ベルギーの密かな愉しみ

しばらくの間 お休みします。

ガンダム像から回転ずしのアマビエまで楽しいtwitter &nofrillsさまのベルギーレッスン

ユーモアに救われる

 美しいものを愛でて明るい方を向いて日々暮らしたいものだ。が、残念ながらそんなわけにもいかない。朝起きてニュースを見るたび、twitterを開くたび、暗澹たる気分に襲われ、自分のことのように恥じ入りもする。

実はtwitterを見るのは一日に20分程度と決めている。そうでないと時間を取られ過ぎてしまうから。しかしその20分はまさに洪水だ。ショッキングな事件から良いニュースまで、そして私にとって大切なお知らせや小さな嬉しい出来事などがてんこ盛り。簡単にメモをしておくのが日課である。

何より世の中のスピードが早いことに驚かされる。ミネアポリスの黒人男性の死から世界中で差別に抗議する大規模なうねりが起き、自国の歴史(植民地・奴隷制・差別…)を振り返る動きにも繋がったと思ったら、あっという間に警察の改革にまで発展した。この展開を予想した者がいるだろうか。いやはや、このパワーは世界の隅っこの島国から見ると驚嘆に値するものである。

フランスでは17世紀のコルベールジャン=バティスト・コルベールがやり玉に挙がっていた。ルイ14世の財務総監だった人。像の撤去や公共の場に冠せられた名前の変更を求める動きに対し、マクロン大統領はきっぱり

「自国の歴史の構成要素を覆い隠したり、人種差別的な価値観や政策を提唱した可能性のある公人の像を撤去したりすることはしない」 AFPBB News私もそれでいいと思う。歴史をきちんと学び、過去を直視する方が大切だと考える。

 

twitterの楽しい世界

①水の底に落とされた英雄たちは今・・・。

水底の世界で人が今も暮らしているみたいだ。訪ねてくる現代人はダイバーだけかな?(ちなみに全部の写真が本物かどうか私にはわからない)

②アマエビのアマビエ 

ワシントン記念塔 をガンダム像に替えてくれという嘆願活動をやりたい人。リツイートの数が半端でない。

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貴重なレッスンに感謝❢

 id:nofrillsさまといえば私は勝手に蝶仲間だと思っているが(去年の記事参照:オオムラサキいなくなっちゃう!昆虫も鳥も減ったね(続)&nofrillsさまは蝶仲間 )

実は毎回素晴らしい英語レッスンを、しかも無料でしてくださるかた。私がはてなで唯一フォローしている英語ブログである。

hoarding-examples.hatenablog.jp

毎回タイムリーな記事や話題を扱ってくださるが、6月16、17、18日と今日の19日の4日間にわたるベルギーに関するエントリは本当に勉強になった。(↑上には本日のエントリだけ貼らせていただいた。なぜレオポルド2世像がこんなにもたくさんあるのか)

史実や背景のまとめ方は簡潔でいつもうならされる。そして元記事に沿っての英文の解説だけでなく、広い視野からの参考資料やご自身の分析も添えている。

ジョン王のことはすっかり忘れていたし、エドマンド・ディーン・モレル、あるいはロジャー・ケイスメントなど私に欠けていた基本知識もたくさん。コンゴだけでなくアルベール1世やルワンダにも触れ、広くベルギーの歴史を見せてくれている。

ほかに『戦争請負会社』(P.W. シンガー)や町山氏の「映画の見方がわかる本―『2001年宇宙の旅』から『未知との遭遇』まで 」など、ぜひ読んでみたい本も。

またオステンデのレオポルド2世像の手首が切られた(2004年)ことは初めて知った。

BBCの解説記事がタンタンに言及してない」ことは私も納得。史実とフィクション(BD)とはレベルが違うから。タンタンを持ち出すなら、イギリスは例えば人種差別主義思想のキップリング(ノーベル文学賞)はどうするだろうと思うし。

nofrillsさま、いつもありがとうございます。

 

散歩

とりあえず目標は一日一万歩。これは大した距離じゃないと思っている。健康のためというより、商店やレストランなどはどうなってるかなとチェックするために歩いている。

閉業のお店を見るのは辛い。廃業か今はまだ閉店してるだけかわからないお店もある。支援の給付金も届かないままで、国も都もホント冷たいな。

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日暮里駅の表示が猫仕様になっている^^外出自粛中に完成したのだが、自分の目で見るのはこれが初めて。谷中地区は猫の町と言われているため。だけど今は猫が本当に少なくなっている。

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↑今、めちゃめちゃ心配なのはこの中のお店がどうするかなという…(泣)

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あおぞら美粧院の佇まいもステキだけど、見ていただきたいのは隣の黒い入り口。この二階に老舗ジャズバーシャルマン(1955年~)があって、夫は子どものころから知っている。

ジャズバー・シャルマン【日暮里・谷中・老舗】JAZZBAR/CHARMANT モダンジャズ・レコード

今日は時間がなくてここまで。明日に続きます(@^^)/~~~

アール・デコに酔いしれて(東京都庭園美術館)&雑記 ‐コロナとともに⑥-

コロナ前に行った最後の美術展は東京都美術館ハマスホイ展。

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1月21日のことで、そのあと我が家は外出自粛生活に入った。
写真にチケットが2枚見えるが、右が今回、左が前回2008年のもの、この構図で写真を撮ろうと夫が言い出し、持ってきたのだった。だが不幸にもピンボケ💦

4か月半ぶりに美術館へ。東京都庭園美術館(=旧朝香宮。港区白金台5-21-9)

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ご覧のとおり、人はいない。私のほか、2~3人くらいの来場者がいて、スタッフはゆうにその10倍くらいいた(笑)。急いで言っておくが、展覧会自体はたいしたものじゃなく期待もしていなかった。私の目的は邸宅を隅々まで見ることだった。

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以前にも何度も行ったことがあるが(*註)、邸宅の各部屋を使って企画展示をした場合、作品はすべて撮影禁止となるので室内もカメラは不可となる。そればかりか展示作品に日光が当たらないようカーテンはぴっちり閉められ、歩くコースにも制限がつく。

しかし今回のように、新館に展示スペースを設けると、邸宅内は自由に回れ、好きなだけ留まっていいので最高の気分だ。

朝香宮邸(1933年昭和8年竣工。2015年、国の重要文化財に指定された)はアール・デコ全盛期のフランスの影響を大きく受けている。朝香宮ご夫妻がこの様式に惚れ込んでいて、フランス人のアンリ・ラパンに設計を依頼したほか、日本の優れた職人技も随所に取りこみ、建物まるごと芸術作品と言ってよいだろう。

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戦後1947~1954年まで吉田外相・首相公邸として。1955年~1974年までは白金迎賓館として赤坂迎賓館開設までのあいだ使用された。1983年東京都庭園美術館として出発。

私は1988年に韓国人学生たちを連れて見学に行っている。

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アールデコや旧朝香宮邸そのものについてはHP等をあたっていただくとして、じっくり見る時間が与えられた今回は、装飾デザインに注目してみた。アールヌーボーに続くこの時代は、工業の発展により、新しい素材(合成樹脂や鉄筋や強化ガラスなど)が生まれた。用と美の両立を目指す新しい美の表現は、幾何学模様もスピード感が感じられる。飛行機、蒸気機関車、自動車の時代だ。

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暖房器具の装飾鋳物がどれもこれもステキ。(這いつくばって写真を撮っても周りに人はいないから安心!)

フランスから取り寄せた希少な大理石もあるが、多くは岐阜県大垣市で創業した矢橋大理石店から来たものだという。

タイルもまさに美術工芸品だった。京都や瀬戸から来たもので、釉薬の種類が100以上という説明があった。その豪華なタイルが円や直線を描いて床面を飾っている。

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アンリ・ラパンがデザインした白磁香水塔

なんとも不思議なものだ。図面には噴水器という記述があり、水が流れる仕組みであったそうだ。(庭園美術館の説明による)

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これは新館アプローチのガラスの壁、表情豊かでいい。毎回写真を撮っている。

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というわけで簡単に紹介した。写真もほんの一部でしかないから、みなさん、チャンスがあったら訪ねてみてくださいね。JR目黒駅から10分くらい。

 それから数日後、夫が嬉しそうに「ブリュッセルの本屋からメルマガが来たよ」と言った。「営業を再開したって。あと新刊も紹介してる」

「ふうん、どんな本?」

これだよ、と見せてくれてまあビックリ。なんという偶然だろう。旧朝香宮邸へ行ったばかりでこれに出会うとは!

庭園美術館のサイト(ワークショップの過去記事)で読んだばかりだった、このアンパン男爵邸 (Villa Empain)について。

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Villa Empain | Boghossian Foundation | Maison CFC

(本の表紙の写真:「エドガー・ブラントとアルフレッド・フランソワによる鉄製の扉。アール・デコらしい幾何学モチーフ」と庭園美術館の解説)

「世界にはたくさんのアール・デコ建築の傑作がありますが、その成り立ちや性格において、旧朝香宮邸として建てられた東京都庭園美術館に呼応するものを一つ挙げるとすれば、ブリュッセルにあるアンパン男爵邸(Villa Empain)かもしれません。旧朝香宮邸竣工の1年後、1934年にルイ・アンパン男爵の邸宅として建てられたこのアール・デコ様式の建物には…」で始まる文章、興味のある方はぜひお読みください。↓

www.teien-art-museum.ne.jp

 

雑記

1.世界は動き始めている。国境封鎖を解除するという意味で。

前回のブログを書いて週が明けて昨日の月曜、twitterを見ていたらこの写真が目にとまって思わず笑った。

https://www.lesoir.be/sites/default/files/dpistyles_v2/ena_16_9_extra_big/2020/06/15/node_307326/27590338/public/2020/06/15/B9723736201Z.1_20200615164813_000+GUSG5S4JF.2-0.jpg?itok=9U-Lorly1592233137

ザベンテムのブリュッセル空港も再オープンの記事。Les 22 vols de Brussels Airlines «complets presque partout» à l’aéroport de Zaventem - Le Soir

私が前回載せたタンタンの話と同じだった。(前回記事参照)

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そうか、ヨーロッパの人は自国ないし近隣の渡航可能な国で夏休みを過ごすのか。たとえば、オランダ、ベルギー、ドイツ、フランス、イタリア、ポルトガル、スイス、チェコといった…。羨ましいようなそうでもないような。なぜってコロナの心配があるから遠くへ行くのは不安だな、私の場合…

2.中村さんから教えてもらったんだけど、このコラボギフト凄い‼!

美術館コラボギフトの売り上げの一部は、東京国立近代美術館や各国立博物館に還元されるそうだ。↓こちら、見るだけでもぜひ!どれもこれも欲しくなっちゃう。

株式会社 三越伊勢丹ホールディングスのプレスリリース

 3.「解除しようが補償しろ!デモ」麻生&安倍邸の近くを通るコース。

twitterでしか追っていないが、若者たちがすごくいい。何度目かのデモで、京都などでも行われている。ムシロの旗なんて初めて見たな。

https://static.blogos.com/media/img/346375/free_l.jpg

渋谷のスクランブル交差点に「一揆」のムシロ旗がひるがえった。=31日、撮影:小杉碧海

「ブルーインパルス飛ばしたら腹が膨らむのか?」 失業者、学生が安倍邸にデモ

(写真:↑こちらよりお借りしました)

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4.よその猫ちゃんもそうなの?皆さんのお宅でも?

うちの子もメダカの水をわざわざ飲むので困っている。 

いただいたコメントお返事したかったのですが、次回ということで。ではまた~

 

 *註 庭園美術館で開催された企画展示の例。

cenecio.hatenablog.com

cenecio.hatenablog.com

コンゴとタンタン&ダンケルクの祭り 今年初のアゲハ蝶✌ ‐コロナとともに⑤-追記

そろりそろりのコロナのある暮らし。

先日はそろりそろりと美術館に行ってきたのだが、その話はまたいつか。前回の続きを書かなくちゃ。毎回息切れがして尻切れトンボになってしまう💦

コンゴとベルギー王の話の続き。

id:shohojiさまもすぐに関連の記事6月9日 コロナ危機@ブリュッセル 反レイシズム・デモのこと を投稿、2005年11月放映のARTE番組(ベルギー領コンゴにおけるレオポルド2世の支配について、研究者などのインタビューや当時の写真、資料、および再現映像も含めたまとまったドキュメンタリ)をyoutubeから探し出して貼ってくださった。ありがとうございました。

レオポルド2世の残虐なコンゴ支配に関して、ネット上でも話題になっていた。二つほど選んで貼っておこう。

id:shohojiさまはこの王様の別の側面も紹介している。

「(略)この王様、死刑反対論者で、この人の在位中死刑執行は行われなかったはず。

給料を日を決めて支払う仕組み、日曜はお休み、子どもを夜間労働させることを禁止、などなど、いわゆる「良い制度」を導入したのもこの方。」

人間はいろいろな面があるから難しいですね。

 

https://www.lesoir.be/sites/default/files/dpistyles_v2/ena_16_9_extra_big/2020/06/12/node_306727/27585548/public/2020/06/12/B9723709472Z.1_20200612104723_000+GHGG5EG2J.1-0.jpg?itok=ZQqXVbP61591952667

写真: Le Soir

https://ichef.bbci.co.uk/news/624/cpsprodpb/13675/production/_112877497_leoremoval.jpg

 BBC News

レオポルド2世の銅像で既に破損されたものは撤去した。修理しても元の場所には戻さず博物館などに移すらしい。

 レオポルド2世の像は国内各地に残る。人権活動家などは植民地時代の圧政を正当化するものだとして撤去を求めてきた。米国に端を発した今回の運動を受け、ベルギー国内では新たに元国王像を撤去するオンライン署名が始まり、9日までに6万4000人以上が署名した。(毎日新聞10日付)

ところで先ほどのドキュメンタリが2005年と教えていただき、私には大きく頷ける点が幾つもある。私の最初のベルギー滞在(2007~08)のとき、タンタンのコンゴ探検が訴えられていた。社会の空気が熱く、ちょっとヒステリックだなと思ったのだ。ドキュメンタリを多くのベルギー人が見たのならそれは理解できる。

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(写真:BD(本)と当時発行のタンタン切手。各国語に翻訳されたBDの表紙が楽しい。日本語の「ビーカー教授事件」も見える。すべて家に送った封書から回収して額に入れた)

このコンゴ探検は1931年発行、エルジェの二作目だ。その時代のアフリカへの視線を再現したものになっている。さっきちらとのぞいてみたら、確かに今でいう「人種差別」的でコンゴ人の扱いは酷く描写は侮蔑的、また動物虐待も甚だしくて、ユーモアのつもりなんだろうが背筋が寒くなり到底笑えない。ああ、こんな本だったのかと改めて感じいらざるを得なかった。

しかしこの本の発行停止を求めたコンゴ出身の男性に対し、ブリュッセルの法廷は訴えを却下。2012年のことである。作者エルジェは人種的偏見を煽ろうとしてこの本を描いた証拠はない、とのこと。弁護士によれば、あの時代の考え方は過ちだとして当時書かれた作品を差し止めろと言うなら、マーク・トウェインシムノンアガサ・クリスティディケンズなどの作品群もひっかかってくる。残念ながらあの時代は人種差別や偏見はあったのだと。そのことを学ぼう。

本の冒頭に「読者へのお断り」を入れ、時代背景を説明することで落ち着いたようだ。

しかしアメリカの図書館で閲覧を制限しているところがあり、また子ども向け図書から外している図書館もあると聞いた。 今後の展開はどうなるかわからない。

そういえば人種差別表現があるとして、映画「風と共に去りぬ」が配信停止になったね。

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ところで2007年のベルギー滞在に上の腕時計を持っていった。1990年代に夫がフランスに仕事で行ったとき、娘と私に一つずつ買ってきてくれたものだ。赤いお魚が秒針でくるくる回る。(そのせいで電池をひどく食うのが困りもの…)

私は当時ブリュッセルの移民学校でオランダ語を習っていた。あるときクラスの若いフランス人女性(セネガル出身)が私の時計に目をやって「タンタンのコンゴ探検の話、知っていますよね。エルジェはレイシストです」と言ったのだ。いきなりのことで何と返答してよいかわからなかった。その場はそれで終わり、彼女はうちと同じマトンゲ地区に住んでいたので、たまに登下校時に会い、授業やアルバイトのことなどをお喋りしながら歩いたものだ。

今あの学校にいたたくさんの黒人のクラスメートの顔を一人一人思い出している。

 

黒人の仮装をして練り歩く『黒人の夜』

前回、オランダのシンタクラース祭に同伴する従者の黒人(白人が顔を黒塗りする)の問題に触れた。今オランダではますます真剣に議論がなされている。今年はどうかなと興味しんしん。

こんなことを言うと咎められるかもしれないが、オランダのはまだ可愛らしいなと思う。と言うのももっと激しいダンケルクのカーニバルがあるからだ。「黒人の夜」を初めて知ったときは「そんなこと許されるの?!」と危機感を抱いたほどだ。21世紀のこの時代にいくら伝統とはいえ…。

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«Nuit des Noirs» : les antiracistes s'en prennent au carnaval de Dunkerque

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ダンケルクは17~18世紀に奴隷貿易の港町だった。町の重要な行事にカーニバルがあり、観光客も数万人規模だという。カーニバルには多彩なプログラムがあるのだが、その中に、市民が仮装して町を練り歩く『黒人の夜』というものがある。写真の通り、顔を黒塗りにして部厚い唇をかき、羽根などたくさんつけてアフリカの部族のような恰好で…。(規模がわかります→https://www.youtube.com/)

当然黒人の団体は、黒人が奴隷として売買されていた時代を思い起こさせ、人間性を踏みにじり、人種差別だから止めてほしいと主張している。市長や一部の市民は、これは伝統であり人種差別ではない。「笑う自由、一緒に楽しむ自由」はあっていいじゃないかと反論。 

今年はコロナのため行われなかったようだが、来年はどうするだろう。さっき見たらカーニバル2021のサイトは既に用意されていた。注目しよう。

 

🌸コメントに感謝。いつもいっぱい学ばせてもらっている。

BUNTENさん
 一方日本では、植民地支配の歴史に対するフェイクがばらまかれ、過酷な植民地支配の責任者だった人の写真が焼かれる表現が集中攻撃の対象になるのだった。 
同意です。過去の反省もないばかりか歴史を書き換えようとする。
そして日本には現在進行形で凄まじいほどの差別がある。在日の人に対しては狂気じみてるし、またそれを煽る政治団体もいるし、毎日SNSはうんざりするようなヘイトで溢れている。沖縄問題や障がい者、女性や貧困にある人たちなどとにかく弱い人をたたく。差別の問題は相手ではなく私たちの側の問題だということ、崔江以子(チェ・カンイヂャ)さんはじめ在日コリアンで日々闘っている人から学んだ。私たちが変わらなければ。 
URURUNDOさん

アメリカ」を全否定するが、英国、スペイン他欧州が大好きで旅をする友達がいる。私は友達にこれらの国のかつての蛮行はアメリカと変わらないと言った。去年米国でのThe 1619 projectはアメリカの正義の一面を感じる。2020/06/09

これは知りませんでした。教えてくれてありがとう。
このプロジェクトは昨年ニューヨークタイムズマガジンが始めたプロジェクトで、米国における奴隷制の遺産を再調査することを目的としているそうだ。こちらの記事が大変参考になったので貼り付けておこう。最初のアフリカ人奴隷がバージニア州に到着してから400年 | アメリカ ウオッチ Yuko's Blog

 

🌸嬉しかったこと。今年初のアゲハ蝶がかえった!

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うちの花。毎日が楽しみ。

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いま、朝顔もグロリオーサも桔梗もすくすく伸びている。この喜びは言葉では言い表せない。昨日今日のたっぷりの雨も嬉しい恵み❢

ではまた次回!

 

 追記:メモ

www.afpbb.com

 

大阪のデモすごかった!&差別を自分たちの問題として考え始めたのは成果‐コロナとともに④-追記

大阪と東京のデモ

黒人男性フロイドさんが警察の暴行で亡くなった事件に関し、昨日(日曜)は大阪でも様々な国籍の人が参加しデモ行進が行われた。

中之島公園に集合、アメリ総領事館前を通る2キロのコースということだ。私もちょっとばかりtwitterで追いかけていた。

 みなさんお疲れ様!ワンちゃんもありがとうね!

https://pbs.twimg.com/media/EZ5TR6nU8AI1yTK?format=jpg&name=large

https://twitter.com/antifa_osk/

東京でも前日6月6日

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 Japan Today

 ↑私がフォローしている記者カゲヤマさん。

 ↑5月31日原宿の抗議。こういうスタンディング、私は大好き。

 みなさんありがとう!

 

朝はいつもNHKBSを見ている。「今日も抗議デモが中心だろうね」と思っていたら、BBCでは市民が銅像を引きずっていた。

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Bristol George Floyd protest: Colston statue toppled - BBC News

(↑中に映像があります)

それはエドワード・コルストンという人で、お気の毒にゴロゴロと転がされブリストル湾に投げ込まれた。皆さん大喝采だ。コルストンは奴隷商人で、アフリカから8万人もの人たちを連れ出し、アメリカ大陸に奴隷として送り込んだ男らしい。

そういえば、ベルギー国王レオポルド2世(1835- 1909年)の像が大変なことになっているという記事を読んだなと思い、探してきた。(ル・ソワール紙6月4日)

ベルギーの三カ所で像が汚されたり頭に布を被せたりしているのが見つかった。

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Plusieurs statues de Léopold II ont été vandalisées en Belgique (photos) - Le Soir

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https://www.demorgen.be/

この王様、いったい何をしたのか。植民地のコンゴで、搾取と残虐な懲罰による過酷な支配を行ったらしい。ベルギー在住のid:shohojiさんが以前それに触れていたので、こちらどうぞ。(許可頂いてあります)

shohoji.hatenablog.com

ヒットラースターリンポルポトと並ぶ虐殺者」で「アントワープ港に下ろされるゴムは黒人奴隷たちの血で赤かった」など…。またベルギー領コンゴは「切りおとされた手の国」と呼ばれていたらしい。かなりショッキングである。

これもベルギーが向き合わなければならない暗い歴史の一部なのだ。アメリカの黒人男性暴行死亡事件がここにつながってくるとは!

ところでshohojiさん、私は2007~08年、メトロの駅でいうとPorte de Namurに住んでいたんですが、隣のTrône駅近くの広場にもレオポルド2世像ありましたよ。ベルギー国内あちこちにあるんですね。いったいいくつあるんだろう。

 

まさにオランダでも黒人従者ズワルトピート問題がここにきて再燃した。

https://www.playwatchread.nl/wp-content/uploads/2015/12/jeroen3-730x548.jpg

(Alles is Liefde (2007)写真は映画から借りてきただけ。主人公の女性とオランダ王室の王子。王子はズワルトピートに扮するため顔を黒く塗っている)

オランダの伝統行事で、クリスマスより大切と言われるシンタクラース祭シンタクラース - Wikipediaには従者の黒人が欠かせない。オランダの多くの人はこれは黒人差別でも何でもない、伝統だと言う。しかし2013年に国連がこれを人種差別であると批判した。幾つかの自治体では顔の黒塗りをやめたところもある。伝統だから変える必要はないとするところも当然ある。首相もずっとこれを擁護してきた。ところが今回のアメリカの事件をきっかけに首相も考えを変えたのだ。議会でピートに対する質問を受け、そのことを表明したという。

まだ続きますが、今日は一旦ここで切ります。

 

新たな日常

①インフォメーション なんか不思議な感じ。

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②今やオンラインでいろんなことができるね。

芸妓さんとの豊かなひとときはどう?

https://i0.wp.com/mai-ko.com/wp-content/uploads/2017/09/Screen-Shot-2020-06-03-at-17.15.42.png?resize=768%2C515&ssl=1

https://mai-ko.com/tour/geisha-online-meet-a-real-geisha-online-private/

 

https://i1.wp.com/mai-ko.com/wp-content/uploads/2017/09/Screen-Shot-2020-06-03-at-17.37.40.png?resize=768%2C506&ssl=1

ではまた~!

追記:メモズワルトピート(黒人従者

 全文引用

2018-11-15
反ズワルトピート団体、人種差別裁判で敗訴
オランダの冬の風物詩であるシンタクラース祭。赤い服を着たシンタクラースに付き添うのは顔を炭で塗り、真っ赤な唇と大きなイヤリングをつけた黒人の従者(ズワルトピートZwart Piet)たちである。このオランダの伝統行事に対し、黒人を奴隷扱いする人種差別だとして反対を表明する人がここ数年増えてきた。また国連の人種差別撤廃委員会も2015年にこの問題を指摘し、オランダ政府に対し廃止を検討するよう求めている。しかしながらオランダ政府は各市町村に決定を委ねるのみで、積極的な話し合いは行っていない。

今年はオランダ北部の風車が並ぶザーンセ・スカンスがシンタクラースの上陸地点となるが、この地で反ズワルトピートを唱える団体「マジョリティ・パースペクティブ」が政府やザーンセ・スカンスのあるザーンダム市などを相手に訴訟を開始した。14日、ハーレムの地方裁判所で「ザーンダムから行進するズワルトピートは、外見を変更する必要はない」という判決を発表、「マジョリティ・パースペクティブ」の敗訴が決定した。判決は人種差別という観点には触れず、反ズワルトピート団体が訴訟相手のザーンダム市との間に事前の話し合いをもたずに突然訴訟に出たというのが、訴えを退ける理由となった。ただし判事は判決のあと「表現の自由」を尊重したと述べている。

ザーンダム市は判決前にすでにピートの外見を変更したと語っている。これまでも他の市町村で典型的な黒人奴隷を彷彿させる外見をとりやめているところも出ている。国民の間でも伝統を守るべきだとする人たちと、人種差別の典型であるズワルトピートは廃止すべきだという意見が二分している。

日本人に欠けているのは怒り 全米の抗議デモ ‐コロナとともに③-

私たちは激動の時代を生きている。その認識を日々あらたにしている。思い返せば年が明けたばかりの頃は実にのどかだったな。その後厄禍に見舞われるなど露ほども考えていなかった。

ちょっと暮れから一月の初めがどんなだったか思い出してみる。私はルンルン気分で羊肉のクスクスを作っていた。ビーツが豊作でそれを使ったピンクな料理にのめり込んでもいた。一時帰国した息子のために、車で遠くのケーキ屋さんまで公現祭のガレット・デ・ロワを買いにもいった。切り分けたパイからフェーヴを引き当てた息子は、子どものように喜んで、ずっと金色の紙でできた王冠をかぶっていたっけ。3月に結婚する予定であったから「これは幸先良いぞ」と私も嬉しく思い、しあわせな一年を頭の中で描いていた。しかし前にもお話したが、コロナ禍で結婚式は中止となり、息子夫婦は今も渡航がかなわず離れて暮らす。

10年後、20年後に振り返ってみて、やはり2020年は特殊な位置づけ、歴史に色濃く痕を残す一年となるだろうか。腐敗しきった日本の政治や格差・貧困などの諸問題に加え、冷戦再び?の大国の争い、そこにドシンとコロナが世界中を恐怖と混乱に陥れた。そろりそろりと新たな日常に足を踏み入れた矢先に、黒人男性ジョージ・フロイド( George Floyd)さんの不条理な死である。今アメリカだけじゃなく世界中で、この差別の問題に向き合おうとしている。

2020年が歴史に残る年になるとしたら、スペイン風邪に匹敵するような新型コロナより、それを契機にこれまでの価値観が大きく変わる、変革の年としてかもしれない。だってコロナ前は普通に使っていた「グローバル化グローバル資本主義」なんて言葉、コロナ禍で移動を制限されている間に人々の頭から消え、古臭い死語のようになってしまった。「世界を股にかけて」「経済成長」なども消えるだろう。もはや工業製品をバンバン作って輸出して、あるいは農産物を遠い国から輸入してという構造は変わるだろう。近隣の国々の間で、信頼と連携を深めて「新たな日常」の経済活動を進めていくのがいいと思う。(他国の信頼を得るのは現政権では難しいだろうが。)

作りすぎや使い捨ての無駄をやめ、テレワークも活用し、労働時間や痛勤を減らして、教育や福祉や文化活動などにもっとお金を使って人間らしいゆとりある生活に移行していけたらいいな。大切にしたいのは「生活の質」である。

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新たな日常

↑距離をとるようにどこにでも書いてある。

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新たな日常のパン屋さん

(↑どれにしようかなと迷いながら選ぶ楽しみは失われ、個包装になっている。焼き立てパンもしかり)

 

差別への怒り

ミネアポリスでジョージ・フロイド氏が警官に押さえつけられ、亡くなってから10日がたつ。報道を見たときはショックで体が凍り付いた。つまり殺人現場の八分余りがまるまる動画で流れたのである。世界中の多くの人が見ただろう。そんな理不尽なことってないよね。仲間の警官も動画を撮っている人も誰も止めなかったの?そんなにも簡単に一人の命が奪われていいわけがない。しかも丸腰で抵抗もしなかったというのに。やりきれない悲しさがずっと心に貼りついて離れない。

そして瞬く間に全米に広がった人々の激しい怒り、強い連帯意識、正義を求め体を張っての抗議、どこまでも続くデモ行進の列。私たち日本人に欠けているものが全部あった。しかしまたしても扇動したり破壊と略奪に走る者たちが現れ、トランプ発言の数々が物議を醸し(「略奪が始まるなら射撃が始まる」など)、火に油をたっぷりと注ぎ、アメリカ国民の分断をさらに煽るのだ。

抗議のムーブメントはすぐさまヨーロッパ大陸にも広がった。ロンドンやベルリンやパリなどで人が街路や広場に溢れた。コロナ禍のなかで。

オランダ・アムステルダムの様子はイアン・ブレマー氏が伝えてくれている。(ダム広場)

ハーグではよく組織され、1.5メートルのディスタンシングが取られて お手本のような集会だった。アムスのはさすがにまずいだろう。Facebooktwitterなどにより、人々は自由意思で参加したのであるが、これほど大勢が集まるとは誰にも予想できなかったらしい。オランダの”Black Lives Matter”委員会の人も、警察も、市長も。市長さんも参加していた。

「自分の健康より連帯のほうを選びました」と参加者はTVインタビューで答えている。コロナ生活の規則は承知しているが、どうしても来たかったと。

アムステルダムのような混雑状態を恐れ、オランダの他の都市では集会のできる広場を封鎖したところもある。

ところで「この日ここに集まった人は2週間の自己隔離をしなければいけませんね」とTVアナウンサーが言ったので私は正直驚いた。「するかなオランダ人?いや、しないでしょ」とこっそり思っている。

 

逮捕された元警官の名前が驚きだった。

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 PEOPLE.com

フロイド氏の首を膝で押さえつけた元警官は左 Derek Michael Chauvinという名前だ。Chauvinという苗字、これはフランス語であるが日本語でもショービニズムと使われている。詳しくはこちら→排外主義 - Wikipedia

手元の仏語辞書で確かめてみよう。

chauvin盲目的愛国心を持った、狂信的排外主義の(プチロワイヤル3版)

フランス語を習い始めて初期のころに覚えた単語だ。なぜならフランス人同士の会話に「あいつはショーヴァンだからな。付き合わない方がいい」などとよく出てきたから。

Chauvinというファミリーネームは、アメリカにはカナダから入植した兄弟と共に入った。それほど珍しい名前ではないようだ。ルイジアナ州にはショーヴァンChauvin, Louisiana - Wikipediaという地名もある。

 

今日は一旦終わりにしようと思う。

こちらfavoriteclieさん に教えてもらった動画です。本当にすばらしい。ぜひ見てください。favoriteclieさん、いつもありがとうございます。

それとこの可愛い子たち!これを見ると救われる。

 

🌸戻った日常風景

公園でバトミントン 

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虫取り

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父の日のお買い物に行きました。

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カカオ農民がチョコレートを食べる日&ブルーインパルス三密だった。追記 ‐コロナとともに②-

もしかしたらチョコレートが食べられるようになるかも。

今朝ぼんやりしていたらNHKニュースがちらと聞こえ、

全自動PCR検査装置 国内販売を目指す 千葉の会社 新型コロナ | NHKニュース

調べてみると、あの千葉にある会社PSSは5月28日に「PCR全自動検査装置と一体化したPCR試薬の厚生労働省への保険適用のための申請…」とのこと。詳しくはHPのこちら→プレスリリース一覧 | IR・投資家情報 | プレシジョン・システム・サイエンス

すると昨日29日<マザーズ>PSSがストップ高、5年9カ月ぶり水準 PCR試薬の保険適用申請を材料視 :日本経済新聞

そう、不安なのは今後の第二波・三波で、今からでも万全の備えをしていかなければ。病床やスタッフだけじゃなくやはり検査だ。あの人の言うように「テスト・テスト・テスト」そして軽症者・無症状者の隔離ではないか。コロナとの長い戦いを考えると全自動検査機は数台、いや10台くらいほしいなあ。適切に検査をして、陰性がわかった人だけで経済を回していくのがよいと思う。

私たち一般人だってものすごく考えて慎重に暮らしている。また協力できることや寄付など、なんでもできることを探してやっているのだ。だから国が(都もだけど)ちゃんと仕事をしてほしい。あと正確なデータ開示!

 

ブルーインパルス

昨日ブルーインパルスが東京の空を轟音を響かせて飛んだ。

 

今朝オヤコフン (id:massneko)さんがすばらしい映像を挙げている。

凄くきれいなのでみなさん是非ね❢こちら↓↓ 

massneko.hatenablog.com

飛行ルートは、コロナ患者を受け入れている感染症指定医療機関の上空を、各機関を結ぶようにして2周飛んだのである。うちの近くの駒込病院はコースの初めのほうだった。近くに住む人が「病院の屋上は鈴なりの人」とツイートしていた。手を振ったり写真を撮ったりしていたらしい。

だけどね、水をさすようだがこの計画を聞いたときから私は反対だった。

そんなお金あったら医療スタッフ支援に当ててほしかった。慢性的に不足している備品とか検査機とか、また病院施設やスタッフ個人個人への補助金などに。税金の使い方間違ってると思う。

https://uploads.metropoles.com/wp-content/uploads/2020/04/02170536/people-wearing-diy-masks-3951628-1.jpg

拍手はいらない、マスクをくれ!Chefs mostram como fazer máscaras com materiais improvisados

 

コロナの時代 図書の消毒は?

先日よんばばさんへのコメにも書いたのだが、うちの近くの区立図書館には図書消毒機が導入されている。4年かもっと前だったかな。当時しばらくの間、会社のスタッフが常駐して利用者に説明をしていた。

どんなものか想像のつかないかたはこちら。

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https://www.trc.co.jp/solution/img/bookcleaner_liva_01.jpg

株式会社図書館流通センター(TRC) || 書籍消毒機(図書館ツール)

みなさんの地域ではどうだろうか。もともと私は図書館から借りた本は、表紙だけアルコールを噴射してよく拭いてから読んでいた。昔はそんな習慣はなかったが、子どもたちが小さい時図書館から借りた本がずいぶん汚れているのに気づき、以来習慣となっている。これからはどうなんだろう。図書館の本はビニールがかかっているのでアルコール消毒はした方が気休めでもいいかなと思う。

 

コロナの時代のビアホール 銀座ライオンビル

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1899年創業の銀座ライオン、久しぶりに行ってきた。夏以来である。ディスタンシングのため、隣り合うテーブルは空席にしていた。席が空かなければ入店は断られるのだろう。店の入り口では熱を測り、手を消毒する。

 

ではまた次回!

 

🌸前回も犬のすばらしさについて書いたが、こちら韓国のワンちゃんもすごいので見てね👍

追記:写真家の目で個々の写真を見るとまたおもしろいものだ。

ブルーインパルスに「手を振ってこたえる病院関係者」は「自衛隊中央病院」だったのか。

 

新しい三つ巴生活 &犬の鼻も借りたい ‐コロナとともに①-

コロナがくれたもの…

そろりそろりの新しい生活様式。ただ、人々のなかに危機意識は定着しているようで、すれ違う人の身のこなし方を見てもコロナ前とはまるで違っている。ちょっと頭を下げたり手ぶりで伝えたりそれが奥ゆかしいと感じることもあり、アルコール消毒や間隔をあける、時間をずらすなどは指示を待たずとも慣れたものである。

コロナを通して思いがけず手に入れたもの、それはスペース静けさだった。特に東京のように密集と喧騒が日常のところではなんと贅沢なものであることか。コロナの前には想像もできなかったことだ。こんな生活もいいな。

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地下鉄車両の注意書きには、換気のため窓を開けていること、マスク着用は必須のこと、会話は控えめになどと記されている。乗客は間隔を空けて座っている。

ところが!

閉まっている店舗は依然として多い。銀座和光の正面ディスプレイは和光の歴史を高らかに謳っているが‥

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休業。なので広い歩道がさらに広く感じられる。その、ルイス・メンド氏によるアートワークの前で、ディスプレイと同じピンクのシャツを着て男性がのんびり座っていた。

いつもは人でいっぱいのJR上野駅のアトレ、全館休業だったのはかなり驚いた。

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東京藝大そばのカフェ。

ここを知っている人には珍しい光景でしょ。いつもは席をとるのも難しい人気店なのに。時が止まったようだ。

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そして藝大といえば毎年9月の藝術祭、今年は中止(号泣!)おみこしも見られないね。コロナのやつめ!

 

上野桜木あたり

上野桜木にあるクラフトビールのお店は開いていた。早速おいしいビールを頂いた。(5月28日)
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これは3月に行ったとき。

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上野桜木あたりというのが店の名前で、コンセプトがおもしろい。ビール+食事のできる店と塩やオリーブを売る店、さらにファッションのブティックなどが路地と庭でゆるやかにつながっている複合施設。昭和十三年築の日本家屋に手を入れた珍しい複合施設である。

上野・日暮里あたりにいらしたらぜひ寄ってみてね!上野桜木あたり

 

コロナ探知犬の活躍待たれる

コロナ感染患者を嗅ぎ分ける、しかも無症状の患者でもわかるというからビックリ。PCR検査いらなくなる?(ま、それはないけど)

犬は人間の2万倍以上の嗅覚だとか。凄いなあ。このニュースはフランス2と蘭NOSで見たので、それをもとに簡単にまとめておこう。

現在この研究・実証実験・訓練は英国・仏・米で進んでいて、近く空港などにコロナ探知犬を配置させたい意向だ。フランスでは獣医師と消防が協力して訓練している。消防署に「勤務」するオスロ君(写真)は普段は行方不明者の捜索に当たっている。今回コロナ担当に抜擢された。

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まず病院の協力でコロナ患者の汗を集める。タンポン(分泌物を吸収する筒状の綿またはガーゼ)をわきの下にはさんで汗を吸収したら金属容器にしまう。健常な人の汗も採取しておく。オランダではさらに別の病気・疾患の人の分泌物も集めている。

サンプルをボックスにセットして犬に嗅がせる。犬は「ここだよ」と伝え、正解だったらそのあとご褒美をもらえる。毎日数回訓練しているオスロ君。

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Kunnen honden het corona-virus ruiken?

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こちらはもっと多い選択肢から選ぶワンちゃん。正しい番号5番を前脚で示した。95%くらいの正確さでコロナを探知するという。

私は全く知らなかったが、犬はすでにマラリア前立腺癌、パーキンソン病などを嗅ぎ分けた成功例がたくさんあるらしい。今後の課題としては、どんな犬種が探知に向いているか、訓練犬とスタッフを増やすこと、病院の協力でコロナの汗サンプルを多く集めることなど。犬を配置する場所は、多くの人が短い時間で移動する空港や大きな駅や大型ショッピングモールなどだそうである。

 

雑記

文化活動も6月から徐々に再開するね。

japansociety(米ニューヨーク)さんがいつもおもしろい。大林監督の四十九日だというので、ソフィア・ローレンのCM「ホンダ・ロードパル」を送ってきた。70年代のCM懐かしすぎる。

パリノマスク 見せてもらった。

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https://www.boldoduc.com/ 

フランスが誇るボルドデュック社の製品だそう。ちっ、羨ましすぎる。

マスクといえば100年も前のスペイン風邪の時だって付けてた。

After the Coronavirus, Prepare for the Roaring Twenties - The Atlantic

https://cdn.theatlantic.com/thumbor/-r2RXhXIrHevbr-REwf4TnJyl_U=/0x32:4257x2425/720x405/media/img/mt/2020/05/GettyImages_2642660/original.jpg

Two women wearing flu masks during the 1918 flu pandemicGETTY

https://cdn.theatlantic.com/thumbor/CunNzBkIgv8KmqKUKE6sZNTCS14=/672x508/media/img/posts/2020/05/GettyImages_53367355/original.jpg

Baseball players wearing masks that they thought would keep them from getting the flu during the influenza pandemic of 1918 (Life Images Collection / Getty)

 

最後にあつ森ファンに。

「もくざい12、てっこうせき4」とその返信。

ではまた次回!

カカオ農民のみんな、がんばろうね!  

政治の季節を迎えた日本? -コロナ第二シーズン⑦-

東京は本日も 

鋭意巣ごもり中!

(明日からは”○○”を考えなくてすむからよかった!)

 

開いた窓 

外国人から「日本って政治の季節を迎えてるんじゃない?(^_-)-☆」なんて言われている。そうだといいな。ずっと思っていたことを言語化して自分なりのやり方で発信してもいいんだ、ずっと孤独に感じていたけど皆とちゃんと繋がることもできるんだ…そうした認識を新たにしたこと、コロナ禍、コロナ下の成果であったと思う。

前回は疲れて中途になってしまったので今日はあと二点書いておきたい。

まずコロナからの思いがけない援軍は「開いた窓」だった件。国会中継を見ると外からの抗議の声がよく聞こえていた。なぜなら三密を避けるべく、委員会の部屋は窓が全開になっていたからだ。交差点に近い2階の角の部屋だったらしい。議員たちにはよく聞こえただろうし、中継を見ているお茶の間にもその静かな怒号はそのまま実況された。(火事場泥棒が通報されているみたいな可笑しさがあってウケるね)

これは組織化された抗議活動ではなかった。主催者がいないアクション#国会個人包囲0515、個人が個人の責任でプラカード持参し、勝手に集まるスタイルだった。その前の13日にも#検察庁法改正案に抗議します サイレントスタンディング

もう時間がない、何としても止めねばとStayHomeのなか、必死の思いで集まってくれた人たち、私は心から感謝している。

NHKニュースの中でもその抗議の声が聞こえたとき、正直言うと涙がこぼれた。twitterのうねりとともに私たちに大きな勇気をくれたスタンディング。もし翌週、20日などに強行採決なんてことになったら私も国会前行こうと決めていた。うちは地下鉄で15分と近く、実は自転車で行くこともよくある。(皇居周りは良いサイクリングコース)

 

Choose Life Project

もう一つ書いておきたかったのは、SNSだけじゃなく繋がる手段として動画メディアもあるという発見。

www.youtube.com

ご存知のかたは大勢いらっしゃると思うが、私はこのStayHome期間中にこれに出会い、感銘を受けた。ちょっとサイトを覗いてみてほしい。議員さんや一般人のゲストもゴージャス、内容も濃く、多くを学べ、また司会の津田大介さんがすっごく良くて毎日のようにリアルタイムで見ていた。見逃したらアーカイブで見られる。

既存メディアはとっくに死んでいると思っている。大事なことは伝えないばかりかNHKなどは切り取り編集した報道を意図的に流すことがある。恥ずかしくないのかと思う。多くの民放局や新聞の多くもがっかりさせられる。

日本で起きていることは海外の報道のほうがよっぽど正確かつ簡潔に伝えている。また信用もできる。何人かの特派員は顔も知っているので、私は時々、集会やデモに来ているかどうかチェックしている。(出席とってる先生の気分^^)

ともあれChoose Life Projectさんのような活動は今後も応援していきたい。

 

みなさんのブログからも勇気をもらい、励まされている。(不器用に切り取ってすみません。許してね)

よんばばさん、いつも素晴らしいエントリばかりだが、先日のこちら。

hikikomoriobaba.hatenadiary.com

…やっと芽吹いた民主主義の芽。まだまだ頼りない幼い芽なのだ。水をやったり、必要なら添え木をしたりして、手をかけて育てていかなければいけない。放っておいてぐんぐん育つものではないのだ。…

もうひとかた、 アベノマスクを受けとったばかりのtokyo100kさんは

tokyo100k.hatenablog.jp

…私は今後この発信を「賢い市民を目指す」「その仲間を増やす」ために続けようとしています。

そして、それを宣言するに丁度いいタイミングで、アベノマスクが届きました。「コロナ後」が始まる、今がそのタイミングなのです。

ゆかこさんはその前の記事二本当たり前を守る責任Ⅰ|Choose Life Project - ゆかこの部屋とそのⅡもいい。読むべし❢

おっしゃる通り、私たちは今後も地道に仲間を増やし、互いに学びあい、民主主義を育てていかなければ。「国民はすぐに忘れる」などとふざけたことを言わせてはならない。

今日はここまでです。

 

🌸ツイートから

 日本は台湾やベトナムや中国などから多くの物を寄贈してもらっている。感謝!

 

 🌸白井聡氏が 大学の学生に出した課題が…。皆さんならどんなレポートを?

 🌸最後にこちら

 

ではまた~!

「黒革の手帖」じゃなくて「 黒川の辞表」だった件 -コロナ第二シーズン⑥-

東京は本日も 

全力で巣ごもり中!

(これね、○○巣ごもり中の”○○”を毎回考えるのも大変だから早く東京も解除してほしいなと思っている)

 

「黒川の手錠」のほうがよかったな

皆さん知ってた?毎年5月14~20日ギャンブル等依存症問題啓発週間なんだって。ま、そんなことは黒川氏には関係ないか。「犬の散歩以外の黒川氏の趣味は麻雀とカジノ」とかねてから有名だったらしいが、よりによって国民がStayHomeを余儀なくされ、SNSやスタンディングを通して検察庁法改正反対を叫んでいるさなかに賭け麻雀って!?驚いたな、どういう神経の持ち主なんだろう。これまでに何度も、産経・朝日の記者たちと卓を囲んでいたらしい。三密じゃなく四密だ。(←あ、これはいらんかった。)さらに「余人をもって代えがたい」黒川氏は麻雀会場への往来に新聞社のハイヤーを使っていたと。

次から次へとわれわれの理解も想像も越える出来事が起こり、めちゃめちゃ疲れるよね。またこんなストーリー展開など、小説にしようたって編集者から「あはは、それ荒唐無稽すぎますよ」とダメ出しが入り、書き直しを迫られるレベルだと思う。

あれだ!「それはいくらなんでも、それはいくらなんでも…」と国会で否定した太田理財局長のセリフを思い出す。いくらなんでもありえないことばかり。だがそんな、フィクションの世界も超える現実、ディストピア日本に私たちは生きている。もういいかげんにしてほしい。コロナ対策に集中してくれと言いたい。そして稲田検事総長じゃなくてアベ首相の責任が問われるべきだ。

先日「これ読んでみて」と人に教えられ、2月の文春記事“定年延長”黒川弘務検事長に直撃取材 を読んでみた。黒川氏はこんなことを言っていたらしい。

黒川氏は『自分が総長にならない方がいい。自分はこれまで“安倍政権べったり”などと散々悪口を言われてきた。新任検事や若手の検事がトップをみて、士気が下がるのが怖い』と敢えて意欲を隠してきました。

ところが、その言葉とは裏腹に、昨年9月の内閣改造では菅氏に近い河井克行氏が法相として入閣。黒川氏の総長就任への布石だとの見方が広がり、河井氏が公職選挙法違反の疑惑で辞任した10月以降、検察首脳人事は再び迷走を始めるのです(検察関係者)・・・

*詳しくは記事をお読みください。

そんな運びだったとは。黒川氏は哀れな人だ。それにどうやらギャンブル依存症みたいだ。依存症はどんどんエスカレートしてより強い刺激を求めていく、と聞いたことがあるがどうなんだろう。立場や時期を考えてもやってはならぬことをしているのが刺激的で快感を覚えるのか。全能感に酔いしれ自分は大丈夫と思っているのか、それとも実は小心者でギャンブルでただ現実逃避していただけなのか。家族や友人にどう申し開きしたんだろう。

訓告なんか軽すぎると皆思うよね。

そして実はさほど驚いてもいない私。ああ、またか。ああ、やっぱり…とちょっと慣れてしまっている、困ったことに。あまりの腐敗ぶりとスキャンダル続きでホント言葉を無くしているのだ。

2年前などはもっとずっと怒ってデモや抗議集会に出かけていたものだ。口もきけないほど怒り心頭で、1週間に3回も行ったことだってある(笑)。最近は腹は立つが虚しさがつきまとっていた。今年1月の新宿デモも写真を見るかぎりけっこう壮観だし、家族連れも若い人も多くて良いデモ行進だったけど、首都東京なのに3000人程度、というのが私には不満で「うねり」というものは感じられなかった。

 

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可視化されたうねり

緊急事態宣言を受け、またその前からテレワークも始まり、多くの市民が家にこもる日常は思いがけない成果を生んだ。「暇なので子どもと一緒に国会中継を見ている」というツイートを何度も目にするようになった。「国会って初めて見たけど酷いな」

また子どもは正直なので「あの人、質問になんにも答えていないよ」「どうして紙を読んでいるの?」などと親にぶつけてくるそうだ。私は心の中でニンマリほくそえんで、不誠実な答弁やなんとか論法も多いが、野党の皆さんが概ねすばらしいから、一部分でもいいから見る価値ありだと思っていた。

そんなさなかに出てきた検察庁法改正案。野党不在のまま翌週採決されようとしている。「火事場泥棒」と非難されるゆえんだ。やりたい放題の政権に対し、改正案反対の署名運動はずっと前に始まっていた。だがそれだけでは明らかに不十分だったろう。

このとき国会を見ていた笛美(ふえみ)さんというかたが翌日(8日

検察庁法改正案に抗議します

というハッシュタグでツイートした。そこにはご自身の意見も添えられていた。

右も左も関係ありません。犯罪が正しく裁かれない国で生きていきたくありません。この法案が通ったら『正義は勝つ』なんてセリフは過去のものになり、刑事ドラマも法廷ドラマも成立しません。絶対に通さないでください。

このハッシュタグは時間とともに ぐんぐん伸びていって、多くの著名人もそこに加わり、自分の思いをぶつけた文言とともに大きなうねりを作っていった。はっきりと目に見える勢いのハッシュタグは初めての経験だった。よんばばさんのコメ欄にも書いたのだが、10日の午前3時ころ、どうなってるかなとのぞいてみたら100万をゆうに超えていた。二度見、三度見して体が熱くなり、これはもしかしたらすごいことになるんじゃないかと思った。最終的に何百万ツイートか正確な数は知らないのだが(900万以上?)これを無視できなくなった政府は今国会での成立を見送り、そののち廃案となったわけである。その様子はフランスの二紙(リベラシオン、ルモンド)の記事になり、特にリベは俳優や歌手、漫画家やアーティストの名前まで挙げていたのが印象的。ロイターは時のひと笛美さんにインタビューした記事を掲載した。

小泉今日子さんの呟き、「小さな石」の喩えが良い。

 長くなったので今日はここで終わります。

 

🌸わが家も花盛り。坪庭の一角を撮ってみた。

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↓こちらだけ簡単に説明をつけます。

上段左:コーヒーの木(室内。今年初めて花が咲いた)右:ヒペリカム(黄色い花と赤い実が可愛い)もしかしたら別の名前かも?ご存じのかたよろしくね。

下段左:シルバーレース 右:八重咲きドクダミ(去年見知らぬ人から玄関先に届けられた珍しいドクダミ。清楚な花を咲かせる)

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🌸いつものようにtwitterから。

任天堂 世界の人と人をつなぐ魔術師 -コロナ第二シーズン④-

 任天堂の強運に舌を巻く

ゲームはいっさいやらない私でも任天堂に対する興味は尽きない。このコロナ禍のタイミングで「あつまれ動物の森」を出してきたこと。人々が外出を制限され、自宅に閉じ込められる中で、自由に好きなことができ、どこへでも行け、友だちもいっぱい作れる…そんなパラレルワールドを世界中の人にプレゼントしてくれたのだ。ゲームをやらない私にとって任天堂花札(大統領→註)止まりであり、これからもあり続けると思うが(笑)。やはり任天堂は勝負師だったか。いやコロナの時代の救世主か。

 

これは何でしょう?

https://pbs.twimg.com/media/EXvMxe_XQAE9Hl6?format=jpg&name=small

@TigrouMeow

先日、私がtwitterフォローしているMeowさん(日本在住のフランス人。写真がすばらしくいつも感心している)が「これ何だかわかる?」と皆に聞いた。フォロワーの一人がすかさず「Animal Crossing!」と正解した。

Animal Crossingは「あつまれ動物の森」のことで、Meowさんのフォロワーさんは圧倒的に若いフランス人が多いからすぐにわかるのだ。

私だって気づいていた、答えが「ツツジ」ではないことくらいは。2020年の春的には、コロナ暦元年の春的には答えは「あつまれ動物の森」(以下あつ森)が正しい。

ちょっと調べてみたら、庭に植える植物や低木もいろいろあることがわかった。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/c/cenecio/20200513/20200513082118.png

皆さんtwitterなどで意見交換していて楽しそう。あつ森でもマスクもしているんだね。そういえばマミーさんもたまうきさまもマスクに触れていたっけ。

メトロポリタン美術館まで参入!

はてなブログでも多くの人があつ森に夢中らしくその魅力を語っている。私が一番心打たれたのは aeさんのこの文章である。(引用の件お断りしてあります)

(略)しかし

このゲームの癒しは

ボンビーが出てこない
努力は必ず報われる
悪が存在しない
病気は薬であっと言う間に治る

であると思います

 しかもコメント欄で教えてくれた。

ボンビーとはですね
桃太郎電鉄と言う、犯罪者まで生んだ中毒的ゲームに出て来るキャラです

私が「ボンビー」を知らないことはお見通し(笑)。aeさんありがとう!いつも学ぶことがたくさんあって嬉しい。

おばあちゃんが立った!

勝負師任天堂リーマンショックの頃も強かった。Wiiが大ヒットした様子は、当時ベルギー住まいだった私にもメディアを通して伝わってきた。ベルギーではあちこちで奇跡を起こしていた。Wiiの様々なプログラム(って言うのかな、トレーニングとかゲームのこと)が楽しくて、高齢者施設で大好評だというTVレポートも見た。Wiiを施設のホールに導入したら、それまでは無気力だったお年寄りが体を動かす喜びを覚え、またゲームに夢中になったりして生き生きし始めた。散歩もできるようになった人、ヨガまで始めた人など…施設経営者はその効果に驚嘆し、任天堂にお礼の手紙を書いたという。

体が不自由でなくてもそもそも老人と孫世代にはギャップが大きく、親が里帰りしようと言うと子どもはたいてい「つまらないからいや」と不満を漏らしていた。(ベルギーも日本も同じだ)しかし母親が試しにWiiを買って持っていき、一緒にやってみたら楽しくて時間もあっというまに過ぎ、世代間の距離もあっけなく縮まった感があると話していた。

知らない人同士を結び付けるポケモンGO

これも前回のベルギー滞在とかぶるので思い出深い。ベルギー・フランスではポケモンGO発売を待ち焦がれ、何週間も前から話題になっていた。私はなぜそんなに大騒ぎするの、まだやってもないのに…と冷ややかに見ていたが。

早速TVのリポーターが入手し、それをもって街に出た。するといきなり40代くらいの女性が嬉しそうに走り寄ってきて「あなたもやってるの?」と会話が始まった。この人はマリオの頃から任天堂の大ファンでポケGOを心待ちにしていたと言った。家族全員で楽しんでいるという。

ポケGOが会話のきっかけとなり友人が増えた、家にひきこもりがちだった人が外を歩く楽しみを知った…こうして人間関係も多彩になり、健康効果もあって大成功を収めたようである。

下の写真は以前紹介したのだが、ベルギー・アントワープ市は動物園をまるごと若者たちに開放した試み。ポケGOファンに8月の一日だけ、夕方の2時間だけここへ来て存分にやっていいよ~。それで15000人もやってきた。なんとも粋な計らいではないか。

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ポケモンキャラの名前を子どもにつけるブームが起きたり(過去記事ポケモンキャラの名前を子どもにつける親たち)フランスの銀行ではカードの図柄にピカチュー他ポケモンシリーズがお目見えしたりした。そのあとも次々と新しい機能が追加され、人気は依然として高い。毎年シカゴでは三日間のポケモンGOフェスタがあるらしい。

ポケモンを求め1800キロも歩いてきた英ガーディアン記者の記事がおもしろかった。「恥ずかしながら(まだ)ポケモンGO中毒です」英紙記者、子持ち、52歳男性の告白 | 

 

今日はここまで。任天堂についてちょっとばかり語ってみた。

 

🌸twitterから どれもおもしろい!猫多め。

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コロナの時代の猫たち

 

🌸ツツジといえば 10no3 (id:k10no3) さんのお写真がすばらしい。一枚だけお借りします。

大乗寺丘陵公園のツツジ(中編) - 金沢おもしろ発掘

大乗寺丘陵公園の前編も見てね。金沢ってほんと何もかもゴージャス。住んでいる人は自慢だろうなあ。

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 註:花札・株札|任天堂

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