大阪と東京のデモ
黒人男性フロイドさんが警察の暴行で亡くなった事件に関し、昨日(日曜)は大阪でも様々な国籍の人が参加しデモ行進が行われた。
#BLMKansai#blmkansaimarch#BlackLivesMatterKansai
— 秋山理央 (@RIO_AKIYAMA) 2020年6月7日
-2020.6.7 大阪府大阪市北区(中之島公園) pic.twitter.com/91iucWrbR0
中之島公園に集合、アメリカ総領事館前を通る2キロのコースということだ。私もちょっとばかりtwitterで追いかけていた。
西梅田公園。片膝をついて黙祷。#BLMKansai#blmkansaimarch#BlackLivesMatterKansai pic.twitter.com/GAxN8B81Uq
— ソウル・フラワー・ユニオン (@soulflowerunion) 2020年6月7日
みなさんお疲れ様!ワンちゃんもありがとうね!
https://twitter.com/antifa_osk/
東京でも前日6月6日
Black Lives Matter in Tokyo now pic.twitter.com/YXC60Ko6NX
— Yuri Kageyama (@yurikageyama) 2020年6月6日
↑私がフォローしている記者カゲヤマさん。
Peaceful Black Lives Matter protesters on the street in Tokyo’s Harajuku neighborhood today. Sierra (aka Frokyo) is in the center https://t.co/PkgHjMaa04 pic.twitter.com/vLQP9mNrP9
— Tokyo Fashion (@TokyoFashion) 2020年5月31日
↑5月31日原宿の抗議。こういうスタンディング、私は大好き。
Dawgg, they’re doing Black Lives Matter protests in Tokyo Japan!!! We are witnessing a shift! pic.twitter.com/I3mmOMmg4g
— Dubem Okpalaoka 🇳🇬 (@ALGORHYTHM_95) 2020年5月31日
みなさんありがとう!
朝はいつもNHKBSを見ている。「今日も抗議デモが中心だろうね」と思っていたら、BBCでは市民が銅像を引きずっていた。
Bristol George Floyd protest: Colston statue toppled - BBC News
(↑中に映像があります)
それはエドワード・コルストンという人で、お気の毒にゴロゴロと転がされブリストル湾に投げ込まれた。皆さん大喝采だ。コルストンは奴隷商人で、アフリカから8万人もの人たちを連れ出し、アメリカ大陸に奴隷として送り込んだ男らしい。
そういえば、ベルギー国王レオポルド2世(1835- 1909年)の像が大変なことになっているという記事を読んだなと思い、探してきた。(ル・ソワール紙6月4日)
ベルギーの三カ所で像が汚されたり頭に布を被せたりしているのが見つかった。
Plusieurs statues de Léopold II ont été vandalisées en Belgique (photos) - Le Soir
この王様、いったい何をしたのか。植民地のコンゴで、搾取と残虐な懲罰による過酷な支配を行ったらしい。ベルギー在住のid:shohojiさんが以前それに触れていたので、こちらどうぞ。(許可頂いてあります)
「ヒットラー、スターリン、ポルポトと並ぶ虐殺者」で「アントワープ港に下ろされるゴムは黒人奴隷たちの血で赤かった」など…。またベルギー領コンゴは「切りおとされた手の国」と呼ばれていたらしい。かなりショッキングである。
これもベルギーが向き合わなければならない暗い歴史の一部なのだ。アメリカの黒人男性暴行死亡事件がここにつながってくるとは!
ところでshohojiさん、私は2007~08年、メトロの駅でいうとPorte de Namurに住んでいたんですが、隣のTrône駅近くの広場にもレオポルド2世像ありましたよ。ベルギー国内あちこちにあるんですね。いったいいくつあるんだろう。
まさにオランダでも黒人従者ズワルトピート問題がここにきて再燃した。
(Alles is Liefde (2007)写真は映画から借りてきただけ。主人公の女性とオランダ王室の王子。王子はズワルトピートに扮するため顔を黒く塗っている)
オランダの伝統行事で、クリスマスより大切と言われるシンタクラース祭シンタクラース - Wikipediaには従者の黒人が欠かせない。オランダの多くの人はこれは黒人差別でも何でもない、伝統だと言う。しかし2013年に国連がこれを人種差別であると批判した。幾つかの自治体では顔の黒塗りをやめたところもある。伝統だから変える必要はないとするところも当然ある。首相もずっとこれを擁護してきた。ところが今回のアメリカの事件をきっかけに首相も考えを変えたのだ。議会でピートに対する質問を受け、そのことを表明したという。
まだ続きますが、今日は一旦ここで切ります。
新たな日常
①インフォメーション なんか不思議な感じ。
②今やオンラインでいろんなことができるね。
芸妓さんとの豊かなひとときはどう?
https://mai-ko.com/tour/geisha-online-meet-a-real-geisha-online-private/
ではまた~!
追記:メモズワルトピート(黒人従者
全文引用
2018-11-15
反ズワルトピート団体、人種差別裁判で敗訴
オランダの冬の風物詩であるシンタクラース祭。赤い服を着たシンタクラースに付き添うのは顔を炭で塗り、真っ赤な唇と大きなイヤリングをつけた黒人の従者(ズワルトピートZwart Piet)たちである。このオランダの伝統行事に対し、黒人を奴隷扱いする人種差別だとして反対を表明する人がここ数年増えてきた。また国連の人種差別撤廃委員会も2015年にこの問題を指摘し、オランダ政府に対し廃止を検討するよう求めている。しかしながらオランダ政府は各市町村に決定を委ねるのみで、積極的な話し合いは行っていない。今年はオランダ北部の風車が並ぶザーンセ・スカンスがシンタクラースの上陸地点となるが、この地で反ズワルトピートを唱える団体「マジョリティ・パースペクティブ」が政府やザーンセ・スカンスのあるザーンダム市などを相手に訴訟を開始した。14日、ハーレムの地方裁判所で「ザーンダムから行進するズワルトピートは、外見を変更する必要はない」という判決を発表、「マジョリティ・パースペクティブ」の敗訴が決定した。判決は人種差別という観点には触れず、反ズワルトピート団体が訴訟相手のザーンダム市との間に事前の話し合いをもたずに突然訴訟に出たというのが、訴えを退ける理由となった。ただし判事は判決のあと「表現の自由」を尊重したと述べている。
ザーンダム市は判決前にすでにピートの外見を変更したと語っている。これまでも他の市町村で典型的な黒人奴隷を彷彿させる外見をとりやめているところも出ている。国民の間でも伝統を守るべきだとする人たちと、人種差別の典型であるズワルトピートは廃止すべきだという意見が二分している。