こんばんは。 暖かく気持ちの良い季節が戻ってきました。季節は浪士さま(id:akouroushix)も連れて戻ってきました。 何とも不思議な気がしたものです。ちょっと、聞いてくださいます?過去エントリで、浪士さまに言及した記事*がすごく読まれているので、「…
YARN(ヤーン)って英語の単語、知ってる?編み物などに用いる糸のほかに、動詞で「おもしろい冒険談をたっぷりと話す」という意味もあるんだって。知らなかったなあ。「編む」という冒険を世界をまたにかけて楽しんでいる人たちの、とっても素敵なドキ…
前回記事顔真卿(がんしんけい)から 細野晴臣コンサートポスターを思い出した。 こんな地味で簡素なエントリに、まさか1000近くもアクセスがあるとは!思いがけないことがあるものだ。9割以上がSmartNewsとTwitterだった。 展覧会について知りたければ、私…
書の展覧会に行ったら戦場だった、というお話から。 上野の国立博物館へ、書を見に行った。特別展「顔真卿―王羲之を超えた名筆」東京国立博物館 - 展示 日本の考古・特別展(平成館) 特別展「顔真卿 王羲之を超えた名筆」 上野は近いのでまず予めチャリで下…
前回岡上淑子フォトコラージュ「沈黙の奇蹟」展 糊とハサミと洋雑誌と。展覧会-1- の続きです。 『天性』1951年 The Third Gallery Aya - Artists 岡上淑子 BIOGRAPHY 戦禍と天災 岡上淑子についてはほとんど前知識なく展覧会に行った。頭部が物に置き換わっ…
岡上淑子(おかのうえとしこ)の展覧会が やっと東京でも。 「沈黙の奇蹟」展 ↑ポスターの作品は『夜間訪問』(1952年。東京国立近代美術館蔵) やっと東京でも、と書いたのは去年高知県立美術館でやったのをツイッターを通して知り、東京に来ないかな、来た…
11歳のジョナー君 編み物は趣味なだけじゃなく… 数日前に読んだ記事に感動して、忘れないうちに書いておこうと思う。ウィスコンシン州在住のジョナー君は、5歳の時から編み物をしているが、お母さんから習ったわけではない。youtubeで独習した。そして現在、…
たくさんのコメントありがとうございます! 今日は頂いた中からいくつか拾って感想など書いてみます。その前に失敗談を一つ。 ペスなんとか 80年代前半パリ滞在時に遡る。このころは食の多様性について日々多くを学んでいた。異国暮らし、知らないことだらけ…
前回菜食主義の最前線 ベジタリアン争奪戦(#未来世紀ジパング-1-)のつづきです。 昔のことだが、ベジタリアンは仏教徒やインド人以外にもいるんだと知り、新鮮に驚いたものだ。するとけっこう周りにも増えてきて、おかしいな、どうしてだろうと思って人に…
菜食主義の文化(ベジタリアン / ヴィーガン) 先日、テレビ東京の「未来世紀ジパング」https://www.tv-tokyo.co.jp/zipangu/で、海外の菜食主義を特集していて、おもしろかったので簡単に書いておこう。めったにテレビは見ないのだが、マライ・メントライン…
ブログを始めて3年が過ぎた。 前々回エントリ育児は男性の権利、育児は人間の仕事。ジェンダーやセクシズムについて考える-4-(コメントにお答えして)の続きになる。 当ブログは、ベルギー滞在中の連絡用に始めたから、当初は半年くらいでやめようと思って…
今朝はこのニュースに大喜び! 高橋留美子さんが、アングレーム国際漫画祭でグランプリにノミネートされていたのだが、見事グランプリを受賞した。この漫画祭は欧州最大のもので今日24日から27日まで開催される。2015年の大友克洋氏に次いで最高の賞に輝いた…
いつもみなさんから貴重な意見・コメントをいただいて感謝している。 私ははてなでブログを書いているのだが、分析サイトの数字を信じれば、当ベルギーブログの訪問者は95%以上がはてな以外の人である。つまり単なる検索で入ってくる人のほか、おすすめ記事…
ジレット(Gillette)のCM ジレットのカミソリの新しいCMが先週から大きな話題だ。CMといっても商品の宣伝をするわけではない。制作側の意図は明白、#MeTooやTIME'S UP運動を背景に「男らしさって?」と、一石を投じるミニムービーである。 最近は大統領や…
ねずみの嫁入り みなさん、ご存知? ひとことで言うと「ねずみの婿選び」のお話。ああそれ、子どもの頃読んだわ、という人なら、2017年の東京大学文科の国語第三問(漢文)は、問題を読まなくても全問楽勝だったろう。 入試後の解答例を見ると 《出典》劉元…
前回記事「嫁」についてつらつらと考えた正月休み。 - ベルギーの密かな愉しみには15名の方からコメントをいただきました。本当にありがとうございました。これからもジェンダーやセクシズム(女性差別)などについて考えてみたいと思っています。(不定期か…
嫁はつらいよ。 正月休みに読んだ記事で考えさせられたものの一つ、それは「嫁」というテーマ。きっかけはこの東洋経済さんの記事「田舎の長男」との結婚に絶望した彼女の告白 | 離婚のリアル | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準で、 twitterだけで…
マリオカートのある風景 東京都内のあちこちで出会うマリオたち。乗っているのは私が見たところほとんどが外国人風だ。おっと、マリオと言っちゃいけないんだった。「マリカー」という名前なのだ。MariCARhttps://akihabara.maricar.com/をめぐっては、裁判…
遅ればせながら私も みなさんにならって 新年あけましておめでとうございます。 本年もよろしくお願いします。 ↑ 近所の「亀の子たわし」さんが巨大な新年たわしを飾っていた。 ご挨拶のついでにちょっとなにか書いておきます。 ねんねこや 無期限休養に入っ…
国際語になった日本語シリーズ 4回目。 「生きがい」ikigai 日本語の単語なのに海外では思いがけない使われ方をしたり、独自の発展を遂げたりする言葉がある。今日はその中でもブームとなっている「生きがい」を取り上げてみたい。 「クリスマスに生きがいに…
年の瀬ですね。大掃除や買い物、お節づくりなど進んでますか? はてなの皆さんの多くが、あちらこちらでご挨拶を交わしていますが、私はまだのんびりと今から何か書こうとしている(笑)。←あなた、掃除はすんだの?いえ、まだ半分。あしたやるからいいです…
「 貧困と孤独」のテーマ、今日は3回目。前回は→ 胸を打つ海外のホームレス支援 &排除アート 貧困と孤独-2- - Kodokushi(孤独死) すっかり普通名詞化し、国際語になった「孤独死」ということば。実際の孤独死は、うちの近所でも人に看取られることもなく…
*前の記事イグルーをホームレスに!そしてホームレスは靴と足のケアが大事。貧困と孤独-1- -の続き。カテゴリー「貧困と孤独」を新しく作りました。 寒くなると毎年気になるのは、近所のノラ猫たちと顔見知りのホームレスの人々のこと。でもそう思うのは私…
イグルーを贈ろう。 皆さんはイグルーと聞いてすぐわかるんだろうか。私がイグルーという言葉を知ったのはけっこう遅い。大人になってからだ。ああ、あれはそういう名前だったの。氷や雪の塊をドーム形に積み上げた、北極圏に生きる人たちの家の名は。(*1…
怒りの集積所、黄色ベスト運動は…。 *前の記事:マリアンヌの壊れた顔も象徴 &北海道の女子高生がフランスで主役だった話 黄色ベスト-1- -続き。 毎日黄色ばかり見ていてさすがに飽きた(笑)。 ところで皆さんも安全ベスト(反射ベスト)をお持ちだろうか…
12月8日、真珠湾攻撃の日だ。それについて書くわけではない。水道民営化とカッコ付きの「移民法」もろくに論議もせず未明に通ったようだ。まもなく夜が明けるフランスの本日8日のデモもかなり心配だ。あとでニュースを追うことになるだろう。今日はまたフィ…
マリアンヌ(Marianne)破壊の衝撃 フランス共和国の象徴マリアンヌ。顔を襲撃される。これも危機に瀕したフランスの象徴→追記:2019年3月 https://www.bbc.com/japanese/46422570 フランスのデモがとんでもないことになっている。11月17日に始まった燃料税…
今日はいろいろな話題です。 映画『ボヘミアン・ラプソディ』は大ヒットらしい。一人で数回も見に行っては細部についてSNS上で意見交換している人たち。ハッシュタグ#もっとクイーンが好きになるトリビアにもQueen愛と興奮と熱狂が渦巻いている。第三次クイ…
今日は、ベルギーのアラン・ドゥ・アルー(Alain de Halleux)監督のドキュメンタリ映画”BEYOND THE WAVES”(2018年)を紹介する。主役は参議院議員の山本太郎氏。ベルギーでは今年の2月に封切られ、日本では昨日25日、京都大学で初の上映という運びとなった…
*前回映画『ボヘミアン・ラプソディ』観た日は祝祭日。フレディ-1- -の続き。今日は写真が多いです。2019年9月の追記もあります。 ボディーガード氏に感謝。 映画『ボヘミアン・ラプソディ』の中に、フレディの邸宅「ガーデンロッジ」内部が出てくることは…