ベルギーの密かな愉しみ

しばらくの間 お休みします。

大阪のデモすごかった!&差別を自分たちの問題として考え始めたのは成果‐コロナとともに④-追記

大阪と東京のデモ

黒人男性フロイドさんが警察の暴行で亡くなった事件に関し、昨日(日曜)は大阪でも様々な国籍の人が参加しデモ行進が行われた。

中之島公園に集合、アメリ総領事館前を通る2キロのコースということだ。私もちょっとばかりtwitterで追いかけていた。

 みなさんお疲れ様!ワンちゃんもありがとうね!

https://pbs.twimg.com/media/EZ5TR6nU8AI1yTK?format=jpg&name=large

https://twitter.com/antifa_osk/

東京でも前日6月6日

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 Japan Today

 ↑私がフォローしている記者カゲヤマさん。

 ↑5月31日原宿の抗議。こういうスタンディング、私は大好き。

 みなさんありがとう!

 

朝はいつもNHKBSを見ている。「今日も抗議デモが中心だろうね」と思っていたら、BBCでは市民が銅像を引きずっていた。

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Bristol George Floyd protest: Colston statue toppled - BBC News

(↑中に映像があります)

それはエドワード・コルストンという人で、お気の毒にゴロゴロと転がされブリストル湾に投げ込まれた。皆さん大喝采だ。コルストンは奴隷商人で、アフリカから8万人もの人たちを連れ出し、アメリカ大陸に奴隷として送り込んだ男らしい。

そういえば、ベルギー国王レオポルド2世(1835- 1909年)の像が大変なことになっているという記事を読んだなと思い、探してきた。(ル・ソワール紙6月4日)

ベルギーの三カ所で像が汚されたり頭に布を被せたりしているのが見つかった。

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Plusieurs statues de Léopold II ont été vandalisées en Belgique (photos) - Le Soir

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https://www.demorgen.be/

この王様、いったい何をしたのか。植民地のコンゴで、搾取と残虐な懲罰による過酷な支配を行ったらしい。ベルギー在住のid:shohojiさんが以前それに触れていたので、こちらどうぞ。(許可頂いてあります)

shohoji.hatenablog.com

ヒットラースターリンポルポトと並ぶ虐殺者」で「アントワープ港に下ろされるゴムは黒人奴隷たちの血で赤かった」など…。またベルギー領コンゴは「切りおとされた手の国」と呼ばれていたらしい。かなりショッキングである。

これもベルギーが向き合わなければならない暗い歴史の一部なのだ。アメリカの黒人男性暴行死亡事件がここにつながってくるとは!

ところでshohojiさん、私は2007~08年、メトロの駅でいうとPorte de Namurに住んでいたんですが、隣のTrône駅近くの広場にもレオポルド2世像ありましたよ。ベルギー国内あちこちにあるんですね。いったいいくつあるんだろう。

 

まさにオランダでも黒人従者ズワルトピート問題がここにきて再燃した。

https://www.playwatchread.nl/wp-content/uploads/2015/12/jeroen3-730x548.jpg

(Alles is Liefde (2007)写真は映画から借りてきただけ。主人公の女性とオランダ王室の王子。王子はズワルトピートに扮するため顔を黒く塗っている)

オランダの伝統行事で、クリスマスより大切と言われるシンタクラース祭シンタクラース - Wikipediaには従者の黒人が欠かせない。オランダの多くの人はこれは黒人差別でも何でもない、伝統だと言う。しかし2013年に国連がこれを人種差別であると批判した。幾つかの自治体では顔の黒塗りをやめたところもある。伝統だから変える必要はないとするところも当然ある。首相もずっとこれを擁護してきた。ところが今回のアメリカの事件をきっかけに首相も考えを変えたのだ。議会でピートに対する質問を受け、そのことを表明したという。

まだ続きますが、今日は一旦ここで切ります。

 

新たな日常

①インフォメーション なんか不思議な感じ。

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②今やオンラインでいろんなことができるね。

芸妓さんとの豊かなひとときはどう?

https://i0.wp.com/mai-ko.com/wp-content/uploads/2017/09/Screen-Shot-2020-06-03-at-17.15.42.png?resize=768%2C515&ssl=1

https://mai-ko.com/tour/geisha-online-meet-a-real-geisha-online-private/

 

https://i1.wp.com/mai-ko.com/wp-content/uploads/2017/09/Screen-Shot-2020-06-03-at-17.37.40.png?resize=768%2C506&ssl=1

ではまた~!

追記:メモズワルトピート(黒人従者

 全文引用

2018-11-15
反ズワルトピート団体、人種差別裁判で敗訴
オランダの冬の風物詩であるシンタクラース祭。赤い服を着たシンタクラースに付き添うのは顔を炭で塗り、真っ赤な唇と大きなイヤリングをつけた黒人の従者(ズワルトピートZwart Piet)たちである。このオランダの伝統行事に対し、黒人を奴隷扱いする人種差別だとして反対を表明する人がここ数年増えてきた。また国連の人種差別撤廃委員会も2015年にこの問題を指摘し、オランダ政府に対し廃止を検討するよう求めている。しかしながらオランダ政府は各市町村に決定を委ねるのみで、積極的な話し合いは行っていない。

今年はオランダ北部の風車が並ぶザーンセ・スカンスがシンタクラースの上陸地点となるが、この地で反ズワルトピートを唱える団体「マジョリティ・パースペクティブ」が政府やザーンセ・スカンスのあるザーンダム市などを相手に訴訟を開始した。14日、ハーレムの地方裁判所で「ザーンダムから行進するズワルトピートは、外見を変更する必要はない」という判決を発表、「マジョリティ・パースペクティブ」の敗訴が決定した。判決は人種差別という観点には触れず、反ズワルトピート団体が訴訟相手のザーンダム市との間に事前の話し合いをもたずに突然訴訟に出たというのが、訴えを退ける理由となった。ただし判事は判決のあと「表現の自由」を尊重したと述べている。

ザーンダム市は判決前にすでにピートの外見を変更したと語っている。これまでも他の市町村で典型的な黒人奴隷を彷彿させる外見をとりやめているところも出ている。国民の間でも伝統を守るべきだとする人たちと、人種差別の典型であるズワルトピートは廃止すべきだという意見が二分している。

日本人に欠けているのは怒り 全米の抗議デモ ‐コロナとともに③-

私たちは激動の時代を生きている。その認識を日々あらたにしている。思い返せば年が明けたばかりの頃は実にのどかだったな。その後厄禍に見舞われるなど露ほども考えていなかった。

ちょっと暮れから一月の初めがどんなだったか思い出してみる。私はルンルン気分で羊肉のクスクスを作っていた。ビーツが豊作でそれを使ったピンクな料理にのめり込んでもいた。一時帰国した息子のために、車で遠くのケーキ屋さんまで公現祭のガレット・デ・ロワを買いにもいった。切り分けたパイからフェーヴを引き当てた息子は、子どものように喜んで、ずっと金色の紙でできた王冠をかぶっていたっけ。3月に結婚する予定であったから「これは幸先良いぞ」と私も嬉しく思い、しあわせな一年を頭の中で描いていた。しかし前にもお話したが、コロナ禍で結婚式は中止となり、息子夫婦は今も渡航がかなわず離れて暮らす。

10年後、20年後に振り返ってみて、やはり2020年は特殊な位置づけ、歴史に色濃く痕を残す一年となるだろうか。腐敗しきった日本の政治や格差・貧困などの諸問題に加え、冷戦再び?の大国の争い、そこにドシンとコロナが世界中を恐怖と混乱に陥れた。そろりそろりと新たな日常に足を踏み入れた矢先に、黒人男性ジョージ・フロイド( George Floyd)さんの不条理な死である。今アメリカだけじゃなく世界中で、この差別の問題に向き合おうとしている。

2020年が歴史に残る年になるとしたら、スペイン風邪に匹敵するような新型コロナより、それを契機にこれまでの価値観が大きく変わる、変革の年としてかもしれない。だってコロナ前は普通に使っていた「グローバル化グローバル資本主義」なんて言葉、コロナ禍で移動を制限されている間に人々の頭から消え、古臭い死語のようになってしまった。「世界を股にかけて」「経済成長」なども消えるだろう。もはや工業製品をバンバン作って輸出して、あるいは農産物を遠い国から輸入してという構造は変わるだろう。近隣の国々の間で、信頼と連携を深めて「新たな日常」の経済活動を進めていくのがいいと思う。(他国の信頼を得るのは現政権では難しいだろうが。)

作りすぎや使い捨ての無駄をやめ、テレワークも活用し、労働時間や痛勤を減らして、教育や福祉や文化活動などにもっとお金を使って人間らしいゆとりある生活に移行していけたらいいな。大切にしたいのは「生活の質」である。

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新たな日常

↑距離をとるようにどこにでも書いてある。

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新たな日常のパン屋さん

(↑どれにしようかなと迷いながら選ぶ楽しみは失われ、個包装になっている。焼き立てパンもしかり)

 

差別への怒り

ミネアポリスでジョージ・フロイド氏が警官に押さえつけられ、亡くなってから10日がたつ。報道を見たときはショックで体が凍り付いた。つまり殺人現場の八分余りがまるまる動画で流れたのである。世界中の多くの人が見ただろう。そんな理不尽なことってないよね。仲間の警官も動画を撮っている人も誰も止めなかったの?そんなにも簡単に一人の命が奪われていいわけがない。しかも丸腰で抵抗もしなかったというのに。やりきれない悲しさがずっと心に貼りついて離れない。

そして瞬く間に全米に広がった人々の激しい怒り、強い連帯意識、正義を求め体を張っての抗議、どこまでも続くデモ行進の列。私たち日本人に欠けているものが全部あった。しかしまたしても扇動したり破壊と略奪に走る者たちが現れ、トランプ発言の数々が物議を醸し(「略奪が始まるなら射撃が始まる」など)、火に油をたっぷりと注ぎ、アメリカ国民の分断をさらに煽るのだ。

抗議のムーブメントはすぐさまヨーロッパ大陸にも広がった。ロンドンやベルリンやパリなどで人が街路や広場に溢れた。コロナ禍のなかで。

オランダ・アムステルダムの様子はイアン・ブレマー氏が伝えてくれている。(ダム広場)

ハーグではよく組織され、1.5メートルのディスタンシングが取られて お手本のような集会だった。アムスのはさすがにまずいだろう。Facebooktwitterなどにより、人々は自由意思で参加したのであるが、これほど大勢が集まるとは誰にも予想できなかったらしい。オランダの”Black Lives Matter”委員会の人も、警察も、市長も。市長さんも参加していた。

「自分の健康より連帯のほうを選びました」と参加者はTVインタビューで答えている。コロナ生活の規則は承知しているが、どうしても来たかったと。

アムステルダムのような混雑状態を恐れ、オランダの他の都市では集会のできる広場を封鎖したところもある。

ところで「この日ここに集まった人は2週間の自己隔離をしなければいけませんね」とTVアナウンサーが言ったので私は正直驚いた。「するかなオランダ人?いや、しないでしょ」とこっそり思っている。

 

逮捕された元警官の名前が驚きだった。

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 PEOPLE.com

フロイド氏の首を膝で押さえつけた元警官は左 Derek Michael Chauvinという名前だ。Chauvinという苗字、これはフランス語であるが日本語でもショービニズムと使われている。詳しくはこちら→排外主義 - Wikipedia

手元の仏語辞書で確かめてみよう。

chauvin盲目的愛国心を持った、狂信的排外主義の(プチロワイヤル3版)

フランス語を習い始めて初期のころに覚えた単語だ。なぜならフランス人同士の会話に「あいつはショーヴァンだからな。付き合わない方がいい」などとよく出てきたから。

Chauvinというファミリーネームは、アメリカにはカナダから入植した兄弟と共に入った。それほど珍しい名前ではないようだ。ルイジアナ州にはショーヴァンChauvin, Louisiana - Wikipediaという地名もある。

 

今日は一旦終わりにしようと思う。

こちらfavoriteclieさん に教えてもらった動画です。本当にすばらしい。ぜひ見てください。favoriteclieさん、いつもありがとうございます。

それとこの可愛い子たち!これを見ると救われる。

 

🌸戻った日常風景

公園でバトミントン 

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虫取り

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父の日のお買い物に行きました。

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カカオ農民がチョコレートを食べる日&ブルーインパルス三密だった。追記 ‐コロナとともに②-

もしかしたらチョコレートが食べられるようになるかも。

今朝ぼんやりしていたらNHKニュースがちらと聞こえ、

全自動PCR検査装置 国内販売を目指す 千葉の会社 新型コロナ | NHKニュース

調べてみると、あの千葉にある会社PSSは5月28日に「PCR全自動検査装置と一体化したPCR試薬の厚生労働省への保険適用のための申請…」とのこと。詳しくはHPのこちら→プレスリリース一覧 | IR・投資家情報 | プレシジョン・システム・サイエンス

すると昨日29日<マザーズ>PSSがストップ高、5年9カ月ぶり水準 PCR試薬の保険適用申請を材料視 :日本経済新聞

そう、不安なのは今後の第二波・三波で、今からでも万全の備えをしていかなければ。病床やスタッフだけじゃなくやはり検査だ。あの人の言うように「テスト・テスト・テスト」そして軽症者・無症状者の隔離ではないか。コロナとの長い戦いを考えると全自動検査機は数台、いや10台くらいほしいなあ。適切に検査をして、陰性がわかった人だけで経済を回していくのがよいと思う。

私たち一般人だってものすごく考えて慎重に暮らしている。また協力できることや寄付など、なんでもできることを探してやっているのだ。だから国が(都もだけど)ちゃんと仕事をしてほしい。あと正確なデータ開示!

 

ブルーインパルス

昨日ブルーインパルスが東京の空を轟音を響かせて飛んだ。

 

今朝オヤコフン (id:massneko)さんがすばらしい映像を挙げている。

凄くきれいなのでみなさん是非ね❢こちら↓↓ 

massneko.hatenablog.com

飛行ルートは、コロナ患者を受け入れている感染症指定医療機関の上空を、各機関を結ぶようにして2周飛んだのである。うちの近くの駒込病院はコースの初めのほうだった。近くに住む人が「病院の屋上は鈴なりの人」とツイートしていた。手を振ったり写真を撮ったりしていたらしい。

だけどね、水をさすようだがこの計画を聞いたときから私は反対だった。

そんなお金あったら医療スタッフ支援に当ててほしかった。慢性的に不足している備品とか検査機とか、また病院施設やスタッフ個人個人への補助金などに。税金の使い方間違ってると思う。

https://uploads.metropoles.com/wp-content/uploads/2020/04/02170536/people-wearing-diy-masks-3951628-1.jpg

拍手はいらない、マスクをくれ!Chefs mostram como fazer máscaras com materiais improvisados

 

コロナの時代 図書の消毒は?

先日よんばばさんへのコメにも書いたのだが、うちの近くの区立図書館には図書消毒機が導入されている。4年かもっと前だったかな。当時しばらくの間、会社のスタッフが常駐して利用者に説明をしていた。

どんなものか想像のつかないかたはこちら。

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https://www.trc.co.jp/solution/img/bookcleaner_liva_01.jpg

株式会社図書館流通センター(TRC) || 書籍消毒機(図書館ツール)

みなさんの地域ではどうだろうか。もともと私は図書館から借りた本は、表紙だけアルコールを噴射してよく拭いてから読んでいた。昔はそんな習慣はなかったが、子どもたちが小さい時図書館から借りた本がずいぶん汚れているのに気づき、以来習慣となっている。これからはどうなんだろう。図書館の本はビニールがかかっているのでアルコール消毒はした方が気休めでもいいかなと思う。

 

コロナの時代のビアホール 銀座ライオンビル

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1899年創業の銀座ライオン、久しぶりに行ってきた。夏以来である。ディスタンシングのため、隣り合うテーブルは空席にしていた。席が空かなければ入店は断られるのだろう。店の入り口では熱を測り、手を消毒する。

 

ではまた次回!

 

🌸前回も犬のすばらしさについて書いたが、こちら韓国のワンちゃんもすごいので見てね👍

追記:写真家の目で個々の写真を見るとまたおもしろいものだ。

ブルーインパルスに「手を振ってこたえる病院関係者」は「自衛隊中央病院」だったのか。

 

新しい三つ巴生活 &犬の鼻も借りたい ‐コロナとともに①-

コロナがくれたもの…

そろりそろりの新しい生活様式。ただ、人々のなかに危機意識は定着しているようで、すれ違う人の身のこなし方を見てもコロナ前とはまるで違っている。ちょっと頭を下げたり手ぶりで伝えたりそれが奥ゆかしいと感じることもあり、アルコール消毒や間隔をあける、時間をずらすなどは指示を待たずとも慣れたものである。

コロナを通して思いがけず手に入れたもの、それはスペース静けさだった。特に東京のように密集と喧騒が日常のところではなんと贅沢なものであることか。コロナの前には想像もできなかったことだ。こんな生活もいいな。

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地下鉄車両の注意書きには、換気のため窓を開けていること、マスク着用は必須のこと、会話は控えめになどと記されている。乗客は間隔を空けて座っている。

ところが!

閉まっている店舗は依然として多い。銀座和光の正面ディスプレイは和光の歴史を高らかに謳っているが‥

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休業。なので広い歩道がさらに広く感じられる。その、ルイス・メンド氏によるアートワークの前で、ディスプレイと同じピンクのシャツを着て男性がのんびり座っていた。

いつもは人でいっぱいのJR上野駅のアトレ、全館休業だったのはかなり驚いた。

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東京藝大そばのカフェ。

ここを知っている人には珍しい光景でしょ。いつもは席をとるのも難しい人気店なのに。時が止まったようだ。

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そして藝大といえば毎年9月の藝術祭、今年は中止(号泣!)おみこしも見られないね。コロナのやつめ!

 

上野桜木あたり

上野桜木にあるクラフトビールのお店は開いていた。早速おいしいビールを頂いた。(5月28日)
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これは3月に行ったとき。

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上野桜木あたりというのが店の名前で、コンセプトがおもしろい。ビール+食事のできる店と塩やオリーブを売る店、さらにファッションのブティックなどが路地と庭でゆるやかにつながっている複合施設。昭和十三年築の日本家屋に手を入れた珍しい複合施設である。

上野・日暮里あたりにいらしたらぜひ寄ってみてね!上野桜木あたり

 

コロナ探知犬の活躍待たれる

コロナ感染患者を嗅ぎ分ける、しかも無症状の患者でもわかるというからビックリ。PCR検査いらなくなる?(ま、それはないけど)

犬は人間の2万倍以上の嗅覚だとか。凄いなあ。このニュースはフランス2と蘭NOSで見たので、それをもとに簡単にまとめておこう。

現在この研究・実証実験・訓練は英国・仏・米で進んでいて、近く空港などにコロナ探知犬を配置させたい意向だ。フランスでは獣医師と消防が協力して訓練している。消防署に「勤務」するオスロ君(写真)は普段は行方不明者の捜索に当たっている。今回コロナ担当に抜擢された。

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まず病院の協力でコロナ患者の汗を集める。タンポン(分泌物を吸収する筒状の綿またはガーゼ)をわきの下にはさんで汗を吸収したら金属容器にしまう。健常な人の汗も採取しておく。オランダではさらに別の病気・疾患の人の分泌物も集めている。

サンプルをボックスにセットして犬に嗅がせる。犬は「ここだよ」と伝え、正解だったらそのあとご褒美をもらえる。毎日数回訓練しているオスロ君。

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Kunnen honden het corona-virus ruiken?

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こちらはもっと多い選択肢から選ぶワンちゃん。正しい番号5番を前脚で示した。95%くらいの正確さでコロナを探知するという。

私は全く知らなかったが、犬はすでにマラリア前立腺癌、パーキンソン病などを嗅ぎ分けた成功例がたくさんあるらしい。今後の課題としては、どんな犬種が探知に向いているか、訓練犬とスタッフを増やすこと、病院の協力でコロナの汗サンプルを多く集めることなど。犬を配置する場所は、多くの人が短い時間で移動する空港や大きな駅や大型ショッピングモールなどだそうである。

 

雑記

文化活動も6月から徐々に再開するね。

japansociety(米ニューヨーク)さんがいつもおもしろい。大林監督の四十九日だというので、ソフィア・ローレンのCM「ホンダ・ロードパル」を送ってきた。70年代のCM懐かしすぎる。

パリノマスク 見せてもらった。

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https://www.boldoduc.com/ 

フランスが誇るボルドデュック社の製品だそう。ちっ、羨ましすぎる。

マスクといえば100年も前のスペイン風邪の時だって付けてた。

After the Coronavirus, Prepare for the Roaring Twenties - The Atlantic

https://cdn.theatlantic.com/thumbor/-r2RXhXIrHevbr-REwf4TnJyl_U=/0x32:4257x2425/720x405/media/img/mt/2020/05/GettyImages_2642660/original.jpg

Two women wearing flu masks during the 1918 flu pandemicGETTY

https://cdn.theatlantic.com/thumbor/CunNzBkIgv8KmqKUKE6sZNTCS14=/672x508/media/img/posts/2020/05/GettyImages_53367355/original.jpg

Baseball players wearing masks that they thought would keep them from getting the flu during the influenza pandemic of 1918 (Life Images Collection / Getty)

 

最後にあつ森ファンに。

「もくざい12、てっこうせき4」とその返信。

ではまた次回!

カカオ農民のみんな、がんばろうね!  

政治の季節を迎えた日本? -コロナ第二シーズン⑦-

東京は本日も 

鋭意巣ごもり中!

(明日からは”○○”を考えなくてすむからよかった!)

 

開いた窓 

外国人から「日本って政治の季節を迎えてるんじゃない?(^_-)-☆」なんて言われている。そうだといいな。ずっと思っていたことを言語化して自分なりのやり方で発信してもいいんだ、ずっと孤独に感じていたけど皆とちゃんと繋がることもできるんだ…そうした認識を新たにしたこと、コロナ禍、コロナ下の成果であったと思う。

前回は疲れて中途になってしまったので今日はあと二点書いておきたい。

まずコロナからの思いがけない援軍は「開いた窓」だった件。国会中継を見ると外からの抗議の声がよく聞こえていた。なぜなら三密を避けるべく、委員会の部屋は窓が全開になっていたからだ。交差点に近い2階の角の部屋だったらしい。議員たちにはよく聞こえただろうし、中継を見ているお茶の間にもその静かな怒号はそのまま実況された。(火事場泥棒が通報されているみたいな可笑しさがあってウケるね)

これは組織化された抗議活動ではなかった。主催者がいないアクション#国会個人包囲0515、個人が個人の責任でプラカード持参し、勝手に集まるスタイルだった。その前の13日にも#検察庁法改正案に抗議します サイレントスタンディング

もう時間がない、何としても止めねばとStayHomeのなか、必死の思いで集まってくれた人たち、私は心から感謝している。

NHKニュースの中でもその抗議の声が聞こえたとき、正直言うと涙がこぼれた。twitterのうねりとともに私たちに大きな勇気をくれたスタンディング。もし翌週、20日などに強行採決なんてことになったら私も国会前行こうと決めていた。うちは地下鉄で15分と近く、実は自転車で行くこともよくある。(皇居周りは良いサイクリングコース)

 

Choose Life Project

もう一つ書いておきたかったのは、SNSだけじゃなく繋がる手段として動画メディアもあるという発見。

www.youtube.com

ご存知のかたは大勢いらっしゃると思うが、私はこのStayHome期間中にこれに出会い、感銘を受けた。ちょっとサイトを覗いてみてほしい。議員さんや一般人のゲストもゴージャス、内容も濃く、多くを学べ、また司会の津田大介さんがすっごく良くて毎日のようにリアルタイムで見ていた。見逃したらアーカイブで見られる。

既存メディアはとっくに死んでいると思っている。大事なことは伝えないばかりかNHKなどは切り取り編集した報道を意図的に流すことがある。恥ずかしくないのかと思う。多くの民放局や新聞の多くもがっかりさせられる。

日本で起きていることは海外の報道のほうがよっぽど正確かつ簡潔に伝えている。また信用もできる。何人かの特派員は顔も知っているので、私は時々、集会やデモに来ているかどうかチェックしている。(出席とってる先生の気分^^)

ともあれChoose Life Projectさんのような活動は今後も応援していきたい。

 

みなさんのブログからも勇気をもらい、励まされている。(不器用に切り取ってすみません。許してね)

よんばばさん、いつも素晴らしいエントリばかりだが、先日のこちら。

hikikomoriobaba.hatenadiary.com

…やっと芽吹いた民主主義の芽。まだまだ頼りない幼い芽なのだ。水をやったり、必要なら添え木をしたりして、手をかけて育てていかなければいけない。放っておいてぐんぐん育つものではないのだ。…

もうひとかた、 アベノマスクを受けとったばかりのtokyo100kさんは

tokyo100k.hatenablog.jp

…私は今後この発信を「賢い市民を目指す」「その仲間を増やす」ために続けようとしています。

そして、それを宣言するに丁度いいタイミングで、アベノマスクが届きました。「コロナ後」が始まる、今がそのタイミングなのです。

ゆかこさんはその前の記事二本当たり前を守る責任Ⅰ|Choose Life Project - ゆかこの部屋とそのⅡもいい。読むべし❢

おっしゃる通り、私たちは今後も地道に仲間を増やし、互いに学びあい、民主主義を育てていかなければ。「国民はすぐに忘れる」などとふざけたことを言わせてはならない。

今日はここまでです。

 

🌸ツイートから

 日本は台湾やベトナムや中国などから多くの物を寄贈してもらっている。感謝!

 

 🌸白井聡氏が 大学の学生に出した課題が…。皆さんならどんなレポートを?

 🌸最後にこちら

 

ではまた~!

「黒革の手帖」じゃなくて「 黒川の辞表」だった件 -コロナ第二シーズン⑥-

東京は本日も 

全力で巣ごもり中!

(これね、○○巣ごもり中の”○○”を毎回考えるのも大変だから早く東京も解除してほしいなと思っている)

 

「黒川の手錠」のほうがよかったな

皆さん知ってた?毎年5月14~20日ギャンブル等依存症問題啓発週間なんだって。ま、そんなことは黒川氏には関係ないか。「犬の散歩以外の黒川氏の趣味は麻雀とカジノ」とかねてから有名だったらしいが、よりによって国民がStayHomeを余儀なくされ、SNSやスタンディングを通して検察庁法改正反対を叫んでいるさなかに賭け麻雀って!?驚いたな、どういう神経の持ち主なんだろう。これまでに何度も、産経・朝日の記者たちと卓を囲んでいたらしい。三密じゃなく四密だ。(←あ、これはいらんかった。)さらに「余人をもって代えがたい」黒川氏は麻雀会場への往来に新聞社のハイヤーを使っていたと。

次から次へとわれわれの理解も想像も越える出来事が起こり、めちゃめちゃ疲れるよね。またこんなストーリー展開など、小説にしようたって編集者から「あはは、それ荒唐無稽すぎますよ」とダメ出しが入り、書き直しを迫られるレベルだと思う。

あれだ!「それはいくらなんでも、それはいくらなんでも…」と国会で否定した太田理財局長のセリフを思い出す。いくらなんでもありえないことばかり。だがそんな、フィクションの世界も超える現実、ディストピア日本に私たちは生きている。もういいかげんにしてほしい。コロナ対策に集中してくれと言いたい。そして稲田検事総長じゃなくてアベ首相の責任が問われるべきだ。

先日「これ読んでみて」と人に教えられ、2月の文春記事“定年延長”黒川弘務検事長に直撃取材 を読んでみた。黒川氏はこんなことを言っていたらしい。

黒川氏は『自分が総長にならない方がいい。自分はこれまで“安倍政権べったり”などと散々悪口を言われてきた。新任検事や若手の検事がトップをみて、士気が下がるのが怖い』と敢えて意欲を隠してきました。

ところが、その言葉とは裏腹に、昨年9月の内閣改造では菅氏に近い河井克行氏が法相として入閣。黒川氏の総長就任への布石だとの見方が広がり、河井氏が公職選挙法違反の疑惑で辞任した10月以降、検察首脳人事は再び迷走を始めるのです(検察関係者)・・・

*詳しくは記事をお読みください。

そんな運びだったとは。黒川氏は哀れな人だ。それにどうやらギャンブル依存症みたいだ。依存症はどんどんエスカレートしてより強い刺激を求めていく、と聞いたことがあるがどうなんだろう。立場や時期を考えてもやってはならぬことをしているのが刺激的で快感を覚えるのか。全能感に酔いしれ自分は大丈夫と思っているのか、それとも実は小心者でギャンブルでただ現実逃避していただけなのか。家族や友人にどう申し開きしたんだろう。

訓告なんか軽すぎると皆思うよね。

そして実はさほど驚いてもいない私。ああ、またか。ああ、やっぱり…とちょっと慣れてしまっている、困ったことに。あまりの腐敗ぶりとスキャンダル続きでホント言葉を無くしているのだ。

2年前などはもっとずっと怒ってデモや抗議集会に出かけていたものだ。口もきけないほど怒り心頭で、1週間に3回も行ったことだってある(笑)。最近は腹は立つが虚しさがつきまとっていた。今年1月の新宿デモも写真を見るかぎりけっこう壮観だし、家族連れも若い人も多くて良いデモ行進だったけど、首都東京なのに3000人程度、というのが私には不満で「うねり」というものは感じられなかった。

 

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可視化されたうねり

緊急事態宣言を受け、またその前からテレワークも始まり、多くの市民が家にこもる日常は思いがけない成果を生んだ。「暇なので子どもと一緒に国会中継を見ている」というツイートを何度も目にするようになった。「国会って初めて見たけど酷いな」

また子どもは正直なので「あの人、質問になんにも答えていないよ」「どうして紙を読んでいるの?」などと親にぶつけてくるそうだ。私は心の中でニンマリほくそえんで、不誠実な答弁やなんとか論法も多いが、野党の皆さんが概ねすばらしいから、一部分でもいいから見る価値ありだと思っていた。

そんなさなかに出てきた検察庁法改正案。野党不在のまま翌週採決されようとしている。「火事場泥棒」と非難されるゆえんだ。やりたい放題の政権に対し、改正案反対の署名運動はずっと前に始まっていた。だがそれだけでは明らかに不十分だったろう。

このとき国会を見ていた笛美(ふえみ)さんというかたが翌日(8日

検察庁法改正案に抗議します

というハッシュタグでツイートした。そこにはご自身の意見も添えられていた。

右も左も関係ありません。犯罪が正しく裁かれない国で生きていきたくありません。この法案が通ったら『正義は勝つ』なんてセリフは過去のものになり、刑事ドラマも法廷ドラマも成立しません。絶対に通さないでください。

このハッシュタグは時間とともに ぐんぐん伸びていって、多くの著名人もそこに加わり、自分の思いをぶつけた文言とともに大きなうねりを作っていった。はっきりと目に見える勢いのハッシュタグは初めての経験だった。よんばばさんのコメ欄にも書いたのだが、10日の午前3時ころ、どうなってるかなとのぞいてみたら100万をゆうに超えていた。二度見、三度見して体が熱くなり、これはもしかしたらすごいことになるんじゃないかと思った。最終的に何百万ツイートか正確な数は知らないのだが(900万以上?)これを無視できなくなった政府は今国会での成立を見送り、そののち廃案となったわけである。その様子はフランスの二紙(リベラシオン、ルモンド)の記事になり、特にリベは俳優や歌手、漫画家やアーティストの名前まで挙げていたのが印象的。ロイターは時のひと笛美さんにインタビューした記事を掲載した。

小泉今日子さんの呟き、「小さな石」の喩えが良い。

 長くなったので今日はここで終わります。

 

🌸わが家も花盛り。坪庭の一角を撮ってみた。

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↓こちらだけ簡単に説明をつけます。

上段左:コーヒーの木(室内。今年初めて花が咲いた)右:ヒペリカム(黄色い花と赤い実が可愛い)もしかしたら別の名前かも?ご存じのかたよろしくね。

下段左:シルバーレース 右:八重咲きドクダミ(去年見知らぬ人から玄関先に届けられた珍しいドクダミ。清楚な花を咲かせる)

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🌸いつものようにtwitterから。

任天堂 世界の人と人をつなぐ魔術師 -コロナ第二シーズン④-

 任天堂の強運に舌を巻く

ゲームはいっさいやらない私でも任天堂に対する興味は尽きない。このコロナ禍のタイミングで「あつまれ動物の森」を出してきたこと。人々が外出を制限され、自宅に閉じ込められる中で、自由に好きなことができ、どこへでも行け、友だちもいっぱい作れる…そんなパラレルワールドを世界中の人にプレゼントしてくれたのだ。ゲームをやらない私にとって任天堂花札(大統領→註)止まりであり、これからもあり続けると思うが(笑)。やはり任天堂は勝負師だったか。いやコロナの時代の救世主か。

 

これは何でしょう?

https://pbs.twimg.com/media/EXvMxe_XQAE9Hl6?format=jpg&name=small

@TigrouMeow

先日、私がtwitterフォローしているMeowさん(日本在住のフランス人。写真がすばらしくいつも感心している)が「これ何だかわかる?」と皆に聞いた。フォロワーの一人がすかさず「Animal Crossing!」と正解した。

Animal Crossingは「あつまれ動物の森」のことで、Meowさんのフォロワーさんは圧倒的に若いフランス人が多いからすぐにわかるのだ。

私だって気づいていた、答えが「ツツジ」ではないことくらいは。2020年の春的には、コロナ暦元年の春的には答えは「あつまれ動物の森」(以下あつ森)が正しい。

ちょっと調べてみたら、庭に植える植物や低木もいろいろあることがわかった。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/c/cenecio/20200513/20200513082118.png

皆さんtwitterなどで意見交換していて楽しそう。あつ森でもマスクもしているんだね。そういえばマミーさんもたまうきさまもマスクに触れていたっけ。

メトロポリタン美術館まで参入!

はてなブログでも多くの人があつ森に夢中らしくその魅力を語っている。私が一番心打たれたのは aeさんのこの文章である。(引用の件お断りしてあります)

(略)しかし

このゲームの癒しは

ボンビーが出てこない
努力は必ず報われる
悪が存在しない
病気は薬であっと言う間に治る

であると思います

 しかもコメント欄で教えてくれた。

ボンビーとはですね
桃太郎電鉄と言う、犯罪者まで生んだ中毒的ゲームに出て来るキャラです

私が「ボンビー」を知らないことはお見通し(笑)。aeさんありがとう!いつも学ぶことがたくさんあって嬉しい。

おばあちゃんが立った!

勝負師任天堂リーマンショックの頃も強かった。Wiiが大ヒットした様子は、当時ベルギー住まいだった私にもメディアを通して伝わってきた。ベルギーではあちこちで奇跡を起こしていた。Wiiの様々なプログラム(って言うのかな、トレーニングとかゲームのこと)が楽しくて、高齢者施設で大好評だというTVレポートも見た。Wiiを施設のホールに導入したら、それまでは無気力だったお年寄りが体を動かす喜びを覚え、またゲームに夢中になったりして生き生きし始めた。散歩もできるようになった人、ヨガまで始めた人など…施設経営者はその効果に驚嘆し、任天堂にお礼の手紙を書いたという。

体が不自由でなくてもそもそも老人と孫世代にはギャップが大きく、親が里帰りしようと言うと子どもはたいてい「つまらないからいや」と不満を漏らしていた。(ベルギーも日本も同じだ)しかし母親が試しにWiiを買って持っていき、一緒にやってみたら楽しくて時間もあっというまに過ぎ、世代間の距離もあっけなく縮まった感があると話していた。

知らない人同士を結び付けるポケモンGO

これも前回のベルギー滞在とかぶるので思い出深い。ベルギー・フランスではポケモンGO発売を待ち焦がれ、何週間も前から話題になっていた。私はなぜそんなに大騒ぎするの、まだやってもないのに…と冷ややかに見ていたが。

早速TVのリポーターが入手し、それをもって街に出た。するといきなり40代くらいの女性が嬉しそうに走り寄ってきて「あなたもやってるの?」と会話が始まった。この人はマリオの頃から任天堂の大ファンでポケGOを心待ちにしていたと言った。家族全員で楽しんでいるという。

ポケGOが会話のきっかけとなり友人が増えた、家にひきこもりがちだった人が外を歩く楽しみを知った…こうして人間関係も多彩になり、健康効果もあって大成功を収めたようである。

下の写真は以前紹介したのだが、ベルギー・アントワープ市は動物園をまるごと若者たちに開放した試み。ポケGOファンに8月の一日だけ、夕方の2時間だけここへ来て存分にやっていいよ~。それで15000人もやってきた。なんとも粋な計らいではないか。

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ポケモンキャラの名前を子どもにつけるブームが起きたり(過去記事ポケモンキャラの名前を子どもにつける親たち)フランスの銀行ではカードの図柄にピカチュー他ポケモンシリーズがお目見えしたりした。そのあとも次々と新しい機能が追加され、人気は依然として高い。毎年シカゴでは三日間のポケモンGOフェスタがあるらしい。

ポケモンを求め1800キロも歩いてきた英ガーディアン記者の記事がおもしろかった。「恥ずかしながら(まだ)ポケモンGO中毒です」英紙記者、子持ち、52歳男性の告白 | 

 

今日はここまで。任天堂についてちょっとばかり語ってみた。

 

🌸twitterから どれもおもしろい!猫多め。

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コロナの時代の猫たち

 

🌸ツツジといえば 10no3 (id:k10no3) さんのお写真がすばらしい。一枚だけお借りします。

大乗寺丘陵公園のツツジ(中編) - 金沢おもしろ発掘

大乗寺丘陵公園の前編も見てね。金沢ってほんと何もかもゴージャス。住んでいる人は自慢だろうなあ。

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 註:花札・株札|任天堂

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カカオ農民に告ぐ!熱中症に注意&BCGはフランス人の名前。コロナ第二シーズン③

夏の陣

コロナだけじゃなく暑さとも戦わなければならないのがつらいね。

例年なら気温があがるに伴って、汗をかくことに徐々に慣れていくわけだが、今年は長い外出自粛であまり体を動かしておらず、熱中症にはこれまで以上に注意がいるそうだ。今日の東京は30度近い!いきなりのこの暑さである。奄美地方が梅雨入りと聞いて唖然としている。こうしてカカオ農民は美しい春を楽しむことなく、夏へと放り込まれる。

マスク着用により体内に熱がこもりやすくなるため、脱水症状を招きやすく、気づかないうちに脱水するという。脱水は免疫低下につながり、コロナ感染の率をあげてしまうと医師が警鐘を鳴らしている。

みなさん、水分補給と体調管理を今まで以上によろしくね。熱中症でダウンして病院に運び込まれたら、医療現場に更なる負担をかけることになるので。

 

海外から見ても心配な日本(人)、気になって仕方がないらしい。

クルーズ船の頃からさんざんな言われようだった。そしてじきに武漢・イタリアみたいになるぞ、早くロックダウンしろ、ニューヨークみたいになるぞ、PCR検査を増やせ、ロンドンを見たか、まもなく東京もああなるぞ!ず~っとそんなことを言われてきた。あちらの人は心配して言ってくれているのだが、私としては「もう止めて」とうんざり。

私はニューヨーク・ロンドンみたいにはならないだろう、と薄々思っていた。なぜって東京の通勤電車のラッシュ状況、みなさんもご存じでしょ。三密の極致だ。会社など職場でもデスクに仕切りがあるわけでなし、狭いオフィスで皆一緒に仕事をし、帰りに居酒屋やカラオケに寄ったりする。人との距離や密閉空間が問題ならば、東京は2月にはとっくに感染爆発して医療崩壊が起き、目を覆うような惨状(死者数、重篤者数)になっていたはずだ。

そういえば海外からの観光客は3月になっても来ていた。アルコール容器持参で自主的に消毒していたし、マスクもどこから手に入れたのか数箱も持っていた。そうやって注意怠りなく日本旅行を存分に楽しんだあと「国に帰ったら2週間の隔離だけどとっても楽しかった。また来るよ」と言っていた。

日本はなんせオリンピックもあったし、習近平さんも来る予定だったし、春節のお客さんの爆買いにも期待していたから、鎖国するでもなく対策もダラダラやっていた。それが外国から見ると狂気の沙汰でイライラして我慢がならなかったらしい。

4月になってやっと緊急事態宣言が出された時には「日本はお気の毒だったね」となぜか過去形。遅いよ、終わったねと言わんばかりに。「トップがだめなところはアメリカと同じ、専門家委員会がだめなところはイギリスと同じ」などとご親切に総括してくれる人も。その後もPCR検査が一向に進まない理由が、昭和懐メロ級の古い検査機器を使い続けている(←民間や大学病院では違いますよ)ことだと知ると、お隣の韓国に助けてもらえばいいのに、などと憐れんでくれたものだ。

今は皆、東京(日本)では死者数が激増しないことを不思議がっている。確かに欧米と比べて一桁ならず二桁も違う。今後はどうなるかわからないし、なにしろこのウイルスは未知の部分が多く、第二・三波などについては想像もつかないので、とりあえず今は外出自粛を守って家にいるしかないが。

アジアの国々では感染してもあまり重症化せず死者も多く出ていない。理由はいずれ解き明かされるだろう。BCG接種の有無やウィルスの型で毒性が違うことなどいろいろな仮説があるようだ。仏パスツール研究所もウィルスの型について最近発表したらしいが、私は読んでいない。まあ読んでもわからないだろう。

パスツール研究所といえば、私たちは大変お世話になっている。BCGとはすなわちBacille de Calmette et Guérin の略であり、Calmette (カルメット)氏、Guérin(ゲラン)氏という二人の研究者のおかげで生まれた桿菌である。その菌を志賀潔がもらい受け、日本で開発した。「亜株Tokyo-172-1」という名前がついている。

BCGは欧米の国々ではもう接種していないそうだ。しかしこれがコロナウィルスに効果があるかもしれないと考え、オランダでは3月に1千人の医療従事者に実験的に接種した。いずれ報告が出るだろう。そのころは大して興味もなかった一般人も最近は俄然興味を持ち出し、先月末には幾つも記事が出た。いわく日本やポルトガルの死者数の少なさはBCGのおかげではないか、云々。Nieuws: Interesse voor BCG

ところで海外在住日本人も日本語の読める外国人も、山中教授に寄せる信頼は厚く、サイトをチェックしていると言っていた。こちら→山中伸弥による新型コロナウイルス情報発信

 

散歩

といっても30~40分くらいかな。しかも毎日はしない。本当はもっと歩きたいけど今は我慢している。5月後半にちょっと期待。どうかなあ。

近所の根津(ねづ)神社に行ってきた。今年はつつじ祭りもない。そのことはぶじん(挂甲の武人)さまも嘆いておられたが、ホントがっかりだ。いまは旧古河庭園も薔薇がすばらしいのだが、閉園している。前に写真も載せた。

どこもかしこも美しいのに。五月は世界の青春だ。そう言ったのは片山廣子である。引用しよう。

或る国のこよみ

一月 霊はまだ目がさめぬ

二月 虹を織る

三月 雨の中に微笑する

四月 白と緑の衣を着る

五月 世界の青春

『燈火節』片山廣子

 

根津神社の写真を5枚載せておきます。ざっと見てください。 

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↑ベルギーの国王夫妻がいらしたとき、ここ(境内の中にある乙女稲荷神社)を歩かれた。過去記事文化侵略からオタク文化の受容 -6- マンガの翻訳

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ぶじんさまのブログで根津神社周辺を見てみよう。

kofunmeguri.hatenablog.com

この回では煉瓦(レンガ)塀に注目している。私も今度はじっくり見てみよう。

 

🌸みなさんのコメントから(いつも部分だけ切り取ってすみませんね)

URURUNDOさま「PCR機器は1億。マスクに使う税金を回せば480個準備出来る…」

yonnbabaさま「小泉首相時、しきりに規制緩和と掛け声をかけていたが、偉い人が太る分野限定で、いまだに様々な障壁があってPCR検査機器作れど使えず?!日本は多くの犠牲の上に青息吐息で経済大国になるも実態は後進国。」

yskanumaさま「下町ロケット…日本の技術の凄さと同時になぜこれが生みの親の日本で活用されていないのか、政治とお役所が「目詰まり」の親分ということでしょうか?」

本当に謎ですよね。大都市のある都道府県の分だけでもいいから、例えば10個とか、買ってくれてもいいのに。何が何でもPCRやらないぞという意固地さを感じています。

買わない理由はよんばばさんが書いてくださっていますが、自分たちの儲けにつながらないことはやらない、あの千葉の会社は利用できない、天下り先になりそうにないから…ですね。国民のことは全く考えていません。あんなふざけたゴミノマスクにバカみたいなお金使って送り付けるんですから。(うち、まだ届いていませんけど。ふん)

🌸必見の動画「アベノマスク」

さ、気を取り直してこれを聞いて和みましょう。短いので最後の文字のところまで見てね。

www.youtube.com

ではまた~第二シーズン④に続く。

個人メモ:北海道

www.hokudai-hematology.jp ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

お返事

shinonomenさま、コメントありがとうございます。

BCG説には懐疑的だったのですがポルトガルも死者が少ないのは興味深いです。ただフランスも2007年までBCGをやっていたそうなのでまだなんとも言えませんね。
2020/05/12

BCGだけが要因というわけではないですね。それでもこのサイト

https://www.jsatonotes.com/2020/03/if-i-were-north-americaneuropeanaustral.html

を運営している在米の佐藤氏が言うには、5月初め時点でアメリカ在住日本人のコロナ死亡者は一人、欧州在住ではゼロということです。いずれ(コロナが収まったら)各国の日本大使館&外務省から発表があるでしょう。

またジャーナリストの西村カリンさんはこのように発信しています。ちょっと引用します。

感染症研究所の論文によると日本と同様に、フランスでも中国から来た新型コロナウイルス株は終息が出来た。
また、イタリア経由、欧州で流行しているウイルス株もほぼ終息が出来た。ただ問題は、どこから来たかがわからないもう一つの変化株だ。フランスにおいて95%の患者はこの株に感染された。
午後2:00 · 2020年5月10日

研究所はSARS-CoV-2 のゲノム情報を解析したそうです。フランスで今はやっているのは変異株で、フランスの感染者95%はこれですが、他国では%は低いそうです。

これがどこから来たかは不明だが、最初にフランスで流行した可能性もある。このように、西村さんは何回かのツイートでまとめています。さらに研究が進むといいですね。

新型コロナ軍 vs 悪政ウイルス vs カカオ農民 第二シーズン②

(前回の続きです)

新しい三つ巴

よんばばyonnbaba さんのコメントから

やはりTwitterで「カカオ農園で働く人がチョコレートを食べられない」例を引いていて…

私は前回のブログに国民は人質のようなものだと書いたけど、カカオ農民に訂正します。なんてことだ。日ごとに自分たちの置かれた状況がわかってくる。でも日本国民は今日も健気にカフカ的世界を生きている。みんな、絶対生き延びようね。

 

日本の優れた技術の恩恵を受けられないのはなぜ?

まったくここでもカフカ的迷宮に放り込まれる。カカオ農民はチョコレートを食べられないのだ。千葉の会社が作って欧米で使われ、感謝もされている全自動PCR検査システム、そんなすばらしいものがあるのに、なぜ国内では使われないの?誰でも疑問に思うよね。

なぜ未だに昔の古いPCR検査機にこだわり、検査も複雑で、判定までに数日かかるという代物を使い続けるんだろう。

どうやらバイスラグ、つまり新しい医療機器を導入する際に、日本は欧米と違って幾つもの高い壁があって遅れてしまうらしい。革新的な機器が日本で承認されるまでに数年もの時間を要し、費用はEUと比べると数十倍かかるということで、日本市場は魅力に乏しく敬遠されているんだって。さらに専門知識を持った審査員の育成も遅れているとか。旧弊で硬直化した制度…やれやれここでもまたか。

昨日の時事通信PCR検査、75分に短縮 富士フイルムが試薬発売 新型コロナというニュースがあり、期待したい。

またこちらも

新型コロナウィルスの「抗体」を作ることに成功!

www.u-presscenter.jp

ラクダ科動物由来の抗体」というところがおもしろい。「一般的な抗体と比較して10分の1の大きさで、高い安定性や微生物による低コスト生産が可能なことから近年注目を集めている」。ほお~。詳しくは記事でどうぞ↑

 

ファックス大好き日本人もついに

そういえば、他国から教えてもらって初めて知る我が国の哀れな現状がここにもひとつ。ニューヨークタイムズFax-Loving Japan to Introduce Online System for Reporting Coronavirus によれば、これまで各医療機関に、コロナ関連届けを手書き、押印の上ファックスで送らせていたのをオンラインに改めるという。ありえないだろう忙殺されている医師たちにそんなことやらせていたなんて。他国の記事で知るのも恥ずかしいが、それより現場のみなさんに申し訳ない思いでいっぱいになる。

第一いつまでも紙媒体やはんこなど、どう考えてもおかしい。コロナ禍を通して変わるべきことの一つと期待するが、もしかして紙でないと困ることでも?シュレッダーにかけて証拠隠滅ができなくなるとか。

 

呆れたことに…

うちは東京新聞をとっているのだが、ウェブでも読めるので貼り付けておこう。東京新聞:<コロナ緊急事態>感染研も出勤8割減? 

国立感染症研究所って今が一番のがんばりどころのはずだ。それなのに出勤者を8割削減するよう指示されていたという。あの古いPCR検査機を使って2割の人員で仕事するのだから道理ではかどらないわけだ。検査数は異常に少ないもの。

それは誰の指示かといえば…

 厚労省の担当者は「新型コロナ対策の本丸的な組織であり、頑張らなければいけないので出勤八割削減に葛藤はあるが、感染研を含めた削減は首相の強い指示だ。業務に支障が出ないようやっている」と説明する。…

緊急事態宣言が発令された四月七日から、全省的に出勤八割削減を目指す取り組みを始めた。本省だけでなく、内部組織の感染研や地方でPCR検査などを行う地方衛生研究所も対象となった。…

何がなんでもPCR検査をさせたくないのかな。そんな気がしている。

 

マスク 暑い夏はどうするんだろう。

夫がコレクションしているチマチマした物を眺めていたらこんなのがあった。これなら暑くないかも。

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2004年ころのサッポロ缶ビールのおまけ「みちのくシリーズ」フィギュア(海洋堂製)。あきたこまち壺装束(つぼしょうぞく)、マスク代わりになり涼しく日焼け止めの効果もあるね(笑)。

レンタル壺装束で宮島観光、というサイトを見た事があるので急いで探してきた。コロナが収まったらこんな楽しいこといっぱいやりたいな。

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https://www.asoview.com/

またシュガーレス さんのエントリ『アシガール』がけっこう面白い!? - sugarless timeを読んですぐにコロナ対策に結び付けてしまった。

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https://www.nhk.jp

アシガールちゃんの被っているもの、素養がなくてよく知らないんだけど陣笠っていうのかな。あの、布の垂れを前面にも張れば壺装束っぽくなるね。

ともあれ、夏にマスクは辛いだろうな(*_*;これが言いたかっただけ。

自宅療養セット 東京・足立区(あだちく)

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足立区は凄い。自宅療養するコロナ感染者のために、写真のようなセットを届けている。週に一回計2回、自宅まで職員が配達する。食品の出どころは、区が災害時の援助協定を結ぶ地元のスーパーから。それに加え、区の備蓄品からマスク、消毒液、トイレットペーパーなども入れている。赤ちゃんがいる場合に備え、おむつやミルクなども用意しているそうだ。

 ちょっと笑っちゃうアイディア

テイクアウトの食事で思うこと

たいていのものは自分で作るのが好き。 だけどコロナ危機の今は、近隣のお店をできるかぎり応援してあげたい。それで計画をたて、家族と手分けして何かしら買ってくる。

今日紹介するのは近所のフレンチのテイクアウト、これで二人前。シェフの手書きのメニューがついていた。パンも自分で焼いている。(東京では小麦粉・イーストとも品薄で困っている)

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(時計回りに上から)

・天然ヒラマサのミ・キュイ +北海ホタテ

・大山鶏のソテー +豚の自家製ベーコン

別海町エゾ鹿(チョコレートソース)

・富山ホタルイカ +皮付きヤングコーン+京筍オランデーズソース

・フランス産鴨のロティ +イタリア産新オリーブ

(中央)

・下田より 金目カルパッチョ +有機栽培エディブルフラワーサラダ

(越後より 付け合わせの山菜:山ウド、うるい、かんぞう、木の芽、地芽、こごみ、アブラ)

おいしくいただいたのだが、やはりレストランで食べるのとどれだけ違うかを思い知らされる。ああ、外で食べることは贅沢な体験であったのだ。一品一品にマッチした皿や目で楽しむ盛り付け、料理の温度や匂い、料理に合うワインなどの飲み物、そこに場の雰囲気や会話や給仕人のプロの仕草などが相混ざって、食事の愉楽を一回性の代えがたいものにしてくれる。早く日常が戻ってきてほしい。そしてその時どのお店も開いていて、今までと同じ笑顔で迎えてほしいものだ。

今日はここまで。第二シーズン③に続く。

 

🌸皆さんのコメントから

ni-runi-runi-ruさま

終息後のGO TOキャンペーンって何なら? ちゃっちゃと 給付や補償を手厚くしないと、キャンペーンを張る前に GO TO HEAVEN か HELLになってしまう。

激しく同感!「GO TO HEAVEN か HELL」👍

zu2さま

沖縄はちゃんと数字も出してるし、OISTが協力して検査件数も増やしたし、ドライブスルーもやってる。なぜ注目されないんだろ、沖縄モデル

わかります。デニーさんのことは注目しているし尊敬しています。「おきなわ、休業中」とか「やーぐまい(=家ごもり)」の呼びかけ、よかったですね👍それに「コロナ前とコロナ後。暮らしも産業も観光も沖縄はすべての価値観を持続可能な観点から見つめ直すことをせまられるだろう。」よいメッセージだった。OIST(沖縄科学技術大学院大学)の試算などもすばらしく東京もならってほしいです。

正直なところ、他県の首長さんがピカピカ輝いて見え、羨ましく思っています。デニーさん以外では、和歌山県、愛知県、鳥取県山形県岩手県の知事さんとか、明石市の市長さんとか…まだあったんですが全部書けなくてすみません。

 

🌸twitterから

可愛い欲しい💛

 エサは出るんでしょうね。

オランダの食事風景

毒性ウィルス、悪”政”ウイルスとの戦い 第二シーズン①

新型コロナ軍との戦い 勝利宣言の国も。

先月末にはニュージーランドのアーダーン首相は「勝利宣言」をした。ヨーロッパの国々でも段階的に解除が進んでいる。お手本のような台湾・韓国・ベトナムは言うに及ばず。あちらの国々は新たなフェーズに進み、日本はまだ第二段階。

以前「日本だけ政府・国民・ウィルスの三つ巴の戦いをしている」というどなたかのツイートに言及した。今調べてみたらなんと一か月前!一か月経っても何も変わっていない日本。マスクも来ないし10万円もまだ。PCR検査は遅々として進まない。相変わらず外出自粛。東京は陽性率すら出せない(←小池さんやる気なし。その点数値をちゃんと出す大阪府は立派。いろいろ問題はあるにせよ)

それどころか明らかになった真相は三つ巴の戦いではなく、私たち国民は人質にとられているんじゃないかということ。爆発的に売れているカミュの小説『ペスト』というよりカフカ的世界、どうやっても病院までたどりつけない、いくら電話してもPCR検査すら受けさせてもらえない、カフカ小説のラビリンスをさまよっている日本人…。

PCR検査:OECDのグラフを見ても下から2番目。

https://pbs.twimg.com/media/EWskIuiVcAEv-oY?format=jpg&name=4096x4096

また「日本の人口1000人当たりの医師数は2.4人で、OECD平均の3.5人よりも下回っている。加盟国36カ国中、32位になっている。」(ジャーナリスト高橋浩祐氏のYAHOO記事より)。

ちょっと話はずれるが、上のグラフは大変既視感がある。ジャック・アタリ氏もNHKのインタビューで言っていたが、いろいろな分野において「日本はOECDの国々のなかでたいていビリかブービー」だと。(私の見たグラフでは、オンライン環境、教育分野でも幾つもの項目で堂々たるビリだった。ブービーですらなかった。いずれ書きます)

PCR検査については、しびれを切らした医師会や民間機関、クリニック、地方自治体が動き出した。東京だったら例えば慈恵会医科大学が半日で結果を知らせてくれる。「即日1件700〜800円」のPCR、驚愕の全貌 「上手い」「速い」「安い」の3拍子揃ったPCR

大量検査ができる機械はあちこちの大学の研究所にあるのだ。理系の人は知っていると思う。高校生の時に使わせてもらったと話している人もいた。

それなのに「大学のは使えない。あれは文科省の管轄だから」とTVで呆けたことを言っている人がいたな。早くに民間に任せていたら他国並みに検査は進んでいただろう。それをやらせたくない理由があるらしいが今そこには触れない。

↑「この落とし前は、今後どこかでつけなければいけない。」 (笑)

山中教授も昨日、安倍首相との対談で話してくださった。ご自身の研究所にもPCR検査の機械は30台ぐらいあり、研究員&技術者もたくさんいる。一日2万、もしかしたら10万はいけるかも」と。ぜひお願いしたいものだ。そこで「目詰まりの元」の正体も明らかになるというものだ。

PCRと抗体検査、今後この二つともやらないと渡航できなくなるかもしれない。先月、中国在住の人が北京から出張で上海に行くのにPCR検査を受けると言っていた。そうでないと飛行機にも乗れず宿泊もできないそうだ。

唾液で簡単にできる方法もあるそうで、今後はサッカーなどスポーツの試合に出る選手は事前に必ず検査を受ける…みたいになるのかな。相撲や柔道のような濃厚接触な競技ならなおさらのこと。終息まで早くて2年はかかると言われているようで、私たちはコロナの時代を生きていくのだ。わが家は再来年の旅行計画を立てている。来年の海外渡航、日本人は難しそう。

 

世界の国々で使われている全自動PCR検査を支えている 日本の技術

johosokuhou.com

きのう初めて知り、驚いたこと。イタリア、フランス、ドイツなど多くの国の現場で使われている全自動PCR検査機器、販売しているのはエリテック社だが、製造しているのは千葉県松戸市にある会社www.pss.co.jp

そして先月、フランス大使から会社に礼状が届いたという。

礼状についてはこちら↓
2020年04月24日 全自動PCR検査システム供給に対する駐日フランス大使からの礼状について:http://www.pss.co.jp/ir/press/pdf/20200424.pdf

イタリアの病院にある全自動PCR検査機器

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https://www.youtube.com/watch?v=_J60fQr0GWo&feature=emb_logo

なぜ日本では使われないんだろう。利権?

宝の持ち腐れというものだ(悲)。

 

ソフィのマスク マスク狂騒曲

年がら年中マスク をつけている日本人っておかしいよね、と韓国人にも中国人にも言われたものだ。「ヨーロッパへ来たらつけないでね」と日本の旅行客はあらかじめ注意報が出るほどだった。

それが今やどうだろう。ヨーロッパの多くの国で買い物時や公共交通機関ではマスク着用が義務化された。ベルギーでは先月ソフィ・ウィルメス首相が、国民一人に布マスク一枚を配布すると言って二日後には届いたという。「ソフィノマスク」。一世帯に2枚じゃないからね。もちろん薬局でもスーパーでも買える。付ける習慣のない人たちは忘れたりもする。それでバスから降ろされた人が腹を立てて道路の敷石をバスのフロントガラスに投げ、破損させた。マスクを忘れた人を狙って15ユーロで売りつける輩も現れた。

フランスではマスクは1日3枚必要だという。行き帰りの通勤に2枚、職場で1枚。今朝のフランス2では、マスクは4時間たったら取り換えろ、60度の湯で洗え、とか言っていた。フランス人でなくてよかったな。

マスクは無意味、身体的な距離こそが大切と説いて、1.5メートル間隔をあけろと繰り返してきたオランダ。周辺国がみなマスク着用なのでそうなると余計不安になるらしい。やっぱり必要なんじゃないの、マスクしてないと「あ、オランダ人だ。避けよう」ってなっちゃうよねと大騒ぎだった。そこに終止符が打たれた。めでたく6月からマスク着用とのこと。

変わったこと、日本の習慣(?)に近づいたことは他にもいろいろ。かつてヨーロッパから来る知り合いは日本の商品の過剰包装を笑い、呆れたものである。たとえばフランスではバゲット(フランスの棒状のパン)はパン屋さんから手渡しで受け取り、そのまま剥き出しで手に持って歩く。なんなら途中で少し齧ったりして実に鷹揚だ。しかしコロナの時代は変わった。ほとんどの物が個包装となり、持ち帰ったら外のビニール袋をすぐに捨てるそうだ。ビニールはゴミ問題的に悪者だったから、日本人は環境問題では劣等生と言われていたのだが。

そしてしょっちゅう手を洗うようになったと言っている。ハンカチも使いまわさない。日本人はティッシュを持ち歩き、ハンカチは涙をふいたり手をふく専用だと思うが、あちらではハンカチは万能選手。鼻もかむし、机にこぼしたコーヒーもふくし、眼鏡もふくし、使ったらそのままポケットにねじ込む。LPレコードをふいたり、革靴を磨いているのも見た事がある。コロナの時代は、手を洗ったら紙タオルでふいてそのままゴミ箱行きである。(ハンドドライヤーなど論外である)

 

ちょっと息が切れてしまった。今日はここまで。 またすぐに書きます。

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すごいワンちゃん!ガガの歌に合わせ、ピアノを弾きながら歌う。

 5月4日はナースの日だった。いつもありがとうございます💛