳥取県出身。多臓器不全により死去。満69歳没 1か月前のあの日2月11…

上村一夫の世界に耽溺 仏アングレーム国際漫画祭 

「昭和の絵師」と呼ばれた男。 上村一夫(1940 - 1986)神奈川県横須賀市生まれ。武蔵野美術大学デザイン科卒業。 イラストレーター出身で、漫画の世界で大成功をおさめた恐らく唯一の人。 女性像の追求と劇画風タッチの絵は、一度見たら絶対に忘れられない…

タンポポの綿毛の飛んだところ『この世界の片隅に』熱烈応援中 追記:アヌシー国際アニメーション映画祭 長編部門の審査員賞に輝く㊗

みなさま、映画もうご覧になりましたか。 熱烈応援 フランスでも 過去ログ(封切り前、記事を2本書いたことがあります) 『この世界の片隅に』 記憶の器として生きる-1- - ベルギーの密かな愉しみ België-fan 『この世界の片隅に』 記憶の器として生きる -2-…

『この世界の片隅に』 記憶の器として生きる -2-

先日の第29回東京国際映画祭で 『この世界の片隅に』上映後、イギリス、フランス、ドイツ、メキシコ、南米諸国をはじめ世界14か国で公開されることが発表された。 声優初挑戦の、のんさん(能年玲奈から改名した「あまちゃん」のこと)もどんなにか嬉しいだ…

『この世界の片隅に』 記憶の器として生きる-1-

呉といえば戦艦大和、軍港…えっと… それ以上の知識はなく、空襲のことにさえ思い至らなかった私は、ベルギーの書店で『この世界の片隅に』というマンガ(*)を見つけてかなり驚いたものだ。戦時下の呉市で暮らす、普通の人々の日常がまず丁寧に描かれる。主…

文化侵略からオタク文化の受容 -7(終)-  交流する漫画家・BD作家たち 

浦沢直樹とフランス マンガを全く読まない人に浦沢直樹(1960年1月2日ー)をひとことでどう紹介するか。日本の漫画界においてトップランナーの一人、そして手塚治虫の跡を継ぐ者、といったところだろうか。華々しい漫画賞の受賞歴を持ち、手塚治虫文化賞大賞…

マンガの仏語訳 反転した世界を楽しむ

鳥取のみなさま、お見舞い申し上げます。 三朝町のみなさまもまだ数日、油断なさりませんよう、ご注意ください。 さて、早く次の記事を書け、とメールが来たり、「前の記事で、マンガの反転うんぬんのところ、よくわからない」と叱られたりしています。本当…

文化侵略からオタク文化の受容 -6- マンガの翻訳(日本語→仏語)

先週はベルギー色の一週間だった。 今年2016年は、日本・ベルギー修好通商航海条約が締結され、日本とベルギーが外交関係を樹立してから150年、という記念すべき年なのだ。それで春から(テロ事件発生にもめげず)数多くの行事が両国で開催されている。 ベル…

文化侵略からオタク文化の受容まで -5- 影響しあう作家たち

前回の続きです。質問をいただき、自分の説明の仕方が悪かったなと思いました。お答えしながら進めます。 宮崎駿はメビウスの作品を見て、1980年ころ大ファンになり、のちにメビウスも宮崎を尊敬するようになり、二人は固い友情で結ばれました。そしてついに…

文化侵略からオタク文化の受容まで-4- 宮崎駿とメビウス

アニメといえば日本なら宮崎駿でしょ。 メビウス と宮崎駿 もちろん、かの歴史ある『カルピスこども名作劇場』や『ハウス食品・世界名作劇場』のTVアニメ群も、かつて子供たちだった私たちの心に根をおろしているけれども、日本で「好きなアニメ作品は?」と…

文化侵略からオタク文化の受容まで -3- 日本アニメ育ちが吹き込む新風「キューン」

鳥取県、とくに三朝(みささ)町のかた、激しく情報求む!!(あとでわかります) 1. 『聲の形』(こえのかたち)A Silent Voice。大今良時 2.『予告犯』(よこくはん)フランス語のタイトル:Prophecy 筒井哲也 目次 1.胸キュンのKI-oon(キューン)出…

文化侵略からオタク文化の受容まで -2-  マンガの時代 

フランスにおける日本のサブカルチャーの広がりについて、最初に渡仏した1975年から2016年現在までの40年を、個人的にふりかえる試みです。見聞きしたことは多分に狭い範囲のものであり、無知ゆえの誤解や記憶違いなどあるかもしれませんが、ご指摘いただけ…

文化侵略からオタク文化の受容まで -1-日本アニメ・追記:Japan Expo2017小林七郎・須田 正己ほか

前回の記事に関して寄せられた質問への答えと、私の雑感、いわゆる「隔世の感がある」この40年について述べてみたい。 目次 1.鉄腕アトムはどうなの? 2.スポーツもの 3.文化侵略ー日本アニメが9割独占 4.「ドロテ・クラブ」幕引き 追記:Japan Ex…

フランスで視聴率100%だった日本アニメ・永井豪 追記:2017マジンガーZ&嶋星光壱

視聴率100%? フランスにおける日本アニメと漫画事情、あくまでも当時住んでいた範囲内のことがらに限られてはいるが、思い出を記事にしたことがあった。 cenecio.hatenablog.com cenecio.hatenablog.com そのときマミーさんが 「そういえば、フランスで…

ムーミンから アヒルまで

みなさんはこの週末、Pokémon Goで大盛り上がりなのでは? うちもちょっとだけ、といっても子供がやっている。(一番下に写真を一枚貼り付けてあります) 私は先日マミーさんからいただいたコメントによって、ムーミンの「スイッチ」が入ってしまい、いま頭…

フランスの子どもたちを日本アニメオタクにした番組 「ドロテ・クラブ」Club Dorothée -2-

昨日の続きです。 フランスにおける、日本のアニメ・漫画熱は半端ではない。昨日話題にした『Candy』で育った世代は親になり、小学生や中学生の子供がいるわけだが、この子たちがまたすごい。親からじかに学ぶからだ。二世代にわたる、日本のアニメ・漫画の…

アニメソング Candy~Sailor Moon-1-

『キャンディ♥キャンディ』見たことありませんけど、それが何か? ええ、もちろんです『ベルサイユのばら』も読んだことがありませんよ。変ですか? (フランスの広告。1995年) …とまあ、日本でもヨーロッパでも肩身の狭いセネシオです。しかし知っている漫…

ネロはルーベンスになれた?「フランダースの犬」をめぐって

皆さんの多くがなじんでいる物語「フランダースの犬」を取り上げてみる。私はこの「国民的アニメ」を見ていないため、みなさんと思いを分かち合うことができない。 『ムーミン』は見たのだが、そのあとに来る一連のアニメ作品『アルプスの少女ハイジ』(1974…

ちょい足しアート・ポケモンGO・アングレーム国際漫画祭

いつも美しいお花とすてきな小噺を紹介してくれる、リチャード・ギアさん。 私は「おあにいさん」と呼んでいるが、ギアさんは笑いもギャグもお得意である。ダジャレの連発の不意打ちを食らい、ぶっ飛んだりもする。 でも、笑うと心がパッと明るくなり、固く…

KIRA(キラ)がブリュッセルに現れた日 デスノート・ NARUTO 

「デスノート」の新作、今年の秋らしいですね。ノートが6冊ですって?わお~ わたし わ きら です 今日は、キラがブリュッセルに現れたという話をしたい。『DEATH NOTE』(デスノート)は、ご存じないかたのために簡単に述べておくが、『週刊少年ジャンプ』…

新年のお祝い・魚料理レストラン・白人だけ?…

2016年元旦です。 市民のためのお祝い de nieuwjaarsreceptie なるものがあります。 (注:雪はフェイクです) 1月3日、市庁舎前の広場Grote Marktにわらわらと市民が集まりだした。日曜なのにこんなに人が!しかも列を作っている。あの大型の車はフリット…